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おめでたき日々

(2001年1月)



2001年1月29日

●週末の雪は調布も10センチ以上積もった。土曜日にやっと実篤記念館の「美愛眞」展を見に行った。実篤の活動を概観する展示で、夏休みの「人間万歳」展に似ていた。新しい展示がなかったので、さっと見る。
●明日(1/30)までだが、日本平美術館で「白樺派展」が開かれているので紹介しておく。チラシは実篤記念館で入手。実篤や梅原龍三郎など同人や近くの人々の絵や書が展示されているようだ。日本平ホテルの中にあるらしい。

2001年1月24日

●「新聞配達人だった隠密01号」さんが言うように、ホームページづくりは盆栽いじりに似ている(新聞屋御用達PressCub50な人。の「改訂履歴」より)。少しずつしっくりくるものに調えていくというのが、私の性に合っているのかもしれない。テーマを決めてスケジュールに沿ってという商業誌的なやり方もあるが、私は気ままな同人誌的な方を支持する。

●ということで、ちょこちょこと「盆栽」モード。

●1月21日に田無市と保谷市が合併して「西東京市」が誕生。調布と同じ東京・多摩地区の新しい仲間(少し遠いが)を祝って、西東京市のカウントダウンサイトから入手した巳年画像を「2001年の目標」に追加。

●「武者組”あるね”ニュース」の発行部数を、創刊号から2001年1月3日号までグラフにしてみた。1か所急上昇したところがあるが、最近は横ばい。

●1月13日に本多秋五氏が亡くなった。享年92歳。
 特に本多氏の著作を愛読していたわけではないが、「『白樺』派の文学」等白樺派研究の先達として尊敬と言うか仰ぎ見るようにしていた人だった。晩年の『志賀直哉』上下巻(岩波新書)は志賀と志賀作品の間を丁寧に往復してまとめられた作家論で、執拗に自分の考えを整理していく文章は、対象を明晰に裁断してみせる文章とは異なりひじょうに味わい深いものだった。
 天寿を全うしたと言ってよいと思うが、晩年の随筆集『一閃の光』(筑摩書房、1993)にあった、3つ目の宿題がどうなったかが気にかかる。1つ目は志賀直哉論、2つ目は70才前後の随筆を集めた小さな本で、3つ目は単行本未収録の「白樺」派関係の評論ないし感想を集めた本だ。その3つ目の断片は、先日完結した『本多秋五全集』(青柿社)にあるのだろうか。
 本多氏の文章を読み返したい気もするが、それ以上に静かに死を悼み、墓碑銘を撰するような気持ちで思い出を書き記しておきたいと思った。ご冥福を心よりお祈り申し上げる。

2001年1月13日

●私のリンクに関する考えを整理した「リンクはご自由にどうぞ」というページを作成した。今後はこの考え方にそってホームページをつくっていきたい。

●現在Yahoo!掲示板で「武者小路実篤が好きです。」という話題が展開中だが、その中で『新潮文学アルバム』が紹介されていた。オンライン書店で買えるかといろいろのぞいてみたが、

BOL 定価(税込):\1,260
bk1 本体価格:\980
三省堂書店 価格(税抜):\1,200
Yahoo!ショッピング 価格:\1,200(税別)
amazon 価格(税別):\1,200

となっていて、bk1なら安く買えるかもしれない(大嘘)。980円というのは1984年の初版の値段だ。手元にある版で確認した。20年前のお値段(by 竿竹屋)というやつか。

●日本民藝館のホームページが更新されていた。これまでは某大学の中にあったが、独自ドメインhttp://www.mingeikan.or.jp/をとったようだ。ここでのリンクで知ったのだが、大阪民藝館というのもあって、そのホームページもあるとのこと。さらに現在発売中の「カーサ ブルータス」柳宗理特集の巻末を見ると、○○民藝館というのが全国にもっとあるのがわかる。このあたりはノーマークだったので、ちょっとびっくりした。

●新聞の新刊広告で「茶屋遊び」という文字が目に入った。「茶屋遊び」と言えば岸田劉生か里見とん^か。実物は見ていないが、書名はこちら。山本雅子著『お茶屋遊びを知っといやすか』広済堂出版。

「東京人」2月号の特集は、「新東京文学散歩」。文学館めぐりの記事があり、実篤記念館もちょっとだけ登場する。実篤旧邸の写真が出ているが、1枚は仕事部屋の中の実篤の座っていた場所から撮ったものなので貴重。

●仙川関連のホームページを探していたら、えみらりこ氏の「桐朋(仙川)ウォーカー」に行き着いた。中学一年の女子の作らしく、はずんだ感じのするページだ。「仙川商店街ウォーキング」というページがあり、新しく開店したユニクロやスタバの写真が出ている。


2001年1月1日

●明けましておめでとうございます。本年もご愛読のほど、よろしくお願いいたします。
「2001年の目標」を立てました。今年はこの目標に向かって進みたいと思います。乞うご期待。


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