お酒を飲む機会が多い季節になりました。好みの酒類は人それぞれでしょうが、日本酒も味わい深いものです。ほのかに燗をつけるも良し、冷やでやるもまた良し。こだわりのある酒屋に行くとさまざまな銘柄がずらりと並び、どれを選んだらよいのか迷ってしまいます。
迷わせる理由は銘柄が多いことばかりではありません。同じ銘柄でも「純米酒」「吟醸酒」「本醸造」等々、さまざまなバリエーションがあります。一体これはどういう基準で名付けられているのでしょう。そう思って調べてみたら、ありました。『酒類の保全及び酒類業組合等に関する法律』という長い名前の法律に基づいて、国税庁が『清酒の製法品質表示基準』なるものを定めていたのです。この基準によって事細かに規定されているのですが、お役所の書く文章は例によってよくわからない(苦笑)。結局のところ、授業料を払って自分の舌で好みの銘柄を選ぶしかないようです。ビールにしてもそうですが、混ぜもののない方がいいんですけどね。