・湘南空豆01プロジェクト (2008.10竣工)
「湘南空豆」プロジェクトは
岡村泰之建築設計事務所
×みずほ建設
×ビーンズコープ
による共同プロジェクトです。

湘南の爽やかな風が吹き抜け、
たくさんの光があふれる丘の上に、
二棟同時につくった建売住宅です。

  ※「湘南空豆」は販売終了いたしました。
   
これまで多くの方に、見学に来ていただきました。
   ありがとうございました。

1階の北側の通常暗いとされる部分に
中庭と個室が二つ配置してあります。

しかし、床から天井までの大きなサッシと
白く大きな壁に囲われた「中庭」があるので、
充分な反射光と風を
室内に取り込むことができます。

この「中庭」は、東棟では西棟の白い外壁により
西棟では、木製ルーバーにより、
それぞれ目隠しされている状態になるので、
近隣からの視線を気にせずに、
様々な使い方をしていただけます。

また、室内から中庭まで連続する白い壁により、
部屋の中から外までを一体的に感じられます。

玄関正面の階段ホールは、
背板のない
階段のため、
上からの光が1階の廊下まで差し込み、
とても明るくなります。

階段を上がる時は、2階の高い位置にある
窓から北側の青空を望むことができます。


2階にはリビング・ダイニング、キッチン、浴室、
トイレ、バルコニーがあります。

広さが20帖あるリビング・ダイニングは、
他の部屋よりも天井が高い上に、
天井近くの位置に窓が開いているので、
湘南の大きな空を感じることができます。

また、南北2方向に大きな窓とバルコニーを
設けることによって、面積数値で表された以上
の拡がりと開放感があります。

オープンタイプのキッチンは、
リビング・ダイニングとの繋がりを分断しません。
キッチンが孤立することがないので、
家族みんなでの調理や、
ホームパーティにも向いています。

一般的には、暗い北側に配置されてしまう
浴室を、2階の明るい場所に配置しています。
中庭上部に面して大きな窓を設け、
「中庭」の先には、東棟では西棟の白い壁が、
西棟では、木製ルーバーがあるので、
近隣の視線を気にせずに、
開放感のある入浴を楽しむことができます。

また、浴槽に浸かった時に窓が正面にくるので、
電気を消せば、
星空を感じながら入浴もできます。

以上のように、空豆01は
プライバシーを確保しつつ、
外へ大きく開かれた空間構成になっているため
部屋に居ながら、
四季折々の太陽光の変化を
楽しんだり、
気持ちの良い風が吹き抜けていくのを感じながら
ご家族でくつろぐことができます。


断面模型写真
湘南空豆01は
二棟同時に建てられるメリットを活かして、
開口の開け方、大きさ、方向を調整しています。

そのことで、
近隣の方との視線を交わらせなくしたり、
有効的な採光、通風を実現しています。
All photos : michiho (模型写真を除く)
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