98.01.24 谷村有美 福岡サンパレス

daybreak

タニムラ、声がよく出てました。『ひとつぶの涙』の高音がとても綺麗。
唄うことに集中している、そんな気迫が伝わってきます。
歌詞のトチリは『二人旅』で一カ所。『ずっと』でロレロレになったのが
一カ所。あとは気づきませんでした(笑)。
♪週末は〜 きっちりと「福岡」で待ち合わせ

「ホールツアー最終日。東京・大阪でアリーナツアーはあるけれど、
今日が実質ファイナルという気持ちで唄います」とタニムラ。
昨年のようなスペシャル企画はありませんでした(ちと残念)。
MCがなめらかで(かなり上機嫌)、反応の薄いお客さんを半ば置き去りに。
ツアーで移動中、昨夏に途中までしか見られなかったTV「羽生名人の
将棋教室(?)」をまとめて見られた(しかも違う場所で)、とか、地方紙を
読むのが楽しい....等々、締め日ならではのMCかもしれませんね。
あとは、12月にGUMBOの関係で北海道に行ったときに出会ったJRの車掌が
矢沢永吉にそっくりで、とても楽しいひとときを過ごしたなんてお話も。

オープニングの衣装は赤坂で登場した「豹がら(タニムラ談)」のスーツ。
お色直し以降はこれまでと一緒でした。

お客さんの入りは....うーん、どうなんだろう。1階席は埋まり、2階席も
ほぼいっぱい。3階席は不使用。九州はここ一本、しかも土曜日。
全体で2,400人位のキャパのホールでこの状況。どう判断すべきなのかな。

アンコール冒頭のメンバー紹介、ドラムの山ちゃん&ベースのシゲさんは
おなじみのパターンでしたが、ギターの岩見さんからプレイの披露合戦。
レレちゃんは頭にターバンを巻き、笛を吹いて、さながら怪しいインド人。
カズはピアノ&ボーカルを聞かせ、藤陵さんは『ジョージア』だったかな?
しっとりと演奏。やるモンだぁ。セットは他所と同じでした。

私の隣席の女性、オープニングから殆ど唄いっぱなし(笑)。
これが巧いんだなぁ(さすがに『ひとつぶの涙』は黙ってたけど)。
終演後ちょっと話をしてみたら、「JOY SOUNDで、原曲キーで鍛えてます」
とのこと。毎年一本だけどタニムラのライブに来るのが本当に楽しみ、と
笑顔で語る彼女、リピーターになってしまった私に、ちょっとした波紋を
投げかけてくれました。新鮮な感動、かぁ。


何はともあれ通常ツアーは無事終了。今回も色々な感動を与えてくれました。
東京ファイナルまであと2週、ファイナルのステージはいったいどんなものに
なるのでしょう。

1998年Indexへ
Topへ
著作権情報 : SAKAGUCHI toshihiko toshicha@anet.ne.jp