新・闘わないプログラマ No.135

大切なデータ


ディスクが飛んで大切なデータが全部消えちゃったよー、というのはよく聞く話であります。
だからちゃんとバックアップしておけよー、というのはありがちな忠告です。
でも、最近のPCは、ディスクが数GBから数10GBもあって、この大容量のデータを効率よくバックアップ出来る、個人でも入手可能な手ごろなバックアップ装置が無い、というのも事実です。

個人のPCで、データのバックアップの考え方は人それぞれでしょうけど…

私のところはどうしているか、というと、持っている全部のPC(と言っても2台だけ)の全部のハードディスク(と言っても3台だけ、デスクトップPCに2台、ノートPCに1台)に、600MBのパーティションを作って(最悪のことを考えてFAT16)、大切そうなデータは全部そこに入れています。
ここで600MBというところがミソで、これならそのままCD-Rに焼けます。このCD-Rに焼くのは基本的に3ヶ月に1回やってまして、7月になったばかりのこの週末にも焼いたばかりです。そして、焼いた後に、もう使いそうも無いファイルはそのパーティションから削除するわけです。
ちなみに各パーティションのファイルの同期は、フリーソフトで頻繁にやっています。ファイルの同期を取ることにより、バックアップも兼ねているわけで、3ヶ月に一度のCD-R焼きは、大掃除のような位置付けです。

600MBというと、今となってはかなり小さい、という感じを持つ人もいるかも知れませんが、実際のところ、本当に必要なデータだけ分類すれば、そんなに大きくなる人は少ないんじゃないかな、と思うのですけど、どんなもんでしょう?
そもそもWindowsディレクトリとか、Program Filesディレクトリとかは、バックアップを取っておいてもあんまり使い道は無さそうだし。再インストールすればいいだけですから。
もちろん、上に書いたパーティションに入れるデータは、日々参照や更新があったり、急に必要となる可能性のあるデータであって、それ以外のものは、別途MOやCD-Rに入れているのは言うまでもありません。
とりあえず、私がこのパーティションに入れているデータを列挙してみると、

とりあえず、ソフト関連が一番サイズが大きいですけど、でも、全体でせいぜい300MB程度で収まっています。とりあえず、無くなったら困る、もしくは、悲しい、というデータは全部ここに入れておけば、ファイルの同期時に、ノートPCのディスクと、デスクトップPCのディスク(2台)に入ってくれる、という仕組みです。
本当は、ファイルサーバを立てて、そこに大本を置いておこう、と思っていて、以前使っていたノートPCにLinuxを入れてファイルサーバにしようとしていたのですが、そのノートPCのディスクの調子が悪くなって、中断したままです。
これ、以前も書いた気がするのですが、ノートPCをサーバにするのって、結構いいですよね。騒音は少ないし(使おうと思っているノートPCにはファンがついていない、放熱はちょっと気をつけないといけないか?)、じゃまにならないし、UPS(?)まで付いている。
まあ、いま使っているノートPCのディスクの大容量化の時に、ディスクが余るので、それを付けようと思っています。

とにかく、バックアップはディスクにするのが一番簡単だ、というのと、本当に必要なデータってのは、そんなに多くないんじゃないかな、ということが言いたいわけで、私はこんな方法を取っていますよ、という、単なるご紹介でした。
まあ、人によっては、えっちな画像とか、えっちな画像とか、はたまた、えっちな画像とか、そういうのを大量にバックアッ……というようなオチを考えたのですけど、「なんだ、またかよー、そのテのオチ」といいかげん読者に愛想を尽かされそうな気がするので、止めておきます ←って、しっかり書いてしまっているではないか…。

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