2008/6

--------------------------------------------2008/6/30
今年も半年が過ぎようとしています。何事にも感謝をするために、今回は「ありがとう」特集?です。
純文学小説家の小石至誠先生から、ご本いただきました。
ありがとう。
まだ読んでませんが、字がちいせー!!
つーわけで、眼科にいってきました。
二日間にわたり、眼の検査とコンタクト購入のためです。
視力を0.7から1.0にしたので、近くがますます見にくくなってしまいました。
つーわけで、老眼鏡が必要になりました。
老眼鏡は英語でリーディング・グラス――つまり本読み用のメガネということになります。
これって「後期高齢者保険」の名称に適用できそうないいまわしかたですよね。
「ご長寿保険」でもいいわけだしね。
それはともかく、やはり老眼鏡は不便だなあ。。。。もとの視力にもどすかな、と悩んでいるのです。
一ヶ月以内なら変更してくれるそうです。ありがとう。
8月のボナ・ペティ★ライブ!に出演してくれる堀内大助さんのライブにいってきました。
なかなかお洒落な場所で素敵で不思議なマジックを見せてくれましたよ。
いいことです。これを継続していけばいいのですよ。
さらに次の日には彼が私のジャマライブに来てくれましたよ、ありがとう。
それらの様子は彼のブログとそして希有な友人の中原まこと先生のブログにあります。ありがとう。
キムラ緑子さんから毎度のことながら、地元・淡路島産のタマネギが送られてきた。
さっそくビーフシチューにすると、なんと甘くてこくがあってうまいこと!! ありがとう!
静岡清水のレクチャーにきてくださった皆様ありがとう。エッセイ集1も買っていただき感謝。
今回はコインの手順とゾンビ、その他ステージものを解説しました。
特別に衣装も皆さんに手にとってもらいましたよ。
また行きましたらよろしく。MrウメとMrマツに感謝。ありがとう。
↓シャンソンのクミコさんのサイン入り丸の内ロールケーキ。いつも素敵な歌声ありがとう。
↓エレキング10が出ました。梅雨の季節に一服の清涼剤。

←シュールなギャグをいつも
ありがとう。
DVDが出る??!!
世界第二位でIBM東京リングの会長、そして大酒飲みのYUMIさんのサンディエゴ日記のヘリコプターの記述には笑ったよ!
あの演技からは想像出来ん。メカ好きなんだね〜。
笑わせてくれてありがとう。
というわけで、日々、誰にでもどんなことにも感謝をしましょう。
こんにち自分があるのは、いろんな人のお陰です。ありがとう。
そしてこの読者の皆さんにも、いつも『ありがとう!』
--------------------------------------------2008/6/23
相方のパルト小石が小説をだしました。
「神様の愛したマジシャン」小石至誠・徳間書店、¥1365(税込み)
大学のマジックサークル四年間の話だそうです。
すいません、実はまだ私は読んでません。
(くれるのかなあ、それとも買えってことかなあ……もう少し待ってみよっと)
毎月、私はジャマライブというジャズとマジックのライブをしている。
そこではジャズを歌っているのだが、通算45回やっているが、風邪をひいて声がでなかったことはない。
(観客には残念なことだろうが…)
毎月必ず歌わなければいけないという気持ちが、風邪をひかない理由かもしれない。
マジックの仕事だって病欠はしたことがない。病は気からということは確かにありそうだ。
以前、ものまねのまねき猫さんと仕事でご一緒したとき「喉の状態をキープするのに何かしてますか?」とうかがったところ、特に気にはしていないけど、お茶はよく飲んでますよとのこと。
それに習って私もペットボトルにお茶を入れて常に持って飲んでいる。水で溶けるお茶パックがあるので多めに作って冷蔵庫に保管して頻繁に入れ替えるのだ。市販のペットボトル茶より予算的にはお得だ。
寝床にも置いて、夜中にでも飲む。お茶はビタミンCがあるから身体にもいい。
みなさんもぜひお試し下さい(提供は伊藤園でした)
そんなことより酒を抜くのが身体にいいのはわかっておりますよ〜
庄内空港に降り立つとこんな看板があります。
注目は下のキャッチ。
『米のうまいところに悪い人はあんまりいません。』
あんまりいないということは、いるのかい!
--------------------------------------------2008/6/19
今のマジックの教本やトリックの解説には、DVDが付いている。
確かに、その方が会得しやすい。
しかし、ちょっと心配なことがある。
将来、今の若い人はもしかしたら文章でマジックを習うことができなくなるんじゃないだろうか?
本の中の図が、自分から見ての図なのか相手からのものなのか、それすら理解不能になるんじゃないだろうか。
マジックのバイブルといわれるターベルコースもまったく何が書いてあるのかわからなくなるかもしれない。
「このターベルさんは、何をいいたいんだろうなあ。DVDないかなあ…」
――あるわけがない、60年以上前の本に。
そんな若者がいざ今度は自分のマジックの解説を書こうとすると、相手に伝わらない事態も起こるかもしれない。
『まずう、カードをこんな風に持って、ああしてこうしてあの技法を使って、さらにこんな風にしてああすればこんな不思議な現象ができますよお〜。詳しくは付属のDVD見てね〜』
そんなバカなマジシャンはいないだろうけど……ちょっと憂いを感じるね。
世間一般的にも本離れが目立つけど、したがって、マジシャンもいろいろな本をしっかり読んで読解力をつけると、いいかもね。(あ、別に私の本を宣伝しているわけではありませんが……)
今月のジャマライブは6/27(金)です。そろそろ満員になりそうです。
次回は、日曜日しかあいていないお客様のために7/13(日)を予定していますので、よろしく。
--------------------------------------------2008/6/16
東北三日間の移動疲れとジェミーのショーでバーズアイマジック(横向きマジック)をやったので、身体がたがた――やっとカイロにいきました。
で、復活しましたよ。ということは酒が抜けました。今月やっと1勝。
先生が引っ越して家が前より近くなってうれしいです。
そうそう、副都心線という新しい地下鉄ができましたが、私がよく使っている都営新宿線とこの線は新宿あたりでなんと11pの差しかない部分があるそうです。
いろんな路線が地下を通っているので、既存の線を縫うように走っているそうです。
もちろん11pの間隔で電車同士がすれ違うんじゃないんですよ。電車が走っている大きなチューブとチューブの間が11pということです。
しかし、その部分どうなってるんだろうね、タオルでも詰めているのかなあ。
それともモグラの保安員が交替でささえているのだろうか?
地下鉄は当たり前だと思っているけど、ものすごい技術だということを、そんなところで実感するね。
マグロがないといいながらも扇橋の福寿司には、りっぱなものがあったよ。
大将の身体もりっぱですが…
うまかった!
〜お知らせ〜
ボナ・ペティ!★ライブ VOL2
大好評(当社比)だった一回目から早数ヶ月。
やっと詳細が決まりましたよ。
8/18(月)19(火) 銀座小劇場
19:00開演。¥4500(全席指定)
出演:
ボナ植木、獅子神(赤坂忍者)、堀内大助、古山光、キャサリン(韓国から)
一人語り :三咲順子 『僕がマジックを嫌いになった理由(わけ)』
ひとりコント:モロ師岡 『イリュージョン道具製作職人の困惑』
チケット予約はもうしばらくお待ち下さい。取り扱いはマジックランドになります。
どうぞみなさん、ボナ・ベティ!(召し上がれ!)
--------------------------------------------2008/6/12
旅から帰ってきました。
一日、二ヶ所、さらに翌日の会場への移動をして、三日間の公演でしたよ。
初日、郡山→山形→盛岡泊、二日目、盛岡→秋田→青森泊、三日目、青森→八戸→東京。
さらに夜遅く帰京してから、無理言って歯医者にいきました。T先生、すいませんでした。
そして身体がたがたなのでカイロにいかないと。。。。
秋田では地元のマジシャン、ブラボー中谷さんが酒を持ってきてくれました。ありがとう、でも重いよ!
↓写真は青森でラーメンを食べているケーシー高峰師匠と小林幸子さんのものまねの斉藤京子さん。
このツアーの責任者のH企画のF野社長はなかなか経費節減にきびしい。
私が、お酒を二合飲んだあと、もう一本注文すると「だめだよ、お酒と女は二合(二号)まで!」とおっしゃる!
子供の私には意味がわからなかったので、もう一本、徳利を注文しました。(子供が酒飲むな)
人が集まるところには事件事故がある。そう意識して町を歩かないといけない時代だ。
かといって人のいないところを歩くのも怖い。。。。難しい世の中だね。
こんな時代だから、人の気持ちを思いやるということをある意味、過剰に意識してもいいんじゃないかな?
自分の考えが常に正しいとは思わないで、あらゆる考えが世の中にある、というのを意識して会話したりするのが大事かなあ、、、となんとなく思う日々だよ…
秋葉原は子供の頃からいっていた。
中学生の頃は、抵抗やらコンデンサーや基盤などを買って、ラジオを組み立てたりした。
大人になればオーディオ部品を買いに、そしてPC時代にはジャンク部品を買いにでかけていったなあ。。。。
家から近かったからね。魅力的な町なんだよ。
友人の名前でメールが来た。「会員登録してください」というのがあったので、あやしいので本人に携帯でメールすると、どうやらフィッシングらしい。
みなさんもあやしいメールには注意を。
私が怪しいメールを開く時は、ネットをオフにして開けるよ。
少なくともその時点で、一気に情報の流出はとまるからね。。。。
さてこれからマジックジェミーのショーに行きます。
何やろうかなあ……
--------------------------------------------2008/6/8
このタキシードはスピード社製で、鳩は瞬間にとり出せるし、袖に隠してある物も一瞬で出せます。
もちろん、物を消すことも一瞬です。
さらになんとマジシャン自身も舞台から消える速度が、従来のものより2秒早くなっています。
――なんて衣装ないかね。
よく妙齢の女性が古い話題を知っていた時に、まわりの人達は「えー、それ知ってんの! 何歳ですか!」
とか「意外と若く見えるのね」とかの反応をするのが普通だ。
するとその女性も「あら、教科書で習ったのよ」と切り返す。
先日、ある女性が古い話題についてきたとき、そばにいたある男性はこういった。
「おお、それをご存じとは、なかなか博学でいらっしゃる!」
うーん、いい表現だ、『博学』という言葉は。
同じことなのに、別のいい表現に置き換えるというのは、人間生活の潤滑油になるだろう。
背の高い女性に「でかいですね」というより「背が高くてモデルさんみたいですね」といったほうがいいし、
メタボ腹の人を「やさしくて包容力のある人ですね」とか「貫禄ありますね〜」と言った方がいい。
歌のへたな人には「なかなか、特徴があって個性的ですね〜」とか、――あ、このまえそう言われた!!
↓写真はとあるところでの音響さんの部品入れケース。CASE BY CASEと書いてある。
明日から、しばらく地方公演にいきますのでよろしく〜。
--------------------------------------------2008/6/5
私には将来、ある「楽しみ」がある。
それは、私は56歳だけど今だはっきりわからない『マジックの神髄』のようなものがいつか分かる時がくるんじゃないか、という期待だ。
英語が話せるようになる瞬間があるように、ジャズが突然理解出来るときがあるように、あるいは鉄棒の逆上がりが突然できるようになる瞬間があるように、あるいは自転車が乗れる時があるように、マジックのそれ――本質?神髄?――が、分かる時がくるんじゃないかと思うのだ。
「あー、何だよ! マジックってこれだったんじゃん!!!これでマジックの悩みがすべて解決したよ〜」
という瞬間だ。
それがいつか来る、と思うだけで、日々、飲んだくれようが、その楽しい期待が心の奥底にあると思うだけで、生きている価値があると実感するのだ。
そういったものは、マジックでなくてもいい、自分の好きなことでなおかついまだハッキリつかめないものがあるだけで、人生は、充分生きている価値があると思う。
それは何でもいいのだけど、私の場合はその「マジックの何か」が突然、降って湧いたように『これだったんだ!』と思う日が将来きっとあるに違いないと考えるだけで、毎日が楽しい。
しかも、それを悟ってしまった後ですら、さらに深く、それを楽しむ人生が待っているとは、二重の喜びが将来あるというものだ。
――なんだか、毎日がワクワクするね〜 そうは思わないかい?
↓桜木町の「居酒屋ごっつあん」の大将から、田舎の名物の「朴葉寿司」(ほうばずし)が送られてきた。
葉の香りと山椒、鱒が少し入っていてなかなか美味だ。飛騨の名物だそうです。
水木英昭プロデュースの「眠れぬ夜の電波ハイジャック」は大盛況のうちに終了。
↓写真は打ち上げでの、宮本大誠さんと曾我泰久さん。
熱く語っているのは女の話?ではなく、演劇論?でもなく、
宮本:「疲れたね。左手が痛いんだよ」
曾我:「私も、明日は死んでますよ」
なんていう会話でしたよ。
それだけ全力投球していたのですね。お疲れ様。
また見たいですね。将来、同じ公演があるといいですね。
そしてその水木英昭プロデュースのサマーカーニバル2が六本木スイートベイジルで今年も行われます。
ほとんどの出演者にまたそこでお会いできますよ。なんと私も歌で出演です、あ、マジックも。
8/4(月)
18:00開場。19:30開演です。
よろしく〜
先日のジャマライブにBXのライター小明(あかり)さんが来てくれたよ。
彼女のブログに私の写真やその時のライブが載っていましたよ〜
--------------------------------------------2008/6/2
おお、もう6月じゃん!――と、毎月の初めに言ってるなあ。
先月は三日しか酒抜かなかった。。。。わずか3勝だ。
しかし、酒の量は明らかにセーブしているよ。今度からどれくらい飲んだかやってみようかな。
昨日は生ジョッキ2杯とお酒1合だけでした。私にとっては少ない。。。。
久しぶりにフジテレビのディレクターのM野さんに二日続けた会った。
ニューヨークに3年間赴任していて去年帰ってきた。
土曜日は錦糸町の小川のやきとりが食べたいというので、一緒にいった。
前の日に小川に連絡しておいたので、裏メニューの鳥カツを作ってくれた。
彼は「うまいね〜」と喜んでくれたよ。
↓私にはつまみで鳥カツ煮込みを出してくれた。
彼は飲みながらいろいろ話をしてくれた。「ニューヨークの焼き鳥はまずい」だの「タバコは道に投げ捨てだよ、そうしないとそれを掃除する人の仕事が無くなるからね」とか「このあいだのセロのマジックは……」とか「スティーブ・コーエンのやってるチェンバーマジックはよく見に行ったよ」とか。
そのチェンバーマジックとは週末、ニューヨークの高級ホテルのスイートルームで少人数相手にサロンマジックをしているという。
泊まり客も来ることがあるし、それを見にくるだけの人もいる。
「いくらするの?」ときくと「ナポレオンズの植木さんに紹介されたといったら入れてくれたよ」
あらら、私の名前も結構有効なんだ。
(だからといって皆さんはそこに行って私の名前ださないでね)
実際には、結構、いい値段の入場料を払うらしい。
飲食はなくて純粋にいい雰囲気の中でのショーのみだそうだ。
ある意味、セレブ対象のマジックサロンショーといえるだろう。
日本でも可能性のあるマジックショーのひとつのやりかたかもしれない。
そして昨日は、水木プロの博品館公演を見たいというので一緒に見にいった。
そのあと銀座で軽く一杯飲んでいろいろマジック談義をした。
業種が違うから実にためになった。
彼のことは以前にも書いたが、初代に引田天功先生に少しついていたこともあったのだが、マジック界にはいかずにテレビ業界に行ったというわけだ。
帰りぎわに彼が言った。「しかしあんたもよくマジシャンで生き残っているよなあ…えらいよ」
確かにそうかもしれないと実感した。
将来も考えずにただ好きでこの商売に入ったのだが、熟考していたら先行きのわからないマジシャンという職業にはつかなかったろうなあ、と思ったよ。
さて、50歳過ぎてからのボナの活動として、ジャズ&マジックのジャマライブ、ホテルでのテーブルマジックパーティ、卓上の奇跡そして今年から始めた小劇場でのバラエティショーボナペティライブ。
そして新たなマジックショーの形態が思い浮かんだ。
私の考えでは、マジックは芸術にはなりえないと思う。以前、どこかにも書いたが、例えばランスバートンの美しい鳩だしの演技を見て「きれいだなあ、まるで芸術を見ているようだ」という表現は成り立つが、「これは芸術だ」とは言わない。
感動を受けるのがすべて芸術という概念なら成り立つが、そうではないと思う。
もちろん「芸術とは何か」ということをここで述べることはできない。
よくわからんフィギュアが14億円で落札されるのをみるとますます芸術とは何かということを問いたくなる。
談志師匠の「芸術とは成り上がりもののステイタスのためにある」という理論もある意味なりたつ。
それはさておき、私の次回のプロジェクトのテーマは「マジックは芸術にはならないが、マジシャン自体は芸術だろう」という考えから発生している。
場所は舞台ではなく、画廊(ギャラリー)なのだ。
企画ができたらまたお知らせします。といっても年末か来年になることでしょうね。お楽しみに。
この間の談志師匠の小話はおもしろかったなあ。
医院にて。
患者:「眠れないんですよ」
医者:「不眠症ですね。では睡眠薬、五日分だしておきましょう」
患者「そんなに寝なくてもいいんですが…」

