99.03.27 平岩英子 南青山MANDARA

ピアノと私 

ほわっとした自然な空気感が気持ちをなごませてくれる平岩英子さんの
ピアノ弾き語りライブ。

1 メロディー

MC>こんばんは、平岩英子です。今日は、先月やったライブの追加公演と
  言うことで、たくさん来てくださってありがとうございます。
  今日は前回の曲に何曲かやってない曲を混ぜてやっていきたいと
  思いますので最後までゆっくり楽しんでいってください。
  2曲続けて聴いて下さい。『やさしさ』は10年くらい前に作った歌です。

2 林檎
3 やさしさ

MC>しかし作文みたいな曲ですね(笑)  ♪その言葉と行動が〜
  歌いながら思ってしまいました。この曲は『私が私である時』という
  デビューシングルのC/Wでアルバムには入っていないんですが、
  知っている人はいますか? あまりいないんだろうって思って
  取り上げてみました。
  しかし10年前。先月『卒業』のオリジナルバージョンを歌ったんですが、
  その次くらいにできた曲です。時間の流れと私自身の変化により
  詞も曲も変わっていくのだけれど、作り始めた頃から変わって
  いないのは、「いつでも歌える曲にしたいな」ということ。一過性の
  ものではないものにしたいと思って、それは変わってないですね。

4 Blue
5 夏の香水

MC>しかし私は雨女ですね。毎回言ってますが(笑)。
  (以下、不思議な夢を見る話がしばらく続きます)
  社会派の夢から「トイレ行きたかったんやろ」という夢までよく見ます。
  無意識の世界ですから。夢の中の世界も現実の社会もどっちでもいいん
  ですけど、そういうことを言う人は社会では生きていけないという(笑)

6 夢幻(まぼろし)

英>ここで、素晴らしいゲストをお呼びしています。かの香織さんです。
  お久しぶりですね
か>お久しぶりですね
英>さっきリハーサルで会いましたけど(笑)
  かのさんとはデビュー前からコーラスをやらせていただいたり、
  ツアーに参加させていただいたり、「9月のクレオール」というイベントで
  かのさんと私と遊佐未森さんとやらせてもらったんですけど、何年前ですか?
か>3年くらいかな
英>月日の流れるのは早いですね(笑) 一緒にやって「トリコロールズ」っていう
  バンドを作ったんですけど、あれはいつ解散したんでしょうね(笑)
か>またやりたいですね
英>というわけで、かのさんにもコーラスをやっていただいて、デビュー
  シングルの曲を聴いて下さい。

6 私が私である時(with かの香織)

  ここで、かのさんがピアノの前に座ります。

英>去年は旅行に行っていたそうで
か>結構行ってました
英>お土産ありがとうございました
か>バリ島の巻き衣ねー
英>去年は旅行しながらアルバムを作っていたとか
か>こんなやり方があるのかなぁって思った。日本だと防音のしっかりと
  したところで録るけど、ヨーロッパの一部の方々はアパートの部屋で
  デモテープでも録るみたいで、「これでいいのかぁ?」って言ったら
  「いいんだっ」って言われて。犬が「ワンワンワン!」って吠えても
  「OK☆」って(笑)
英>なんか楽しそうですね
か>たのしかったぁ。ワインもいっぱい飲めたし。
  英子さん、全然飲めないんですよねー。
英>最近ちょっと、ワインを嗜む
か>え? 嘘ぉ
英>嗜む、までは行かないな。「ぺろーん」って舐める程度ですけど
  飲むとここ(顔の前を指しながら)に花火がバーンって、爆笑
か>笑い上戸?
英>そうなんです。飲むと同時に花火がバーン☆。マネージャーが
  「もうやめて」って(笑)。
か>嘘、見てみたい。英子さんって飲みそうに見えるよね
英>そう、日本酒とか一気にいきそうって言われるんです
  飲めないけど飲んでる雰囲気は好きなんです。みんなより
  ハイテンションだったりして(笑)。私思うんですけど、
  二酸化炭素で酔うんですよ
か>は?
英>思ったことないですか? みんなが飲んでて喋ってるじゃないですか。
  みんなが吐いている息で、わたし酔ってると思うの。で、いつも途中から
  真っ赤になっていて、「いつの間に飲んだの?」って。朝まで元気。
か>恐いですねぇ。夢みたい
英>で、なんでしたっけ?
か>このまま喋って帰っていくとか(笑)
英>かのさんの古いアルバムに入っている曲を歌っていただいて、私は
  コーラスをやろうと
か>私「金の斧、銀の斧」という話が好きで、その話を思い浮かべながら
  作った曲です

7 とあるホテル (with 平岩英子)

英>いい感じで響き渡って。
  香織さんとはクレオールを一緒にやっていて、最近整理をしていたら
  渋公のビデオが出てきました。私たち豆粒みたいに小さく写っていて
  色でわかる。「あ、これ黄色だから私だ」って。で、あの未森さんが
  仕切ってます(笑)。「仕切らずにはいられない」って感じで。
  どっちかというと、みんな「ボケ」じゃない(笑)。
か>役割としてね(笑)
英>なのに未森さん、頑張ってる。私、拍手おくりました
か>「この人たち、私が引っ張っていかないとダメだわ」って思ったのかも
英>それでも収拾つかないかんじでしたけど(笑) みんな好きなこと喋って
  あたしと香織さんも時々話が噛み合わなくなって....
か>私は噛み合ってるんですけど(笑) どんどん逸れていくんですよ
英>そんなことないよ(笑) 時々二人ともフッとどこかへ行ってしまって
  「今なんの話してたんだろう?」って
か>私は聞いてますよ(笑)
英>何? それ(笑)
か>(平岩さんは)人の話を聞いてない人間だって有名ですよ
英>それはないでしょう、こんなに聞く人間に向かって(笑)
  ということで、その「クレオール」の時にもやった曲を
か>懐かしいですね

8 I'm not in love(Ten cc)
  名曲のカバーです。主旋律〜コーラスを巧みに入れ替わり
  素敵なハーモニーを聴かせてくれました。

MC>かの香織さんでした。
  (かのさんが退場した後、かのさんの口調を真似する平岩さん。
   本人は自信作のようですが(笑))
  えっと、次の曲は....この曲やるんだっけな?....やろう(笑)
  この曲は、詞を真心ブラザーズの桜井秀俊さんに書いてもらったん
  ですけど、今度ソロアルバムを出すそうで、その中にも入って
  いるそうです。聴かせてもらったんですけどカッコイイです。
  詞について桜井さんとFAXでやりとりしているときに、最初は
  ニコニコしてやりとりしてたんですけど、そのうち私があまりにも
  言い過ぎちゃって、ちょっと嫌われてるんじゃないかと心配なんですが
  でも、終わったときには喜んでくれたんで嬉しかったです。

9 Airship On Stadium
10 吾輩は犬である〜子猫〜吾輩は犬である

MC>『子猫』という曲を混ぜてみましたが、この曲は『風に吹かれて』という
  シングルのc/wなのでアルバムには入っていません。なので「いきなり
  何を言ってるんだろう?」と思われたかも知れません。この曲は元々
  アカペラの曲なんです。私が人間リズムボックスみたいなことをやって
  その上に(歌を)載せたんですけど、この曲はずっと聴いてませんでした。
  私は犬が好きで、実家ではずっと犬を飼ってました。こっちに出てきたら
  一人暮らしなので飼えなかったんですけど、吉祥寺に住んでいたころ、
  段ボールに子猫が入っていて、フッと目があったらずっと私を見てる。
  で、その子猫を連れて帰りました。トイレとかいろんな猫グッズを買って
  家に帰ったんですけど、そのうち逃げてしまったんです。この猫が
  (『子猫』という曲の)レコーディングに参加してるんです。マイクの
  前で鳴かそうとして悪いことをしてしまったと思ってずっと聴いて
  いませんでした。今回歌ってみましたが、やっぱり胸が痛い思い出の曲でした。

11 泣いている女(ひと)

MC>最後の曲です。

12 さかな

MC>どうもありがとうございました。

アンコールの拍手の中、さほど間もなく再登場します。

E-1 2:13AM

MC>気をつけて帰ってください。

追加公演といいながら、2月のライブとはかなり構成も変えてくれました。
ちょっと線が細そうに思えるボーカルも、ピアノの弾き語りにはピッタリ。
いつも安心して楽しむことができます。

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