初めてのパリ

事前準備

実はそれ程海外に強い興味を持っていなかったので、 パリといっても何があるのかよく分からない。 そこで、先ずは本屋でガイドブックを購入。 旅行に慣れていない人にも分かりやすく、 準備しておくべきこととか基本的な情報が載っているので、 最初に用意したのは正解だったと思う。 1,500円。

それより何より、海外に行くのなら旅券、即ちパスポートである。 パスポートの申請についての詳細は あれこれ に書いたが、15,000円かかった。

何泊もする旅行に適した鞄がないので、 少し大きめで収納が便利そうな鞄と、 ハードケースのトランクをホームセンターで購入。 2万円余り掛かってしまった。 でも鞄の方は、旅行から帰ってからも日常的に使えそうなのを選んだので、 よしとする。

英語ですら怪しいのに、フランス語なんてちんぷんかんぷん。 まぁ世界的な観光地だから多少の英語は通じるだろうし、 うまくいけば日本語だって通じたりしないかなとは思ったけれど、 準備するに越したことはない。 ただ、仏和辞典は持っていたりするけれど、 旅行で常用するには重いし、使いにくそう。 そこで、簡単なやりとりが出来るように旅行者向けのフランス語会話の本を購入。 しかし買った後、 仏和や和仏に対応した電子辞書 が発売されていると知り、 電器店で触ってみた。 当たり前といえば当たり前なのかも知れないけれど、 インクリメンタルサーチで素早く簡単に検索できるし、 旅行向けの会話集も付いていて便利そう。 広辞苑、英和、和英も付いているから、旅行後にも無駄にならないはず。 しかし値切っても税込み 34,000円は安くない。

現地での買い物なんかは基本的にクレジットカードでいいと思うけれど、 ガイドブックなどの情報によると現金もあった方が便利と言うことらしいので、 会社の近くの銀行で外貨を購入することにした。 インターネットで予約すれば、好きな支店で受け取れるというサービスを利用。 どれぐらい用意すればいいか分からなかったので、一番安い 200ユーロ (50ユーロ×3+10ユーロ×3+5ユーロ×4) のセットを 1組買うことにした。28,862円。 トラベラーズチケットは使えない店があったりするということなので、 用意しないことにした。

浜松から東京までは東海道新幹線、 東京から空港までは特急「成田エクスプレス」と列車で行くことになるので、 その乗車券と特急券が必要である。片道 10,880円。 ついでに静岡から同行する A 氏の切符も立て替え購入した。

フランスの電灯線は 230V で、プラグ形状も異なるそうなので、 変圧器 (4,880円) と 変換アダプター (1,980円) を用意。

フィルムは ISO400 で36枚撮りのをリバーサルで24本、ネガで10本用意。 約20,000円。安い店で買う時間的な余裕がなかったのは残念。 空港での X 線検査に備えて少し大きめの X 線ガードケースも用意した。 カメラは小型一眼レフの MZ-M とコンパクトの GR1s を持って行くことにする。 デジタルカメラは持って行かないことにした。 これは、手持ちのデジタルカメラは古いため、 画質面で旅行の写真を撮影するのに向いていないし、 対応しているメモリカードも 8MB までのスマートメディアのみでもう売っていないので、 撮影枚数の面でも不安だからである。 そもそも3台ものカメラをいっぺんには使いこなせないだろう。 その代わり、ネガで撮った写真を現像するとき、ついでに CD-R を作ってもらうことにする。

そんなこんなで、いくら当選した旅行とはいえ、 準備だけでかなりのお金がかかってしまい、参ってしまった。


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