新・闘わないプログラマ No.256

256


この業界では「256」という数字は一般的にキリのいい数字ということになっているわけでして、そしてこれを「にごろ」と呼ぶのが慣わしになっているわけですが、そもそもなぜ256がキリのいい数字かというのは言うまでも無く、2の8乗が256であり、今の大半のコンピュータが8ビットを1バイトとして、これに対してアドレスを振っていて、このアドレス可能な最小単位で保持できる情報が256種類である、という事情があるわけです。
ただ1バイトは必ずしも8ビットと決まっているわけでもないので「1バイトとは8ビットのことだ」などと言おうものなら、即座に「分かってないねー。そもそも1バイトとは…」と講釈が始まったりする危険性もあるので注意が必要です。そういう場合には、理由はわかりませんが「オクテット」という呪文を唱えるとうるさい講釈から逃れられる、といにしえよりの言い伝えがありますので、覚えておくと便利かも知れません。

さて、そんなことはどうでもいいのですが、この駄文も今回で、このキリのいい256回目ということになります。
で、前々から256回目で何かしようと考えていました。と言うのも、次にキリがいいのは512回目(でも「キリがいい」という意味では256に負ける)だし、その次は1024だし…。しかし1024回目って、よくよく考えてみるに、毎週更新を続けたとしてもいまから15年後のことですね。さすがにそんなにここをやっているとは思えないです。
でも始めた頃には、まさかこんなに続くとは思っていませんでした。最初は隔週更新のつもりだったのですが、それだと更新を忘れてずるずるとそのまま放置、と言う形になりそうだったので強引に毎週更新ということにして、それを公言して、サボらないようにしました。
ところで、この毎週更新というスタイル、(読者側としてじゃなくて、作者側として)一般的には否定的な意見が多いようです。曰く「書きたいことが無くても無理に毎週更新しないといけないのは変だ」、曰く「個人サイトなんだからもっと気楽に書くべきだ」、曰く「何を好き好んで義務のように更新し続けるのだ」。
それに対する私の答えは、「まあいいじゃん、好きで書いてるんだから。自分はこのスタイルじゃないと書けないし」です。
そもそも週1回、月曜日更新、というのは、週末があればそこで何か書けるんじゃないかなあ、ということで決めました。月曜日以外に更新したのは私の記憶では2〜3回程度だったと思います。あと、1週間完全にサボったのが1回。旅行に行って、ノートパソコンは持っていって車内で書こうとしたのですけど、疲れて面倒くさくなってパスしました。4年以上前のことなので、多分当時から読まれている方はほとんどいらっしゃらないと思いますが。

話を戻しまして、記念すべき(?)256回目に到達したわけですけど、具体的に何しようか、というとほとんど何も考えていませんでした。それでもぼんやりと考えたのは、

というような後ろ向きのアイディアばかりでした。それはそれでいいかなあ、とは思ったのですが…。

ところで、私自身256回も書いてきたわけですが、今まで書いてきたものってほとんど全く読み返したことがありません。だから自分でも「このネタ、前にも書いたような気がするなあ」とかいうこともよくあって、それならまだいいのですが、だいたいいい加減なことを書き散らしているだけなので、前に言っていたことと矛盾することを言ったりしているのではないか、と不安になったりもします ←それが恐くて以前のを読み直すことが出来なかった、というのもちょっとばかり理由として挙げられます。
と、ここまで書いて、256回記念企画としていい案を思いつきました。今まで書いた分を順番に読み直してみて、注釈というかコメントというか解説というか、とにかくそんなやつで文章をでっちあげる、と。これなら楽そうだなあ、それで行こう。
というわけで、来週から、過去の駄文を読み返してみて、それについてああだこうだ書いてみたいと思います。一度に何回分読み返すかはまだ決めてないですけど、10回分くらいかなあ、と。これで200回目までやれば、20週間はこのネタで書けるぞ。よしよし。

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