新・闘わないプログラマ No.234

ケーブルテレビ


いま住んでいる集合住宅で、ケーブルテレビを引くことになったというお知らせがありました。私自身、テレビ自体はほとんど見ないので、テレビが多チャンネル化されようがどうしようが、それ自体はあまり興味が無かったりするのですが、例によって例の如く、それを使ったインターネット接続サービスもやっているようで、そちらの方は検討に値するかも、と思いました。
ケーブルテレビ会社のインターネット接続サービスと言うと、詳しい話はあまり興味が無かったので今まで追いかけていなかったのですが、昔聞いた話によると、NICのMACアドレスを向こうに登録しないといけない、とか、複数台接続は認めない、それもルータ(というかIPマスカレード)やらゲートウェイ(proxy server)やらを介して複数台接続することもまかりならん、とか、付与されるのはプライベートアドレスで向こう側でIPマスカレードしてる、とか、そもそもポート番号による制限を加えられていて通るプロトコルが限定されている(出来るのは「ほーむぺーじを見ること」とか「いーめーるを送受信すること」とかだけ)、とか、いろいろと制限がありすぎ、という印象がありました。
いやまあこれは昔聞いた話なので、今は世間の状況も違うだろうし、現実にどうなっているのかなあ、と、今度導入されるケーブルテレビ会社のサイトを覗いてみました。
そこには、常時接続がどうたら、ブロードバンドだからこうたら、ほーむぺーじもいーめーるもらくらく、とかお気楽なことばかりが沢山書いてあって、そんなのはいいからさあ、私はもっと技術的な話が知りたいんだよー、と思ったりしつつ、あちこち情報を捜してみました。
で、なんとか分かったことは、コースが2つあって、一つはDHCPで4台分のプライベートアドレスを付与するタイプのコース、もう一つはやはりDHCPで1個のグローバルアドレスを付与するタイプのコース。
後者は、こちら側でIPマスカレードにすれば何台設置しても構わない、ということらしいです。で、DHCPでIPアドレスを取ってくる段階で、向こう側にMACアドレスの登録も不要のようです。まあ、これなら「いんたーねっとで、ほーむぺーじを見たり、いーめーるを送ったり」する以外のこともいろいろやっている私のような「特殊な(?)」人間でも、それなりに使えるかなあ、という印象を持ちました。
あ、でもニュースサーバは無いのかな? 書いていないところを見ると無いんだろうなあ。

さてさて、いま私のところではフレッツISDNでインターネット接続をしている、というのは前にも何度か書いたことがありますが、これでもまあ、さほど困るというほどのことも無いのですが、世間の流れでもありますし、遅れ馳せながら「ぶろーどばんど」化を図ろうかなあ、と思っていた矢先に、今回のケーブルテレビ導入のお知らせでした。
住んでいるところが集合住宅である、という制約上、自由にケーブルテレビの線であるとか、光ファイバであるとか、そういうのを引くことが出来ないわけで、「ぶろーどばんど」化と言っても選択肢は限られてきます。
いま現在、選択肢として可能性があるのは、

私個人の希望としては、アクセス回線部分の業者と、ISP業者は、別々に出来るようなタイプの方が望ましいのですが、それって上記の選択肢の中ではADSLの幾つかの業者に限られるみたいですね。ISPを自由に選択できるアクセス回線の方が、自分に合ったISP(それも複数だったりする)を選べますから。
そう言う意味では、ケーブルテレビのインターネット接続サービスも、ISP込みなのが難点です。出来れば、NTTのBフレッツあたりが、私の利用形態だと最適なのですが、それは今回のケーブルテレビの線を引く時の検討項目にも入らなかったみたいです…しくしく。
とは言え、せっかく使えるようになったので、当面これを使ってみようか、と思っているところです。バックアップ用も兼ねて、今の電話回線をアナログに戻して、でもってADSLの安そうな業者のやつを捜して、それも使う、というのもいいなあ、と。
しかし、そんなバックアップ回線が必要なほど重要なことを家でやっているか、というと、もちろんそんなことは全然ありません。たんなる無駄遣いです。

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