2008/11



--------------------------------------------2008/11/28
私がソロライブを始めたのは50歳をすぎてからだ。

ナポレオンズという本業はある意味マジック界におけるその使命は一段落ついたと思っている。

そしていまなお我々の芸を見たいという人々は日本全国にいる。
そのファンのいる限り、みなさんにその芸をお見せし続けるつもりではある。

「このままではいけない」というある意味危機感が生じたのが50歳すぎてからだ。
自分を高めることをしないとナポレオンズも失速してしまうと感じたからだ。

そしてジャズとマジックのソロライブをやりだしたというわけ。
自分を鍛える場であると位置づけている。

そのボナのソロライブがある意味、世間に一部分ではあるが定着しつつある。
他のジャズクラブからのお誘いも増えてきたし、ミュージシャンからのお誘いも増えた。

さらにいいことは、定期的にライブをする場があるということは、人脈のつながりが増える場でもある。

「楽しかったです。じゃあ、今度は友達連れてきますよ」と問われて「えーと、まだちょっと次回は決まってません」では人脈は途切れてしまう。

だから若いマジシャンに「どんな小さい場所でも定期的ライブはすべきだ」と言うのはそのためだ。

さて、なんでそんな話をしたかというと、そういう場で知り合った方がいわゆる経営セミナーのようなものをやっている。
黎明の会」という。

政治、経済、医療、金融、経営などをテーマに一流の講師を招いてのセミナーである。

昨日は六本木の国立新美術館の林田館長さんを招いての美術館についてのお話だ。

私は将来、美術館でのマジックショーの企画をしようと思っている。いわゆるパフォーマンスアートとしてだ。

実に為になった。

美術館も地域に経済効果がないと意味がないと初めて知った。

森美術館の森さんは「美術館は門前町と同じ。お寺なんかがあって人があつまりその町が潤わなくてはいけない」と言っているそうだ。
そんな話があったり、いろいろな資料もくれた。実に有意義な時間だった。

その国立新美術館でのピカソ展では実際にこんなサービスがあった。

半券をミッドタウンの協賛しているお店に持って行くと、カフェではコーヒーがサービス。
もちろんケーキか何かもう一品頼まなければなりませんが。

お肉屋さんでメンチを買うと一枚メンチがサービスとか。いろいろあるようです。しかも半券は期間中なら何度でも使えるとのこと。
まさに地域に経済効果をもたらすのだ。
金沢21世紀美術館もこの手の方法をとっているとのこと。
その美術館は前から行ってみたいなあと思っている。


その門前町理論はマジックの業界にも当てはまるね。

私がライブをする→そこでその店も潤う→そしてその場に居合わせた人が知り合いになる。
→それぞれがそこで異種交配が行われる。(に、肉体的にではありません)
正確には異業種交流ですが……。

そうして人脈がつながっていく。

寄席にぶらりと来た一過性の人々と違い、定期的なそういうライブでの人脈は、この経営セミナー、そして美術館の姿にも通じあうものがあるなあと、実感したしだい。

――ただ勘違いしてはいけないのは、そこで知り合ったからといってそれが人脈になるというわけではないのです。
その後アクションすることが、人脈になっていくことをお忘れなく。

もちろん会費はありますが、それ以上の有益な時間でした。

↓さてそのあと近くのレストランで食事会。
←中央、指をさしているのが私。その隣の白髪の紳士が林田館長。

そこでもいろいろなお話が交わされて楽しい時間でありましたよ。

参加者も会社の社長、会計士、古美術商、そして経済産業省の方もいらして、さまざまな業種の方のお話が聞けました。
まさにハイブリッドの食事会といえるでしょう。

もちろん私は自分のライブの宣伝などをしっかりさせてもらいました。

しかしこういう場では必ず名刺交換をするのが常識なんですね。
だと思って私もしっかり名刺交換なるものをさせてもらいました。なんかサラリーマンになったみたい。

「黎明の会」の高橋社長、そしてスタッフの皆様、ありがとうございました。



帰り道、銀座の並木通りを歩いていると。
↓資生堂のクリスマス・イルミネーションがありました。去年もこの写真載せましたね。時間がたつのは早い〜。


充実した一日でした。
--------------------------------------------2008/11/26
インドの月面探査機の名前が「チャンドラ・ヤーン」という。
失礼ながらほほえみたくなる名前と感じるのは私だけかな。

月の乗り物という意味らしい。レイモンド・チャンドラーとは違う。

インドの古い王様でチャンドラ・グプタというのを世界史で習ったな。グプタの乗り物という意味かな。

我々の年代なら外国人演歌歌手はジェロじゃなくて、インド人のチャダさんだな。

魔術師で有名だったのは子どもの頃見たソルカルだ。
インドにはその名前のソルカル通りというのがある。
それだけ偉いということだな。
でも呼び名はP・C・ソーカーといっていたな。

近年そのソルカルジュニアの演技もみたことある。

大学生の頃にはO・P・アガルワルというインド魔術団を日比谷公会堂あたりに見に行ったな。

やっているのはまったく大昔のからのイリュージョンだ。

今インドのマジック界はどうなっているんだろうな。ふと月を見上げてそう思ったよ(うそです)

ちなみに錦糸町の客引きのインド人はジョンという。
久しくあってないな。
こんどチャンドラヤーンと呼んでやるか。








12月は営業も多いがその合間を縫って個人のライブも目白押し(←古くさい表現だな)

★12月9日(火)は三遊亭好太郎師匠の「うたたねの会」にゲスト出演。好の助も出演。上野広小路亭。

Jazz&Magicのジャマライブのお知らせ。ピアノは野田ユカさん。ボーカルは変わります。
★12月12日(金)の池袋ホットペッパー。+有佳。03-3971-8669

★12月19日(金)は上記の三軒茶屋オブサンズ。+元山いづみ。03-6805-3621

★12月22日(月)は菊川なあーじゅ。+白土直子(劇団SETから)。03-3635-8366

そして
★12月25日(木)は三遊亭好の助の二つめ昇進公演です。森下文化センター(03-5600-8666)
18時開場、18時30分開演。
いきないり口上があります。出演は好楽、王楽、兼好、好太郎、三増れ紋、ナポレオンズ、好の助です。
そして

★12月29日(月)はボナペティライブです。

よろしくお願いします。






先日横浜方面に私用があった。その帰り「そうだ! 新しくオープンしたマジックレストランにいってみよう」と思い立ち、関内に向かった。

お店は銀座にもあるGIOIA(ジョイア)

銀座と違って7階にあるため地上の雑踏から離れて、ゆったりと空気が流れる店内。
ジャズのBGMを聞きながら、おいしいイタリアンとワインとそしてお目当てのクロースアップ・マジックを楽しみましたよ。
↓写真は伊勢佐木町(いせざきちょう)

中央のネオンは港横浜にちなんで帆船です。
--------------------------------------------2008/11/23
気がついたらこのHPに訪れたお客様が30万人を越えました。
ありがとうございます。

HPは他人に発信するという面もありますが、自分の軌跡のメモでもあります。
自分で過去を振り返って、その時の気持ちや出来事を再認識できるということができます。

サーバーは自分史の図書館といってもいいでしょうね。これからも我が図書館にお越し下さい。
――書籍はかなり少ないですが……








↑クロワッサン・プレミアムという雑誌ですが、シャンソン歌手のクミコさんが、私の事を書いてくれています。
ファンタジー小説のような文章でなかなか素敵ですよ。






ここ数日まえから、電動ルームランナーをやっています。正式名称は知りませんが、テレビの通販で買ってしまったのですよ。

私は健康のためになるべく散歩するようにしていますし、仕事の打ち合わせには電車に乗って歩くようにしていますが、冬場なると出るのが億劫になりがちなので、朝、そのマシンで散歩しているのです。

このマシンと普通の散歩と大いに違うのは、本を読みながら散歩できるという点です。
まさに一石二鳥なのです。勉強しながら体力つける。

酒を飲む量も減ったし、腹にある中性脂肪をなんとか少なくしたいと思っていますよ。






さてボジョレーはいつも近所の福寿司さんで飲みます。
↓いいワインでした。


「今年のボジョレーはいいね」と、いつも毎年いっているような気がします。
それは冬ごとに近所のおばさんたちが「今年の風邪はしつこいわね〜」
というのと同じ。
毎年繰り返されるフレーズですね。
でも今年のボジョレーは、いい色しているしフルーティだし、まろやかでうまかった。(去年のコメントとほぼ同じだった)

――このワイン、半分しか飲めませんでした。あとはお持ち帰りしました。まじで最近酒がまわる……。

--------------------------------------------2008/11/18
ジャマライブはまず野田ユカさんのピアノソロが1曲あってから私が登場する流れになっています。

先日のジャマライブで、野田さんの一曲めの時にトイレにいったお客様がいました。
その人は前列の方でした。

そしてそのお客様がもどって席についたころ、曲が終わりました。

あとで聞くと、野田さんはそのお客様がもどるまで曲を流して終わりかけてもエンディングをなかり長めに弾いていたということです。
さすがに野田さん、よく分かってらっしゃる!

そんな野田さんはエプロンペペという名前での音楽活動もしています。

来年の1月4日(日)
昼から吉祥寺曼荼羅で「新春シャンソンショー」というタイトルのライブがあります。
といってもシャンソンではなく、エプロンペペの持ち歌のタイトルです。

出演は、野田ユカ、なあーじゅのバンマスのグループM&U、吉澤紀子も出演しますよ。あ、私もだ。
詳しくは作詞作曲の佐藤マサ雅一さんのHPで。こちら








富山ではおいしいものをいただきました。

↓写真は茹でたてのカニ。

やわらかく、甘く、おいしかったね〜。ごちそうさまでした。お酒は少し控えましたよ。






ショーの中ではひとりのお客さんのことをいじったりけなしたりして笑いをとることができます。
しかし、それをやっていいか悪いかはそのパフォーマーがどのくらい観客に受け入れられているかです。
つまり観客がそのマジシャンに好意をもっているかです。
そうでない場合は不愉快な空気になる場合があります。


たとえば、お客様から指輪を借りたとしましょう。
「おお、いい指輪ですね、100均で買ったのですか?」
とか
「おお、綺麗な指輪ですね、ガチャポンですか?」
とか
「おお、素敵なイミテーションのダイヤですね」

などは、他のお客様には受けるかも知れませんが、そのお客様は不愉快になる人もいるでしょうね。
これらを言って大丈夫なタレントは綾小路きみまろさんぐらいでしょう(あ、マジシャンじゃありませんが)

これらのフレーズを使って笑いを取りたいのなら、簡単な方法があります。
こういえば誰も傷つけずに笑いをとることができますよ。

「ああ、いい指輪ですね〜この間のお客さんのはガチャポンでとったヤツでしたよ」

この場にいない人のことにすればいいんですよ。その場の人は誰も傷つきません。

さらにそのワンクッションあってからこういうのはありですよ。
「あれ? 同じものだ」

これなら本人も大丈夫です、1回笑っちゃっているからね……。
お客様との会話はとても奥深くて難しい。







あ、今ラジオで稲垣潤一と太田裕美のデュエットで♪「木綿のハンカチーフ」が流れている。。。
いい感じだ〜。彼の新しいアルバムだそうだ。
買おうかな。。。
--------------------------------------------2008/11/16
ジャマライブ51、終了。新ネタをかなりいれた。

自分では失敗した部分もあったが、ビデオを見たらそうでもなかった。
だいたいそういう失敗の心配は杞憂なのだ。なにせお客さんはタネを知らないのだから。。。。。


毎回、軽い台本は書いているが、ベテランの私にはほとんどアドリブだ。
それがすらすらでてくるのが、自分でも驚く。
毎回やっているとマジック以外でもそういうところが蓄積されてくる。だからライブは頻繁にやるべきなのだ。

新しいお客さんもいらっしゃった。まったくマジックを生で見たことない人の反応はおもしろいし、その人にとっては大いなる感動を呼ぶということがよくわかった。
マジシャンはそうなるとスーパーマンになってしまうが、パーフェクトに現象を起こしてしまうのも、いかがなものかと思う。
ある部分で人間らしさを残しておいたほうが、観客との心の関係が持てる。そのほうが盛り上がるのだ。

誘拐犯と人質が、あるとき心が通じ合ってしまうということと同じだ。
(オレは誘拐犯か!)

ストックホルム症候群は、マジックショーでは必要かも知れないね。

そのライブに私の熱烈なファンという女性が初めていらした。
彼女は終始緊張していたが、驚いたり感心したりの連続だった。
ある意味、私にとってもいいお客さんだし、会場にいる他のお客さんにもいい影響を与えてくれた。
ありがとうといいたいね。

彼女のしぐさは実に可愛かった。

誰がいったか忘れたがこんな言葉がある。

――女性は美人か不器量かではない、まして年齢も関係ない。
心根がかわいいかかわいくないかである。

ある意味男にとっての都合のいい女性観だと思ったが、その彼女はとても可愛かった。

注:彼女は不器量ではありませんよ。

人間は男女問わず、根性が悪いのは世の中に受け入れられないということだ。
自分のことしか考えてないとか、相手のことを考えてない、などという人間はいけませんな。
自分もそれに気をつけないと。



JazzとMagicのジャマライブは12月は3回あります。ピアノは野田ユカさん。

12/12が池袋ホットペッパー。(Vo.:有佳)
12/19が三軒茶屋オブサンズ。(Vo:元山いづみ)
12/22が菊川なあーじゅ。(Vo:白土直子From SET)

です。詳しくはまた後日。





お酒をひかえると実に体調がいい。寝覚めもいい。

といっても禁酒ではない。酒なら最高で2合までだ。
味わって飲むようになった。もっとも季節が夏場だったらやはりビールを沢山飲んでしまうでしょうな。

今夜は高岡泊まり。

酒と魚がおいしいところだが、飲み過ぎないようにする

――ことができるか心配だ。

ではハッピーフライト!で向かいます。
--------------------------------------------2008/11/14
今日(14日)の昼、NHKの金曜バラエティに出演しますよ。
12:20〜です。
みてくださいね。NHKですので重大事件があると、無くなります。








爪を磨くのは日本のマジシャンだけでなく、世界的に流行らしい。
私は随分前からやっていた。ピンキーマニキュアをもやっていたことがある。

その頃はマリックさんもしていなかったと思う。
最近は誰もかれもやっている。
へそ曲がりだから、みんながやり出したから止めたのである。

しかし止めて正解かもしれないと思う。

手がアップされるとその爪に目がいってしまう。
過度の爪の輝きはその指先で起こっている奇跡よりもそちらに目がいってしまって、へたをするとマジックの効果がなくなるのではないだろうか?

要はマジシャンの爪は清潔であればいいのであって、光輝かせることは必要ない。

DVD解説にでてくる外国人の若いマジシャンでも指は光っている。
しかし、姿はジーパンとシャツだったりする。
実にアンバランスである。

シカゴのマフィアがよく理髪店で爪を磨かせているシーンが、子どもながらテレビドラマで見たものだ。
ある意味、ステイタスの象徴なのかもしれないが、
若いマジシャンは爪を磨く時間があるなら、マジックの腕を磨く方が先だろうね。

――と、今頃私は気がついたよ。



家に帰ったら、ばかでかいショートケーキがあった。うまかった。

ちなみに写真の指は私の指――ね? 光ってないけど、清潔でしょ? ケーキがとてもうまそうでしょ?



--------------------------------------------2008/11/11
先日、あの巨匠の福田繁雄先生からじかに電話。
パーティでのお礼だそうだ。
プロデューサーが、福田さんいなくてもマジックで充分でしたと言われたとのこと。

お世辞でもうれしいね。またお会いすることを約束して電話を切りました。なんでも世界中をいまだ回っているそうです。
大したものですね。勇気づけられます。







週末と週初めは島根の方で寄席がありましたよ。
メンバーは昇太、木久蔵、東京ボーイズ、三増れ紋、昇々。

夜の食事の席でお店の人からサインを頼まれました。
しかし写真のようなことに。よくみると木久蔵さんの前にはウーロン茶のこぼれた後が。
木久蔵さんの色紙の墨が滲む被害に。。。。
←手前の動きが固まっている人が容疑者X。急いで撮ったから画面がぶれている。

←その人は昇太さん。
後ろで「これを倒したんだ」と言っているのが東京ボーイズの菅六郎師匠。

↓今度は、テーブルでは危ないと思ったのか畳でサインを書く木久蔵さん。

なんか店の人に説教されてるみたいだ……。









ところでその頃、長野での好楽、おぼんこぼん寄席で、会館に爆弾しかけたという電話があって観客が避難したとのこと。

それを聞いて、みんなが「師匠と同行していた好の助が新ネタができないからイタズラ電話したんじゃないか」という話になった。
好の助に電話したら別の仕事だったようで、疑いは晴れました。

――いや、まてよ、むしろ、現場にいないから電話したとも考えられる……








ときどきメールをくださる方から、こんな情報いただきました。
NHK「きよしとこの夜」で解説したテレパシーカードの話。

うちの三姉妹

AKOさん、情報ありがとうございました。
--------------------------------------------2008/11/6
しばらく、酒抜いて(10月はなんと9勝!)カイロにいっていたら、最近酒がかなり回るようになった。

ビールジョッキ1杯と日本酒1合で顔が真っ赤になってしまって「酔ったなあ」とわかる。
身体が、「そろそろいい加減にしろよな」、といっているようだ。

飲み屋の皆さん、なかなか伺えなくてごめんちゃい。








銀座でグラフィック・デザイナーの巨匠・福田繁雄先生の展覧会が開催されている。

「ハードルはkugure潜れ」

タイトルからして面白いね。
そのパーティの案内がきたので足を運んだ。もちろん、ポケットには小ネタを持って。

↓先生とはあのモナリザ・イリュージョンでお世話になって以来、お付き合いをさせてもらっています。
(C)テレビランド

さて7時からのバーティは、ギャラリーの横のスペース。6〜70人で一杯。
お酒と軽い食事があって主人公の到着を待つばかり。

ところがマイクの前に立った関係者から、思わぬ話が…
――「えー、先ほど、福田先生から連絡が入りまして、『今、トロントにいます。トランジットに失敗しました』とのことです」

会場がざわめいた。横にたっていた人なんかは「さすがだなあ、トロントだぜ。俺たちなんかせいぜい『日比谷線と銀座線のトランジットに失敗しました』ぐらいだよな」
とか
「トロントって、銀座のバー・トロントじゃねーだろうなあ」などのざわめきの後、さらにアナウンス。

「――というわけで本人無しで、先生の友人の○○さんのお言葉で乾杯をして、お酒と食事を楽しんでください」

なんとも気の乗らない苦笑にまみれた乾杯。

「そうだ! こういうときこそ恩返しだ」と思い立った不肖・私ボナ植木。
――私の出番である。

司会者にその旨を伝えてもらう。

「本日はナポレオンズさんがきていますのでマジックをやっていただけるそうです」

食事やお酒のカウンターに行きかけた人たちがステージにもどってきてくれた。
中には「あ、それのがいいや」などという無礼な輩もいましたが、マジックショーは大いに盛り上がって、レセプションパーティも無事終わったのでした。。マジックのパワーは凄い。めでたし、めでたし…。

先生はもう日本にいるんでしょうなあ。。。。

福田繁雄展は11/21まで銀座の二箇所で開催中。








ボナペティ!★ライブ3のチケットは土曜日からマジックランドで販売します。
マジックランドにいけば座席表から選べますよ。

電話予約なら今日からでもできますよ。必ずご自身の連絡先電話番号をお伝えください。

マジックランド→03−3666−4749 月曜日定休。11時〜18時30まで。







サグラダファミリア教会なみの歯の大規模工事はいまだ続いている。多分あと100年くらいはかかるだろうな。

「芸能人は歯が命」とはその通り。ジャズボーカリストもしかり。。。。

--------------------------------------------2008/11/1
おお、もう11月じゃん!とまじに驚いてます。


以前、小惑星探査機を擬人化して愚痴を書いたけど、今回は、火星探査機フェニックス・マーズ・ランダー君のぼやきだ。


★いやー、今年の春に着陸して、いろんな衝撃的な写真送ってやったけど、そろそろやばいな。

北極近くに着陸したから、夏の間は太陽さんさんで電池もばっちりだったんだけど、冬の季節に入ってくるとなあ。

NASAからは、「ヤツは越冬できないかもしれない」、という情けない声が聞こえてくる。

確かに太陽が出ている時間が極端に少なくなるから電池が持たないかもしれないというのだ。
そんなもん、何年も前から知ってるじゃん。

越冬できないのはオレだけじゃないかも、地球の経済も、同じだからな。

しかしこの半年あまりよく働いた。写真撮ったり、ユンボで土壌を調べたり――オレはきせつ労働者か!!

そういえばオレの知り合いの外資系ゴルフメーカーの社長も半年日本にいて半年アメリカにいるもんな。
きせつ労働者の社長っていうのも珍しい。。。。

あー、タバコ吸いてー、いままで、もう任務に没頭していたから久しく吸ってない。

さっき、NASAから連絡が入ったんだよな「そろそろ、電源をマナーモードにする」って、オレは携帯か!!

スタンバイモードの間違いだろが!

しかし、この計画の名前は「フェニックス計画」だぞ。電池切れの不死鳥ってあるか?えー?オレをなんだと思ってるんだ。ここまで来るのに1年だよ1年! しかもファーストクラスじゃねーし、キャビンアテンダントもいねーんだよ。まったく。屈んだままだからなあ。
しかもオレの前のヤツは激突して失敗したからな。

あ、まてよ、不死鳥っていうのは1回死んでから蘇るのか、おお、これは来年の春には期待が持てそうだ。

春になってNASAがオレを呼びかける――するとオレは「なんだい? 呼んだかいベィビー!」と軽口を言う。

するとNASAでは歓喜の嵐になるだろうな。
日本の南極探検隊の犬のタロー、ジローの気持ちが分かるよ。

でもなあ、世界不況が一層すすんでしまうと、もしかしたら奴らオレのこと忘れるかも知れないなあ。

電源落とされる前にタバコ吸おうっと、プハー、旨い!

吸い殻は……採取した火星の砂に入れちゃえ。。。。

ひとつ秘密があってね。カメラの後ろから近づいてきた火星人がいたんだよね。
そのツーショット写真、NASAに送ってないんだ。しばらくしたら送ろうかと思ってね。だって大スクープじゃん。

ま、春にオレが生きてたら送ってあげようかな。

あ、なんか目の前が段々薄くなってきた。スタンバイモードに入ったんだな。。。。

あ、その前にオレが撮った衝撃の写真をみてくれ。それはこちらから。

とくに7枚目と8枚目の砂嵐の写真は自信作だぜ!!

14枚目の左の小さいのは母船から突き落とされ、パラシュート降下させられた?僕ちゃんの勇姿。

というわけで、来年の春、NASAの呼びかけに答えられたら、また会おうね。。。
そのまま眠りについたら、チャオ……。







さて地上の現実にもどります。

11月14日のジャマライブは満席になりました。ありがとうございました。

12月12日は池袋のホットペッパーという店でジャマライブの番外編をやることになりました。
ボーカルはその店に馴染みの有桂(ゆうか)さんという方です。

菊川なあーじゅでの12月のジャマライブは候補日はありますが、決定したらお知らせします。

そして12月25日は森下文化センターでの好の助襲名公演があります。
ナポレオンズもでますよ。

さらに12月29日はボナ・ペティ!★ライブVol3です。

以上、宣伝でした。


これから、新幹線という探査機に乗って、三島あたりを探検してきます。