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テレビ〜その2


最近はブログでもいろいろな文章を書いています。「心の癒しと意識の目覚めのために」もご覧下さい。

さてそんなわけで、新しい寮に引っ越してからはテレビとまったく縁のない生活になってしまいます。今だからこそ言えますが、この大阪時代を含めて会社勤めをしていた5年間は新聞もとっていませんでした。

そんなことしていたら会社で話題をふられたときに話ができなかったんじゃないかって?いやいや、そこはうまくやっていました。毎朝電車に乗ると、いっしょに乗っている通勤客のみなさんが日経をはじめとしていろんな新聞を読んでいます。わたしはそれらの新聞の大見出しを中心に拾い読み(^_^)。興味のある内容だったら、必死になって記事の本文まで読んだりして。(^_^;)

そして、朝会社に着いて上司から話しかけれたりすると、、、

 上司 「中野くん、○○の事件は大変みたいだな」
 わたし「そうですね、××が△△したらしいですからねー」

なんて、しっかり返事をしていました。

しかし、それで別に困ったことはなかったです。ラジオは一日一回は聞いていたし。

テレビであらゆるニュース番組をチェックしていたころは、そうしていないと自分が世界とつながっていないような不安な気持ちを持っていたような気がします。欠かさずチェックしていた音楽番組も、最初のうちは気になっていたけれど、そのうち見たいとも思わなくなっていきます。実家に帰ったとき、だれもきちんと見ていないのになんとなくテレビがついていると、わけもなくイライラするようになっている自分に気づいたこともありました。

そんなふうにテレビを見ない自分は他の人と違うのだ、というような優越感を感じていたことがあったのも事実ですね。

でも、最近はテレビに対する気持ちも少しずつ変わっています。ここに引っ越した頃には、テレビを買ってもいいかなー、と思っていたことも、同居人と相談しているうちになんとなく話は消えてしまいました。

前回のメルマガを発行した後にいただいた感想のメールにも書かれていたのですが、最近はテレビも少しずつ変わってきているのかもしれません。先日ホテルで偶然見た、ベルリンの壁崩壊についてのNHK特集は食い入るように見てしまいましたし。宇宙規模の意識の変化の流れの中で、気づかないうちにテレビ番組の中にもその影響が現われ始めているのでしょう。

さて、そういう時代の流れの中で、わたしはいつまでテレビの無い生活を続けるのでしょうか?近ごろ小さな子ども達に接する機会が多いのですが、最近のアニメの主題歌をギターで弾けないのは悲しいので、ここは一つテレビ買おうかな、なんて思ったりする今日この頃ではありますが、、、。

【まほろば通信】vol.31掲載1999/11/25)


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Written by Shinsaku Nakano <shinsaku@mahoroba.ne.jp>
Last Update: 2001/06/10