2006/5

--------------------------------------------2006/5/29
いまのところ大相撲酒場所の星取表――7勝21敗。
でもあきらかに酒の量がへっている。体重は73.5キロ。ちょっと前は75キロあった。
酒の量がへったということは、つまみを食べたりするのも減るということ。だから体重も減るというわけ。
深夜まで飲みながら、そして食べるのが一番身体によくないということだね。飲み屋さんごめんなさい。
さて、女優の宮本信子さんがジャズシンガーになって6年ほどたつ。
カラオケでも歌ったことがなかったのにある番組がきっかけで歌が楽しいとわかったという。
そしてジャズの地道な活動を続けてきて、先日ライブを三日間やったそうだ。
なんか地道な活動っていい言葉だね。いまの私の「ジャズ+マジック」がそれにあたる。
もちろん何も音楽に限ったことではない、いろいろなこと――絵を描いたり、小説書いたり、社会奉仕をしたり、スポーツしたり、俳句を作ったり、人それぞれだけど、大事なことは細々でも続けること、つまり地道な活動ということだ。
あのMrマリックさんもブレイクする前は、ホテルのバーで長年、地道に超魔術を演じていたのだ。
一朝一夕に世に出たわけではないのだ。それプラス、地道な宣伝活動も必要だね。
さて、彼女のジャズのレパートリーは45曲ほどあるそうだ。もともと女優だから表現力は充分あるから私はまだまだかなわない。
ちなみに私のボーカル・レパートリーは10曲くらいだ。とほほ。でも彼女のが歳上だからまだまだ私も希望が持てるよ。
宮本信子さんを私の心の師匠と勝手にしておこう。
話は違うけど、最近そばばかり食べてるよ。子供の頃はうどんを食べていたけど。
歳をとると先日書いた読む本も変わると同様に嗜好も変わるのだ。
そば屋ではとりあえずメニューをみて「せいろ」とあればそれを「ざる」とあればそれを食べる。
「ざる」と「もり」はどう違うのかと問われれば、海苔がのってるのが「ざる」でそばだけが「もり」らしいが、本来はそばだけを盛りあげてだしたところから「もり」といわれている。
この海苔がのってるのってないは近年のことらしく、江戸時代ではないから、店によって違うのかもしれない。
「ざる」でも海苔がのってないところもあったしね。
つまり蕎麦(そば)だけが「もり」であり、それをいれる器によって「せいろ」か「(竹)ざる」と呼ぶ、というのが正しい解釈だろう。
★「美人」とかけてなんと解く?
→「信州で起きた殺人事件」と解く。
→そのこころは――そばにいたい。(蕎麦に遺体)
お後がよろしいようで。。。。。
明日はFM江戸川(84.3MHz)に久しぶりに出演します。パーソナリティは古〜い友人の鈴木久美子さん。
質問やリクエストなんかもメールでくださいね。明日の火曜日ですよ。
お待ちしています。(今日、メールする人は「鈴木久美子」さん宛に)
--------------------------------------------2006/5/27
先日、ラジオの天気予報で『市街戦に気を付けておでかけください』と言っていたなあ。
じゃあ、ヘルメットに防弾チョッキにするか。。。。。
26日のジャマライブ21回目は、結構ミスが多かったよ。コインは落とすわ、カード当ては2回も失敗するわ、ものは手から落とすわ、散々だったなあ、でも新曲にからませたマジックはうまく作動?してくれた。
(神田の科学教材社で手に入れたものだよ)
これは来月も披露しようっと。
どうもなんか体調がおかしいと感じたのでライブが終わって家に帰って熱を測ったら、37度あった!
夕方のリハの時、ピアノの野田さんに「ちょっと額に手あててくれる? 熱ある?」。彼女は首をかしげて「ないみたいよ」と。
私の平熱は36度ない。35.8度くらいだ。その時から熱はちょっとあったんだけど額に手をあてるぐらいじゃわからなかったかも。
体調管理はちゃんとしましょう。
でも喉は大丈夫だったから歌は歌えたよ。
そんな状態なのに、見に来てくれた常連さん、新しいお客さん達に感謝。
しかし、ミスをするから学習するので、より完璧な芸に近づいているというわけだ。。。。。
前向き前向き!
あ、6/13のナポレオンズ・ライブですが、もうそろそろソルドアウトだね。あとは後ろの席しかないようだ。
その広告が明日5/28(日)の日刊スポーツに載る予定です。
ナポレオンズは1977年デビューだが、惑星探査機のボイジャー1,2号もその年に打ち上げられた。
ボイジャー1号は、太陽から飛んでくる粒子がぎりぎり届く「末端衝撃波面」という層を昨年末に通過した。
一方、別方向にすすんでいる2号は今頃もうそろそろエリアに入る。
これでその層が歪んでいるのがわかったそうだ。
彼らは2020年まで電池がつづく。
我々ナポレオンズもその頃まで<電池>が持てばいいけどね。
あ、そうそう、常に充電していればいいんだよね。ボイジャーには負けられんゾ。
いつのまにかHPのヒットが200000!
これも感謝。キリ番だれだろう?
--------------------------------------------2006/5/23
数少ない友人のひとりから
「ウエザー真理さんって知っている?」と聞かれたとき、まさにその文字が頭に浮かんでいた。
ウエザー・リポートなんていうバンドもあったし、てっきりお天気予報のアイドルおねーさんかと思ったが、私はNHKの半井小絵(なからいさえ)さん一途だ。
あ、文章がおかしいが、いいたいことは、そういう感じの人かとおもったということ。
でも大間違い。
宇江佐 真理さんという作家だった。
「読んでみれ」とその人から借りた。
なんと時代小説だった。この歳になって落語を聞いているからなんとか読む気になった。
これがまたいい!
文章はうまいし、人情ものだ。涙腺がゆるむこともある。ああ、やはり歳のせいだね。
読んだのは「深川恋物語」という短編集。
江戸時代は男女の仲には制約があったが、それがあるから燃えたり泣いたりする。他人の優しさも生じるというもの。
乾燥している今の世の中には必要だよね。これを読むと少し心が温まるよ。。。。。
――それにしても切ない恋は胸をうつなあ。
思えば読書の趣味は年代によってかわるね。
子供のころは星新一だったしその後は筒井康隆や外国のSF。
それからミステリー、今は、時代物だ。
銀河パトロール・レンズマンシリーズや火星のプリンセスシリーズなんか読んでいて心躍っていたのが懐かしい。
いま読んでもそうはならないかもね。
ところで、カイロの話をしたら、T社のS木さんが「そういえばウディ・アレンの映画で確か『カイロで紫のアザ』というのがあったなあ」と言っていた。
そうかカイロにいって力任せに施術されてアザができるコメディだな、と思っていたら後日メールが来た。
「『カイロの紫のバラ』が本当のタイトルでした」とメールがきた。
残念ながらカイロプラクティクスの話ではないらしい。
映画のイメージがたくずれ。。。
5/26(金)はジャマライブです。姿勢のよくなっているボナに注目。
--------------------------------------------2006/5/21
前回、「緊張と緩和」というお題を出したら、ある人がこんなことを言った。
福沢諭吉がガチャポン
小錦のゴム飛び
ダーウイン家の少子化
さて、身体にいい納豆なんだけど、みんなはどうやって食べてるのかな?
先日その場にいた4人のうち3人が「納豆は納豆だけで食べる」という答え。
するとひとりが「えー、納豆はご飯にかけて食べるに決まってるジャン!」
そうかなあ、私は納豆は単独で食べるよ。
ご飯と食べるとなんか腹が一気にふくれそうな気がするんだけどね。
すると「生タマゴにまぜてご飯にかけるともっとおいしい」と反論。
するとまたみんなが猛反発。
「えー!!、生タマゴはそれだけご飯にかけたほうがうまいに決まってるじゃん!」
話はいつまでも終わらなかった、納豆だけに、きっとまだまだ糸を引きそうだ。(さむ!)
マジックで使うために田宮の工作シリーズのひとつを探していたら、どうも絶版になっているようだ。
ネットで調べると、科学教材社がヒット。
科学教材社!!!
懐かしい!
私が小学生の頃、よく、プラモデルや工作もののパーツなどを買いに行った場所だ。
いまから40年以上前の話。
電話をしてみると私より年上の男性の声。
在庫があるというので、さっそく向かった。
場所は神田錦町。東京電気大学のそば。昔は都電で美土代町というところで降りた記憶がある。
もちろん都電はもうありませんが…。
すぐに発見。
↓
ドアもなんか古くさい。。。。。
店に入ると、無造作にプラモデルやラジコン飛行機、素材、鉄道模型がところ狭しと乱雑にある。
陳列というにはほど遠い。
模型業界のマジック・ランドといったところか。
天井が高いところをみると昔のままのようだ。
子供の頃、ラジコン飛行機なんかがぶら下がっているのを見て、ほしいなあと思っていたよ。
「ここは昔のままですか?」とその従業員にきくと「そうですよ」との返事。
「私は小学生の頃ここによく買いに来ていたんですよ」というと
「あれ! さっき来たお客さんもそんなこといってましたよ。そうですかあなたも来てたんですか…」
なんと子供の頃来ていたお客さんが、たて続けてきたのには驚いていたが、少しうれしそうな様子。
模型好きな人間は大人になっても変わらないのだ。
当時、店には子供も一杯いたけど大人もいていろいろ品定めしていたなあ。
いまはネットで注文できるし東京にいれば東急ハンズなどでも手に入る。
しかし昔はここでしかマニアックなものはなかったのだ。
いまはまさに閑散として倉庫のよう。
ここにわざわざ来る必要はないからね。
ひととおり見回して「また来ます」と挨拶をして店を出た。
ちょっとさみしい気がしたけど、私の帰りの足取りはほしいものを手に入れた時のあの夢一杯の小学生のようになっていたのは、言うまでもないよ……
--------------------------------------------2006/5/19
まだ生きてます――いやいや私じゃなくて、パソコンです、あ、もちろん私も生きてますが。。。。
今月は酒を抜いた日が3日。3勝15敗。とほほ。
とはいっても明らかに量は減ってます!
さて、急で申し訳ありませんが、22日(月)に「笑っていいとも」の出演が決まりました。
ベテラン芸人の「いぶし銀」のコーナーですよ。見てね。
今は亡き、桂枝雀さんの落語の演目に「茶漬け閻魔(えんま)」というのがある。
話の説明で「閻魔の茶漬け――これはいつも言っている笑いは緊張と緩和でおこるという見本です」
閻魔は緊張、茶漬けは緩和。
話の中の例えで、ナポレオンの逆上がり。弁慶のお手玉。桂米朝のおはじき。
なんて言ってるが、これを作るのも頭の体操になるね。
校長先生のおねしょ。
朝青龍のリリアン。
叶姉妹の鼻ちょうちん。
大岡越前のスキップ。
松井秀喜のミリオン・フラワー(これはマジックネタ)
こんなのはどう?
タラちゃんが盗撮。
――あはは、あほらしい。
じゃあ、警察官が盗撮。
あるいはアナウンサーが盗撮。
――おいおい!! シャレにならんぞー!!
それはともかく、マジックでも同様の原理で笑いをおこすことは可能だ。
普通のカードを使っていて、いきなりとても小さいカードを出すとか、巨大な箱からひよこ1匹とか、いろいろ考えられるね。
というわけで、昨日、久しぶりに飲みにいったジャズバー、なあーじゅで美人のお客さんとマジシャンとのツーショット。
↓
誰が盗撮したんだ!
--------------------------------------------2006/5/15
笑点、20,5%!!
大相撲があったのに、うれしいね。
私の家の録画システムは、VHSデッキ、βテープデッキ、VHS+DVD、だ。
先日、BSデジタルの笑点を録ったので人に見せるためにDVD−Rにコピーしようとしたら、画面に表示。
――『この番組は1回しか録画できません』
な、なんじゃ?
と思っているとふたたび表示――『このディスクでは録画できません』
な、なんじゃ?
確かにデジタル放送は画像がいいからコピーされては困るから放送でもガードがかかっているのだ。
取説を読んで見る。その放送をVHSで録ったのでそれをDVDにコピーする場合――
『VRモードで初期化したDVD−RW Ver 1,1以降のCPRM対応ディスクを使用してください』
って、もう、いいや!
まてよ、画像の質はともかく、BSデジタルをVHSテープに録れば、複数コピーできるのか?
あるいはそれで作ったDVDはVHSにコピーできるのだろうか?
うーん、やっぱ、いいや!!
コピーはやめましょう!
昔、フロッピーをコピーしてくれと言われて、それをゼロックスでコピーしたという話が笑い話であったけど、マジックの世界でも大昔は外国のコピーをよくやっていた。
芸は盗むものという観念が別の意味で一人歩きしてしまったのだ。
したがって、マジシャン同士でへんな理屈のケンカもあった。
「お前、あのネタやるなよ!」
「なんでだよ、あんたのネタじゃねーだろ!」
「馬鹿野郎!! オレが最初にコピーしたんだぞ!!」
冗談はさておき、コピーと盗むとでは意味が違うのである。先のマジシャンはそれを同じだと思うところに間違いがある。
盗むというのは、例えば、お金を盗んだとする。それをそのままにしておいては意味がないのだ。
そのお金をどう使うかが問題だ。
盗んだ金をパチンコにすってしまっては意味がない。破産した人がもう一旗揚げようというので起業したら、盗まれたお金も本望であろう。
盗んだ芸もそのままではコピーだ。自分で昇華してすばらしいものにするなら「芸を盗む」という言葉はいまだ通用するものなのだ。
といってもなかなか盗んだオリジナルを抜くことはほとんどないね。
やはり自分で頑張って考えましょう。
さてマジシャンの芸のことで泥棒を比喩に使ったのはイメージ悪かったね。
泥棒さん、ごめんなさい!
って、逆だろ!!
*最近、パソコンの具合が悪いので、もしかしたら松井のようにこのHPの更新を長期離脱するかもしれませんが、私ではなくマシンのせいですので、よろしく。
--------------------------------------------2006/5/13
さて再びカイロの話だ。
写真はカイロの先生。
タイトルは『骨を抱く女』――推理小説でも書けそうな題名だ。

←YUMIKO先生
しかし酒の回りが早くなっているのは明らかだ。昨日、仕事のあとお通夜もあって、久しぶりに外で飲んでみた。
おそるおそる飲んでいたよ。いつもより量は少ないが、最近にしては結構飲んだ。
怖いので意識のある?うちに帰還。
朝を起きたら、節々が痛い。カイロの翌日でも酒はまずいのかもしれない。
この先生は「痛かった」というと喜ぶのだ。もちろんSではなくて、正常にもどりつつあると痛みを感じるようになるそうだ。
いままで身体が鈍感になっていたというわけ。
早く人間になりたーい。
あーあ、松井が骨折かあ。まあ、長い人生、誰でも順風満帆とはいかないね。
これで復活して大活躍して、また伝説を作ってほしいなあ。期待してるぞ!
明日はいよいよ笑点40周年、圓楽師匠・笑点最後の日だあ。見てくださいね。
圓楽全集の中で、1983年の頃の本人について師匠がこういう話をしている。
あぶらの乗り切っている時期だ。
「…つまり覚えた通りではなくて、その日の気分や調子によって自由にやれるようになってきた」
なるほどこれはジャズでいうアドリブかもしれないと思う。
「そのかわりセリフを決めて暗記してないから、たった一言の間違いで時代背景がくずれかもしれないし登場人物をぶちこわしてしまう場合がままあるわけで、そこを評論家がたたいたりするわけですが、そのトチリを恐れるがために丸暗記した落語をやっていては発展性がないわけで…」
これはマジックでも同じで、丸暗記の手順、丸暗記のセリフは無味乾燥で面白くないわけです。
いまの私はやっとこの領域に近づいていると実感していますよ。
ジャマライブでやるマジックはトリック的な手順は決めてるがセリフなどはアドリブに近い。
だから毎回同じマジックでも違って見えるし、面白いわけだ――と自負している。
私もようやく名人圓楽に近づいているのか?、そうだとうれしいね。
(なんか対象が違うな、名人フレッド・カップスに近づくべきなんだろうけどね。。。。)
8月23日(水)には銀座のジャズクラブの名門――銀座シグナスでのジャマ・ライブが決定しています。
またその時はお知らせしますね。
でも私のホームタウンは「なあーじゅ」ですのでこちらもよろしく。
今月のジャマ・ライブは5/26(金)。そして6/13(火)はナポレ・オン・ステージ。
よろしくね〜
--------------------------------------------2006/5/10
ニューヨークのマジシャン・デビッドブレインが1週間水中生活達成。
よくやるよなあ。
とある家庭で。。。。
母親:「ヤスユキ! いつまでお風呂入ってるの! 早く出なさい!」
子供:「いやだい! ぼくだって一週間、お風呂で水中生活に挑戦するんだい!」
母親:「バカな真似はやめなさい。みんなが入れないでしょう! それに学校はどうすんのよ!」
子供:「先生に来てもらう」
母親:「バカなこと言ってないで出なさい。あんたはデビッドブレインじゃないんだから!」
子供:「でもさ、これがホントの水中生活 in 入浴! なんちって」
母親:「お父さん!! 今のダジャレ、メモなんかしないの!」
歯医者さんにいったら、私の小学生からの主治医?が治療しながらぼやいていたなあ。
なんでも保険が改正されて、歯の治療を始める前にああやってこうやって直しますから、よくこの書面を読んで了解したらサインしてください。それから始めます、ということになるようだ。
でも、先生は「現場しらないやつが法律つくるからねー、痛い患者も書面を読ませてからじゃないと治療できないんだよ。『先生、そんな書類はいいから、早くこの痛い歯抜いてくれー』と言われるに決まってるんだけどね」と言っていた。
コントのネタになりそうな状況だ。
医師:「じゃまず歯を削りますから、この書面にサインを」
患者:「はい」
医師:「あ、これかあ、すいません先に麻酔うちますから、ここにサインを」
患者:「はい」
医師:「あ、こっちもかあ、すいませんこれにサインを」
患者:「ふぁい、わーりやひた」
医師:「麻酔きいてきましたね。いまから抜きますよ、あ、すいません器具のペンチのサイズ変えますから、変更書類にサ
インを」
患者:「ふへ? ふぇんこう?」
医師:「援交? いやそうじゃなくて、別のしますから」
患者:「ふぁい」
医師「あー、すいません、もう診察時間終わったので、延長料金にサインを」
患者:「へーくわげんにひろ!」(いいかげんにしろ!)
ちゃんちゃん。
昨日、家に帰ってから350mmの缶ビールを2本飲んだら、なんと明らかに酒が回ってしまった!
顔も赤くなった。
やはり身体が変化しているのは間違いない。
最近外で飲むのが怖いから、飲みに行ってないんだよね。
さて明日は久しぶりにそのカイロにいくんだけど。その日は当然飲酒は休みで1勝。
今まで1勝9敗だけど。飲んでる酒の量は明らかにいままでの1日分なんだよ。
--------------------------------------------2006/5/7
だめだあ。酒が抜けない。連敗続きでまだ1勝6敗。
先日、仙台から牛タンが友人を持って来たので銀座で会った。あ、逆だ。
名所案内といっても私が知ってる昼間の銀座は「博品館と伊東屋と山野楽器と歌舞伎座くらいだよ」というと、その牛タンは、じゃなかった友人は、歌舞伎をいままで生で見たことがないという。
最近、私は落語のCDで「七段目」という歌舞伎役者かぶれの若旦那の話をよく聞いているから私にも丁度いいかも。
(そうそう博品館といえばマリックさんがショーをやっていた。見に行ったが連休の家族づれで見るのにはよかったよ。しかしこのゴールデンウイーク中にマジックショーをやっていること自体、マジシャンにはうれしいね。マリックさんと博品館に感謝。マジックはすたれないのだ)
さて歌舞伎だが、では一幕だけ見てみようというので行ってみると、結構チケット売り場に並んでいた。
もちろん歌舞伎ファンもいるが外国人もいる。
係の人は「全員が座れるかどうかわかりません、座席がなくなりましたら立ち見になります」とのこと。
ひとり900円だ。席は4階の後ろ、花道は見えないが舞台上はすべて見える。
かろうじて座れた。全部で60ー70席くらいだった。
演目は駕籠かき(KAGO−Style-Taxi Driver)の「権三と助十(Gonza&Sukejyu)」の大岡裁き(Oh-oka Judgment)。
1時間ちょっとだが、笑いも人情もあって楽しかった。そして最後のオチも予想外のハッピーエンドだった。
考えて見ればマジックでもやはり最後はハッピーエンドがお客様にはいいに決まってるんだよなあ。
エンディングが不思議だけでもマジックとしては成立しているわけだけどね。
観客が帰り道に「うーん、不思議だったなあ…」とうつむいて帰るのはどうもね。
問題は観客が幸せを感じるにはどうしたらいいのか、ナポレオンズはダジャレだろうがなんだろうが、最後にオチをつけるマジックを多くやっているが、他にも方法があるのではないかと日々それを目指していまだ試行錯誤中なんだよね。
例えばこんなのはどうだろう。
マジックショーの出口で「今日の入場料はお返しします」と言われたら驚くやらうれしいやらハッピーだなあ…。
(かなり違うか)
さて歌舞伎だが、一幕席は4階席だからお歳を召した粋人が何人もいて、出てくる役者に「〜〜屋ぁ!!」と声を掛けていたが、私にはよくわからないね。
メインの役者は、尾上菊五郎と板東三津五郎。
さて最近、落語のCDで「七段目」をよく聞いていると文頭に書いた。
「仮名手本忠臣蔵」の七段目の場面。
祇園町一力茶屋だ。
メインは大星由良助(おおぼしゆらのすけ)――本当は大石内蔵助だが、当時は生々しいので名前を変えてある。
さしずめボナ植木だったらホナ直木となる。
もちろん肖像権や著作権の関係ではない。当時はそんなのはなかったからね。
それが人情というものだろうし気遣いだから。
それにお上(おかみ)からお咎めがあるとまずいしね。
もっとも今の世の中でもモラルというのも含めてそれらがあれば著作権なんかいらないんだけどね。
特にお隣の大国にはそれを求めるのは無理だろうね。あちらでは電車に乗る時、降りる人お構いなしに乗り込んでくるらしいね。人をけ落としてでも進めという国策だったからね。
最近、その国の国際都市で電車の乗り方などの講習会をしたというニュースを見た。日本人はみんな整列乗車しているのにねえ。オリンピックに間に合うかな。
その落語の「七段目」だが、聞いたのは桂文珍師匠、桂小米朝さん、林家たい平さん。
歌舞伎役者かぶれの若旦那が、日常会話でも歌舞伎や浄瑠璃口調でするのだが、それぞれ演者によってその部分の違いが興味深い。
サゲは小僧の定吉が若旦那に追い立てられて2階から転落してくる。
旦那が聞く。
「てっぺんから落ちたのか? 定吉!」
「いいえ、七段目…」
というのだが、サゲは問題ではない。ともかく、そこまでの話が実におもしろいのだ。
小米朝さんはサゲを微妙に変えている。(どう変えたかは書けないが)
たい平さんは団十郎や福助の物まねを入れたり、宙づりなんかも入れてマンガ的。
文珍師匠がやはり一番笑える。芝居口調も絶品。CDなのに絵が浮かんでくるのがすごい。
あれ? うちの息子の部屋で落語が聞こえるぞ。。。。。。。
うちの若旦那はまったく落語家気取りでこまるよ、あっ、本職だったか!
↓銀座伊東屋で猫カードのハガキを発見。かわいいでしょ?
--------------------------------------------2006/5/1
さあて5月だあ!!
寒々しい冬と春にお別れして、気分は初夏ということにしよう。
結局、4月の最終日は酒を抜いて8勝目をマーク! 10勝はしなかった。
月の前半が飲み過ぎたよ。
最近知り合いの人たちがよく酒を抜いている。え、あの酒豪のレディが! なんていう人もいる。
たしかに飲み過ぎは身体にいいわけないし、女性にとっては体脂肪がつくに決まっているからね。
ところでカイロがまだ2回目だけど、最近酒のまわりが早いことに気が付いた。
先日は大した量も飲んでないのにべろべろになってしまった。
つまりちょっと飲んだだけでアルコールが血管をまわるのだ。
最近、「あ、酒がまわっている、脚まで温かくなってきた」などと実感できるようになってきた。
これ以上飲んだら危ないということがわかってきたぞ。
血流もよくなってきたのかもしれないね。
スケジュールを間違えていて、今日、カイロに行きます。したがって5月はまず1勝です。
さて、いきなり宣伝で申し訳ありませんが、6月13日(火)にナポレオンズのライブを久しぶりにします。
といっても芸術祭の時のような大舞台ではなくて160人規模の劇場です。
なるべく頻繁に気張らず気楽にやろうと思っていますので、ファンの皆様も遊びにくる感じでお気軽にどうぞ。
6月13日(火) 6:30開場。7:00開演。
池袋シアターグリーン・メインホール。池袋東口より徒歩7分。
全席指定3000円。(予約の方は受付でひきかえ)
チケット予約はテレビランド 03−3235−5700(日曜祭日は休み。12:00〜19:00)
チケット予約と販売はマジックランド 03−3666−4749(月曜祭日は休み。11:00〜18:30)
ここはなんとお寺さんが経営しているところですよ。小屋主はご住職さんなのだ。
アメリカのマジック雑誌にあまりにもばかばかしい写真があった。
ビクターのマスコットで蓄音機でご主人の声をきいている賢そうな犬がいるよね。
His Master's Voice というタイトルだ。
それをもじってご主人のカードマジックに付き合っている犬の写真だ。
犬はだれてるし、引かせようとしている1枚のトランプだけがバカでかい。それでもくわえそうにないなあ。。。。

(C)The Linking Ring Vol 86

