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エックハルト・トール「さとりをひらくと人生はシンプルで楽になる」勉強会レジメ第5・6章


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第5章 「いまに在る」ってどんなこと?
    The State of Presence

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第1節 「いまに在る」ことは、頭で考える状態ではない
     It's Not What You Think It Is

「いまに在る」ことは頭で考えることではない。「いまに在ること」を理解するということは、すなわち「いまに在る」こと。

「からだに根をおろすこと」=「100%自分の身体に住まうこと」=「からだの内側のエネルギー場をいつもある程度意識していること」

からだを意識していると「いま」にいかりをおろせる。

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第2節 「待つこと」のほんとうの意味
    The Esoteric Meaning of "Waiting"

意識を完全に「いま」に注ぎ、何がおこってもそれをありのまま見ることができる状態。

完全に目覚め、思考が静止している。緊張しているわけでもなく、恐れもない。

この状態では過去と未来を背負った「わたし」(個性といってもいいもの)はほとんど存在しないが、その人本来の価値はまったく損なわれていない。

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第3節 「いまに在る」と、万物の美が見えてくる
    Beauty Arises in the Stillness of Your Presence

「いまに在る」ことで瞬間的な無心状態=「さとり」を経験しても、あっという間に思考が活動を再開するので、ほとんどの人は自分がその状態にいたことに気づかない。

思考抜きで美を感じることと、対象に「名札」をつけて解釈するという思考活動との違いに気づかない。

思考がやむことなく、「いまにいない」人には、花の本質も神聖さも見えていない。

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第4節 「まったき意識」になろう
    Realizing Pure Consciousness

すべてのものは「大いなる存在」=「神意識」がかたちをまとって表現されたもの。

自分の中の「大いなる存在」を純粋な意識として認識できるまでは、生命の本当の意味を知ることはできない。

どこにいるときでも「沈黙」を聞くことが「いまに在る」ようになれる方法。

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第5節 「キリスト」(=神意識)は、人間が神性であることの証拠
    Christ: The Reality of Your Divine Presence

キリストの再臨とは誰かが到来するということではなくて、人類の意識の変容のこと。

さとりをひらいた人は、防衛し、助長しなければいけない「にせの自分」を持っていない分、普通の人間以上にシンプルな人。

さとりをひらきたい人たちが集まって、一緒に「在り方」の強化に取り組むのはいいこと。しかし、それだけでは十分ではなく、それのみに依存してもいけない。

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第6章 うちなるからだ「インナーボディ」
    The Inner Body

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第1節 「大いなる存在」が「ほんとうの自分」なのだ!
    Being Is Your Deepest Self

「大いなる存在」とは、「名前やかたちを超えた『わたし』は永久に存在する」という感覚で認識できる。その状態にしっかりととどまることが「さとりをひらくこと」。

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第2節 言葉の奥にある真実をつかむ
    Look beyond the Words

「はちみつ」という言葉が「はちみつ」そのものではないように、「神」や「多いなる存在」という言葉もそれそのものではない。

いくら「神」について考えたり話し合ったりしても、神の実体を一瞬でもかいま見たことにはならない。

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第3節 目には見えず、滅ぼすこともできない「本質」を見いだす
    Finding Your Invisible and Indestructible Reality

「からだに住まう」ことは、からだのうちにある生命を感じることであり、そうすることで「わたしは見かけの姿を超越した存在なのだ」という認識に到達すること。

「大いなる存在」を認識するためには、思考から意識を解放する必要がある。そのための効果的方法は、思考活動を止めインナーボディに意識を向けること。インナーボディは「大いなる存在」が感じられる場所。

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第4節 インナーボディとつながるエクササイズ
    Connecting with the Inner Body

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第5節 さとりは、からだを通してひらくもの
    Transformation through the Body

人間は自らの動物的な性質の根底にある「神性」という真実を見つけることはおろか、動物的な性質をあるがままに受け入れ、楽しめるほど強くなかったので、「からだと無関係でいること」にした。つまり、「わたしはからだである」のではなくて、「わたしはからだを所有している」と考えることにした。

さとりはからだを通してひらくもの。肉体の否定は思考にとらわれた人たちが支持ているだけ。

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第6節 からだについての教え
    Sermon on the Body

「はかなさ」「限界」「死」という、からだの表面的な特徴の奥には「不滅」という輝かしい真実がかくされている。

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第7節 インナーボディに根をおろそう
    Have Deep Roots Within

インナーボディにつながっているコツは、インナーボディを「つねに」感じていること。

何をしているときにも、意識の一部をインナーボディに残しておく。からだ全体で もの聞いたり、読んだりしているような感覚。

インナーボディに意識を向けていると、生き方がガラリと一新する。

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第8節 「許すこと」ってなんだろう
    Before You Enter the Body, Forgive

インナーボディを感じようとすると、意識を身体に向けるまで気づかなかった「感情のかす」が感じられることがある。それをしっかり観察することで処理しないと、インナーボディにつながることはできない。

感情を分類できるかどうかではなくて、どれだけ意識の表層部にのぼらせることができるかが大切。

意識をすべて向けることは、ありのまま受け入れること。これが感情を変えるカギ。

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第9節 人間と「目に見えない世界」とのつながり
    Your Link with the Unmanifested

「いまに在ること」は「まったき意識」になること、思考から解放された意識になること。「目に見えない世界」はインナーボディのさらに奥にあり、インナーボディはわたしたちと「目に見えない世界」をつなぐ接点。

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第10節 老化のプロセスをスローダウンさせる
     Slowing Down the Aging Process

インナーボディを意識していると、老化のペースが遅くなる。

思考にとらわれた状態から「いまに在る」状態にいられるようになると、身体中の意識の割合が増え、肉体が軽く、クリアーで、いきいきと感じられるようになる。

意識の割合が増えると、物質に対する幻想が減っていく。

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第11節 免疫機能を強化しよう
     Strengthening the Immune System

からだを意識で満たすほど、免疫力が強くなる。まるで細胞のひとつひとつが目を覚まし、生きる喜びにあふれているかのような感じ。

同時に精神の免疫力も高められる。自分の波動を高めることで、恐れ、怒り、うつなどの低い波動のものとは実質的に別の次元に存在できる。

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第12節 呼吸を利用してインナーボディとひとつになるエクササイズ
     Let the Berath Take You into the Body

インナーボディに集中できないときは、呼吸に焦点を当てること。

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第13節 頭をクリエイティブに使うコツ
     Creative Use of Mind

解決策やひらめきが欲しいときには、しばらくの間思考活動を止め、インナーボディに意識を集中させる。

どんな知的活動をするときも、思考状態と無心状態を交互に経験する。

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第14章 人間関係を豊かにする「聞き方」の秘訣とは?
     The Art of Listening

人の話を聞くときに、同時にインナーボディを意識する。そうすることで相手に「いまに在る」ためのスペースを与えることができる。これは話し相手に与えられる一番貴重な贈り物。

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Written by Shinsaku Nakano <shinsaku@mahoroba.ne.jp>
Last Update: 2012/05/28