2017年を振り返って
2017年はこんな展覧会や講座に行ってきました。
● 展覧会
-
「拝啓 ルノワール先生 − 梅原龍三郎に息づく師の教え」三菱一号館美術館(東京・丸の内)
-
「柳宗悦と民藝運動の作家たち」 日本民藝館(東京・駒場)
-
「民藝運動フィルムアーカイブ 名も無き美を求めて1934-2017」無印良品 有楽町 ATELIER MUJI(東京・有楽町)
-
「リアルのゆくえ−高橋由一、岸田劉生、そして現代につなぐもの」平塚市美術館(神奈川県)
-
「武者小路実篤の書画」早稲田大学會津八一記念博物館(東京・早稲田)
-
「高田博厚没後30年展」東松山市立高坂図書館(埼玉県)
-
「歿後60年 椿貞雄 師・劉生、そして家族とともに」千葉市美術館(千葉県)
-
「細川護立と近代の画家たち−横山大観から梅原龍三郎まで−」永青文庫(東京・目白)
-
「モノの力 ヒトの力−縄文から現代まで 人と工芸の間にやどるチカラ−」國學院大學博物館(東京・渋谷)
-
「おもちゃを愛でる 調布市ゆかりの作家と郷土玩具」 調布市郷土博物館(東京都)
-
「中川一政と白樺」真鶴町立中川一政美術館(神奈川県)
-
「鳥取の工芸文化 手仕事の近世、近代、そして現代」明治大学博物館(東京・駿河台)
-
「ゴッホ展 巡りゆく日本の夢」東京都美術館(東京・上野)
-
「東京都現代美術館所蔵 近代の写実展」東京都美術館(東京・上野)
-
2017年は民藝関係の展示を多く見た。日本民藝館だけでなく、鳥取や工芸など違う角度からも見ることができたのはよかった。多角的な視点を忘れずに見続けていきたい。
-
中でも千葉市美術館「椿貞雄展」がとても楽しかった。朝一番に美術館に入り、展示を見て、講座を聞いて、また展示を見るという充実した一日を過ごした。
● 講演会・講座
-
5/13 読書講座「『友情』を読む」講師:瀧田浩氏(二松学舎大学教授)、武者小路実篤記念館にて。
-
6/17 高田博厚没後30年記念イベント「思索の灯」浅見洋氏(石川県西田幾多郎記念哲学館館長)、室町澄子氏(元NHKラジオ深夜便アンカー)、高橋純氏(小樽商科大学名誉教授)、コンサート(高橋在也氏ほか)、松山市民活動センター(埼玉県東松山市)にて。
-
7/15 市民美術講座「椿貞雄は何を描いたか」講師:藁科英也氏(千葉市美術館上席学芸員)、千葉市美術館にて。
-
8/26 ミュージアムトーク「工芸の力」講師:出川直樹氏(古美術研究家)、國學院大學博物館にて
-
10/15 講座「祖父・実篤の思い出」講師:武者小路知行氏(調布市武者小路実篤記念館理事長)、調布市東部公民館にて。
-
11/11 明治大学博物館連携講座「工藝のルネッサンス〜民藝のプロデューサー・吉田璋也〜」講師:木谷清人氏(鳥取民藝美術館常務理事)、明治大学駿河台キャンパスにて。
-
11/12 講座「民藝と柳宗悦と武者小路実篤」講師:杉山享司氏(日本民藝館学芸部長)、調布市市民プラザあくろすにて。
-
実篤記念館以外の講座にいくつか出られたのがよかった。大学の講座も初聴講、これからも探して行ってみたい。
● 演劇、その他
-
7/25 実篤記念館の公式twitterアカウントが運用開始。
-
9/2 せんがわ劇場でマサカネ一座の公演を見る。実篤の戯曲3編を上演。
-
オンラインゲーム「文豪とアルケミスト」とのコラボイベントが行われたことが2017年最大の出来事だろう(8/2〜8/27)。ゲームのファンが全国から実篤記念館に押し寄せ、大盛況となった。ゲーム関連のイベントを楽しむとともに、「知ってる?武者小路実篤」展を熱心に観覧する姿に、実篤ファンが広がることを期待したい。
-
以前から気になっていた池袋の「武者小路」というお店に思い切って入ってみたのも、この年の収穫。
2017年は情報に振り回されて「あれも見たいこれも見たい」となってしまった感があるので、2018年は自分に必要なものを選んで見るようにしたいと思います。
(2018年1月3日)
ホームページへ戻る
(C) KONISHI Satoshi