新・闘わないプログラマ No.155

Webでお買い物


Webでのショッピングサイトというか通信販売サイトというか、エレクトリックコマース(死語か?)というか、そういうのが、いつの間にやら随分増えていることに気付きました ←って、気付くのが遅いか…。
私自身のことを言えば、欲しいと思ったらすぐに欲しい、というか、そういうのもあって、昔から通信販売って、結構敬遠していたところがあったのですけど、でも最近かなり考え方を変えました。
数年前に横浜とは名ばかりの山奥の方に引っ越してしまってからと言うもの(それまで住んでいた所は新宿まで電車で数分だったので、そのギャップが大きい)、買い物に出かけるのも億劫だし、でかい物や重いものを家まで持って帰るのも、トシをとってきつくなってきたのではないか、などと言う事で、最近はこの手の通信販売をちょくちょく利用しています。

そもそも、この手のweb上での通信販売を利用し始めたのは今年に入ってからなのですけど、発端は、私が使っているクレジットカード会社からニッセンという通信販売会社の分厚いカタログが送られてきたことでした。
最初、送られてきたカタログをパラパラ見たときには、「なあんだ、女性のファッション関係の通信販売ね」と、女装に興味の無い(←たぶん←おい)私にとっては何の役にも立たないカタログだなあ、とその辺に投げておいていたのですけど、ある日、そのカタログが机から落ちて、開いたページにパソコンラックの写真が載っていたんですね。
「なんだ、こんなのも売っているのねー」と、パラパラとページをめくってみたら、ちょうど欲しかった女性用下着…ちがうちがう、大きな机が非常に安価で売っていて、だまされたと思って一度買ってみようか、と言うことになったわけです。
その机ってのは、大きさが1200mm×750mmの木目調(あくまで「調」です)の天板に、金属製の脚が4本付いただけの極めてシンプルなやつなのですけど、何せ値段が配送料込みで1万円以下という格安。だまされたと思ってもあきらめのつく値段なのではないか、などと思い、試しに注文してみました。
ここ、注文はwebから24時間いつでも注文出来るし、在庫もその場でわかるし、発送状況も調べられるし、使ってみると結構便利だなあ、と思ったりしたわけです。
で、実際に送られてきた机はどんな感じだったかというと、天板がチャチと言えばチャチですけど、総体的に見て値段相応以上のものはありましたら、これはいい買い物だったと思いました。机って、あまりお金をかけても仕方ないというか、どうせお金をかけるくらいなら、机で浮かしたお金を椅子にかけたほうがいいのではないか、と思うわけでして…と言う割には、いまのところいい椅子は使っていないのですけど。

その後通信販売も結構便利かなあ、などと思い始めて、電気製品なんかの購入に、ヨドバシカメラはときどき利用しています。ここのポイントカードを持っているせいもあるし、店で買うより条件がいい(クレジットカード利用時のポイント還元率や、配送料が無料なところ)ので、結構便利です。ただ、登録されている商品が少な目なところが残念ですけど。商品の数だけならさくらやの方が多いようですけど、他の条件がよくないしなあ。
先日も、いままで使っていた時計が壊れた(=壊した)ので、新しいのを買おうと、ヨドバシのサイトを調べたのですけど、欲しい時計が載っていなかったし。

ところで、この手のサイトの話題では、先日、ソフマップのサイトがリニューアルオープンしたときに、トラブって云々、ってのがありましたが、話によると、今までのシステムをNTを使って再構築したらどうたら、という定番の話もあったりして…。
この手の話というのは枚挙に暇が無かったりするわけなのですけど、いや別に、NTだから絶対だめとは断言できないわけですけど、でも私はやりたくないなあ、苦労するのが目に見えているもん。
そういえば、これはトラブルの話じゃないですけど、先日の「日系コミュニケーション」に「解剖ECサイト JTB(日本交通公社) 売上高60億円目前の旅行サイト 決済機能を切り離し、高負荷を吸収」と題して、こんなことが書かれていました(「日経コミュニケーション」2000.11.6号 136ページ)

Windowsに統一して低コスト化
JTBのECサイト・システムに凝らされた工夫を細かく見ていこう。
まず、参照系・予約系システムにある各種サーバーをWindowsマシンに統一した点だ。コスト削減が狙いである。「WindowsマシンはUNIXに比べて格段に安い。WindowsNT4.0やWindows2000を搭載した米デル・コンピュータの製品を使っているが、いずれも1台50万円以下で済む」(北上チームマネージャー)。

なんかねえ、まだこんなこと言っている人がいるんでしょうか。少なくとも「格段に安い」ってほど安いわけないでしょ。そんなにコスト削減が狙いならPC UNIXっていう手もあると思うんですけど。Windowsって、GUIとか、そういう余計なところにCPUパワーやらメモリとかの資源を取られちゃいがちですからねえ。
それに、単なるハードウェアのコストだけを取り出して見ても、それに何らかの意味があるとは思えないのですけどね。

JTBは、WindowsならVisual Basicを使えるので、アプリケーションの自社開発が容易なため開発コストを抑えられる点も評価した。

ううむ、5年位前によく言われた話を繰り返し聞いているような気がしてならないのですけど、気のせいでしょうか?
「Visual Basic = よく知らない人でも開発が可能」という名のもとに「使えねーシステム」ってのが大量生産されて行くのですね…。
いや別に、Visual Basicそのものが悪い、ってことは決して無いと思うし、要は適材適所なわけでして、「Visual Basic = 簡単」なんていう、よくハマるパターンを踏襲しているような気もしないでもないです。
それはそうと、このJTBのサイト、わたしも少し前に会員登録(って言うのかな)したような記憶があるのですけど、まだ一度も使っていないなあ。旅行に行くときには便利かなあ、なんて思ったのですけど、その旅行に行くだけのヒマとカネが無い私。

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