2000.10.28 平岩英子 ランドマークガーデンスクエア

ランドマーク サウンドコレクション

9月に久々の新作発表をした平岩英子さん。上記イベントの一番手として登場です。
ステージにはグランドピアノが一台。やや離れたところに仕切柵が置かれ、後のイベント
狙いとおぼしき若い女性たちが座り込んでいます。開始予定時刻になり、通りすがりの
人も含めてなかなかの賑わいとなりました。

司会者に呼び込まれて平岩さんが登場。赤のハイネックのノースリーブに茶色の
スカート。首には大きなキラキラのついたマフラーを巻いています。小さめの
メガネをかけている姿は初めて見ました。一礼してPfに着席します。

1 プールに行こう
  ポップな弾むようなメロディ。
  時折周りを見回しては反応を探るようにジッと見つめながら唄います。

MC>どうもありがとう、こんにちは。平岩英子です。
  ランドマークでは何度かやっているが、ここは初めて。2年くらいアルバムを
  出していなかったのでイベントも久しぶり。「どうかなぁ」と思っていたのだが
  皆さんどうもありがとうございます。久しぶりなのですっとぼけていて、
  コンタクトをするつもりが忘れてきてしまった。リハーサルみたいな感じで
  メガネなんですけど、すみませーん。貴重です。これから先、ないと思います、
  メガネでライブするのは。私にとっても初めてのことです。
  今聴いてもらった曲は11月22日に出るミニアルバム「nudy camera」に入っている。
  パーティなどでみんなが喋っているのではなく、何人かが会話している感じ?!
  誰かが喋ったときに誰かが応えるといった規模の音楽になっている。今の曲は
  高野寛さんとコラボレートしてできた曲。
  結構プライベートな感じになったアルバムで、ジャケットのイラストもすべて
  描いたし、写真もデジカメでバチャバチャ撮ったりするのが好きなので、それが
  入っていたりとか、全体で楽しんでもらえるアルバムになったと思う。
  楽しみにしていてください。

2 夢幻(まぼろし)
  ゆったりと包み込むように唄います。

3 夏の香水

MC>あーっ暑くなってきた。(首のマフラーを取る)
  次の曲でおしまいです。あっと言う間だよね、4曲だもの。
  こんな感じで「また聴きに来たい」と言う方がいらっしゃったら
  11月には南青山MANDALAと言うところでライブを行うので是非ぜひ聴きに
  来てください。基本的にはこうしてピアノ弾き語りで、あとは信頼できる
  ミュージシャンとのセッションです。
  最後の曲は9/20に出したシングル曲。この曲は弾き語りの一発録りのまま
  CDに入れた。時折ピアノががさつな感じというか、それもまた味わい
  だけどそのまま入っている。
  普段日常では忘れている過去の出来事がふっと目の前に浮かぶと、例えば
  別れだったとすると、その当時悲しいとか辛いとか思っていた気持ちよりも
  ボルテージがもっと高くクリアに思い出しているとか、慈しんで思い出して
  いる、渦中にいたときよりも。そういう感じのものを描きたくて作りました。

4 泣いている人
  これもゆったりとしたメロディ。

MC>どうもありがとうございました。


司会の男性と掛け合いのトークです。

Q ランドマークにはプライベートで来ることはあるのか? お勧めの場所は?
A 時々来るが、店の名前は覚えていない(汗)

Q ミニアルバムはひとことで言うとどんな感じ?
A ひとことでは言えないけど(笑)、以前「ピアノと私」というピアノ弾き語りライブを
  やった時ずっと一人でやったのだけれど、その時に「音に呼ばれて、ピアノに
  呼ばれて自分の声が出る」、そしてまたピアノを弾くような、一斉にわーっと
  出ているのではない音楽を作りたいなと思っていて、そういう規模の音楽になった。

Q ジャケットの絵も自分で?
A アクリル絵の具で自分で描いた。昔から描くのは好き。基礎はなってないけど(笑)

30分弱でライブは終了。即売会は残念ながらあまり盛況とは言えませんでした
(購入者を対象に大判のサイン色紙をスタッフが配布)。

グランドピアノの弾き語り。平岩さんの音楽を楽しむにはこれが一番の形です。
独特の空気感がとても心地よく感じられました。 ..

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