2004.10.14 矢野絢子 キリスト品川教会

ナイルの一滴

アルバム発売翌日のライブ。チケットは前回同様「B列」でしたが、今回は祭壇寄りの
追加席ということで、前回よりも座席数を多く用意したようです。
虫の音のSEが流れる場内にはじわじわと観客が増えてきます。甲高い男性の声で事前の
注意放送。「ご来店ありがとうございます」との言葉に失笑がもれます。

客電が落ち真っ暗な場内。SEも止んで一瞬の静寂の後に、矢野さんがステージに登場します。

1 "緑の風の歌 丘を越えて〜"
  アカペラで。
2 坊や
  Pfに移動します。前奏・間奏ではブルースハープも。力強い歌唱です。

3 "忌々しいセラピストが〜"
  言葉数の多い歌詞。世の中への思いがあふれ出るかのようなほとばしりを感じます。

4 闇の現
  Vnサポート史香さんが加わります。VTRカメラマンが2人ステージをウロウロ。

5 ゼンマイ仕掛け
  モダンジャズのように激しいPf演奏。

6 夕闇
  ようやくゆったり目の楽曲が出てきました。
  力強いけれど伸びやかな歌声に、ホッと救われたような気分になります。

7 ナイルの一滴
  PfとVnの絡みが見事に調和しています。

MC>昨日1stアルバムがリリースされた。すごくいい作品です。私が唄ってます(微笑)。
  人の眉間に雨漏りが1滴1滴規則正しく落ち続けると気が狂うらしい。私は覚えてないけど
  皆さんも覚えていないですよね。どうせならスプーン一杯の水をすくって....

8 ひとさじ
  Vnがコーラスに加わります。

9 嘘つきの最期
  Percのようにピアノのフレームを叩いています。

10 ブーツ
  今度は史香さんがVnをコツコツと叩きながら上手から下手に移動します。

11 わかれ

ここでVnは退き、矢野さんはGtを携えてセンターへ。

12 ライオンフラワー
13 一人の歌
  この曲ではブルースハープも吹いていました。
  曲中で「来てくれてありがとう。....まいったか!」とご挨拶。

センターで二度お辞儀をし、はにかんだ笑顔で手を振り退場します。
規則正しいアンコールの拍手が続き、矢野さんが一人で再登場します。

E-1 かなしみと呼ばれる人生のやさしさよ
   再度カメラマンがウロウロしています。

  再度史香さんを呼び込んで。

 2 てろてろ

二人揃ってセンターへ。深々と礼をした後、「あ・ば・よ」と告げて退きます。
90分ほどのライブでした。

冒頭から矢野さんの力強い歌唱とメッセージに圧倒され、M6以降の楽曲でホッと安らぎ救われて、
痛みと優しさを併せ持つ矢野さんの世界観を感じ取ることができました。 ..

#このライブを収録したDVDが12月に発売されるとのことですが、視界を横切るカメラマンの動きは
 感じの良いものではありませんでした。それだけが残念なところです。
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