Solaris 8 の SUNWgzip pkg は、Entire Cluster 以上でインストールされます。
この pkg の gzip は version 1.2.4 なのですが、残念ながら largefile に対応していなく、
2GB 以上のファイルを扱うことが出来ません (2GB 以上の archive の create は可能なようです)。
そこで、gzip 1.3.x をインストールし、largefile を扱えるようにします。
gcc を install する前に、GNUzip を pkgadd したい場合はこちらへ。
材料とか。
site: | The gzip home page | |
archive: | gzip-1.3.3.tar | |
os release: | Solaris 8 2/02 (IA-32) |
アーカイブを展開します。
% pwd |
configure script を実行します。
% pwd |
--prefix option を指定しないと /usr/local に install されないようです。
コンパイルします。
% pwd |
make check はこの version では実装されてないようです。
インストールします。
% su |
/usr/local 配下に install していますので、file の location に関して SUNWgzip と conflict しないです。
正しくインストールされたか、簡単に確認します。
% which gzip |
上は zsh 上での実行例です。
/usr/bin/gzip と /usr/local/bin/gzip の version の違う二つのバイナリが存在することが不都合な場合は
SUNWgzip を pkgrm することで、/usr/bin/gzip を smart に削除できます。
% su |
GNUmake や GNUtar にも言えることですが、path の設定が /usr/local/bin:/usr/bin:/usr/ccs/bin の順番になっていれば、同名の2つの binary が存在しても、さほど不便ではないと思います。