2005/9



--------------------------------------------2005/9/27
私は最近、ネックレスをよくしている。
「これ高いでしょ?」
と言われたので「そうでもないですよ」
と言うと、

横にいたマンガ家のT井毛位置LOW先生が、
「オレのネックレスはすごいよ。ニトロが入っているから…」

確かに命ほど高い値段はない…。





仕事の帰りに錦糸町焼き鳥の小川に寄ったら、ギャルが飲んでいたんだけど、
「おいおい、君は下着で歩いているのか?」とオジサン(わたし)が聞いたら「みんな着てますよ」との返事。
思わず写真を撮らせてもらった。どう見ても下着にしかみえん。







大人のおもちゃ――もとい――大人の科学という雑誌がある。

今回、あの大平貴之さんの「ピンホールプラネタリウム」が付録につくというので買いに行ったら、
なんと
最後の一冊だった。

いま流行っているんだね、プラネタリウム。
小学生の頃、よく渋谷のいまは亡き五島プラネタリウムに通ったもんだ。
高校生になっても合同デートはそこに行ったね。。。

大人になっても★は好きだね。だからジャズのスターダストはよく歌ってるよ。


ちなみに天体写真家のふじいあきらとマジシャンは関係ありません。




あ、急なお知らせです。
今日(27日)、夕方4時50分ごろ、日本テレビの「クリック」に急遽出演します。見てね。


--------------------------------------------2005/9/25
二日間に渡ってジャズバンドの合宿に行った。

成田のラディッソンホテルだ。

ここは外国の航空会社のクルーがよく泊まるところで、スポーツ・バーもなんとなくアメリカそのものの空気がただよっていてなかなかいい雰囲気だ。

去年、朝食時にフォークとナイフをハの字にしていたのに片付けられてしまったところだ。

それはともかく、
朝から晩までの特訓は結構こたえるね。指、気を付けよう。。。。





次の日も練習は続き、そのあと一旦家にもどり、できたてで湯気が出ている「つくばエクスプレス」に乗った。
あっという間に――といっても実際は45分――つくばに到着。

第一回マーカテンドー・マジックコンベンションのパーティに参加。

200人ほど集まって盛況だった。

ぴりぴり、どろどろした大会と違って、とってもさわやかで、こぎれいなコンベンションに思えたよ。
マーカの人格かな。。。。

そうそう、久しぶりにあの美少女スライハンドマジシャンの能勢裕里江さんに会ったよ!
もう大学1年生だと! 早いモンだなあ。。。

 →高校2年生の時の写真→

(掲載許可済:彼女の鬼の師匠・スピリット百瀬)


彼女は今回、FISMのコンテストに参加するためのコンテストに出演したそうだ。
残念ながら私は見ることができなかった。

でも来る10/2の大会にもコンテスト出演するそうです。

--------------------------------------------2005/9/21
東京堂出版のザ・マジックで藤山新太郎師との対談が載ってますよ。
結構、中味のある内容なので(たぶん)、ぜひ読んでください。

書店で注文かアマゾンでも購入できます。(たぶん)






明日(22日)マジックジェミーのエンターザナイトにゲスト出演します。

私は10分くらいの出演です。
私の演目は、あまりやらない「バーズアイ・マジック」(横向きマジック)をひさしぶりにやります。
これって体力ないと出来ないんだよね。。。。まだチケットが少しあるようです。

銀座小劇場(銀座松屋3本裏筋)。6時30分開場。7時開演。¥3000。
問い合わせはウイッチステーション。03−5607−0680


--------------------------------------------2005/9/18
マドンナ候補や女子ゴルフをみていると、どうしても最近、男に力がないのを感じる。



女の方が男より大人だということが顕著に見られるのは小学生ぐらいの時だ。
そのころの女の子から男の子を見れば子供に見えてしょうがないだろう(実際に子供だけど…)


先日、急行通過待ちの地下鉄に乗ってホームをしばらく見ていたら、小学1−2年の女の子が3人と男の子が1人いた。たぶん同じクラスの子達だろう。

その男の子は女の子達にウケようと相撲のシコのマネをしたり変な顔をしたりしてまるで道化だった。

3人の女の子は「バカじゃないの」といった顔でしばらくその男の子の行動を醒めた目でみていたが、彼がホームの支柱にガサゴソ登るアクションをしたら、1人の女の子が大声で腹を折りながら笑った。するともう1人が上品そうに両手で口を押さえて肩で笑った。

ハマったのだ。

いままで放ったギャグがボディブローのようにきいたに違いない。
そしてついに「柱登り」がウケたのだ。

男の子は有頂天になり、再びガサゴソ登り、そして柱の下で寝転がるくらいにはしゃいで喜んでいた。

残った1人の女の子は、『我関せず』といった風情で平然とその柱に寄りかかって水筒の水を飲んでいた。
女の子は三人三様。

それにひきかえ、ああ、なんと男は情けないと思ったよ。

でも、男の子のこの性格――女の子に注目されたいモテたいウケたい――は大人になっても変わらないんだなあと、我が身を振り返って思わず苦笑したよ。あははは。







NHKで大リーグの試合を見ていたら、バイアグラの宣伝をしていた。あ、医薬品だから別にいいのか。。。




バットよ!ふるい立て……

--------------------------------------------2005/9/15
新宿の公園で逃げたニシキヘビと同じようなのが、さいたま市の浦和駅でもみつかった。

同一のものだというらしいが、私はそうは思わないね。別々のヘビだね。


――だって二匹ヘビ…っていうじゃん。






選挙には行ったが、私は郵政民営化法案の中味は知らない。

本来ならそれを勉強してから投票するべきなんだろうけど、はっきりいって知ろうとは思わない。

政治家もシンプルに説明できないということは、かなり複雑で難しい要素が一杯あるのだと推測される。


「投票するのに無責任だなあ」と思われるかもしれないが、こう考えたらどうだろう。

例えば、パソコンが故障したとする。
あなたは買ったパソコンショップに電話する。そこは親切な店ですぐに来てくれた。

修理人の名刺に書かれていた名前は「恋積 醇一楼(こいづみ じゅんいちろう)」。

なんか色っぽい名前だなあ、とあなたは思う。

彼はデスクトップパソコンのカバーを手際よく開けた。

「ああ、なるほど、ビデオカードがおかしいかも。スロットにちゃんと刺さってないのかなあ、あ、CPUの冷却ファンが動いていないなあ。メインボードの電力供給ソケットの部分にきていないんだな。電源がいかれたかな。ジャンパーの設定はデフォルトでしたか?」
「デフォルト?? し、し、知らない…」とあなたはつぶやく。

そしてあなたの心の中にこんな気持ちが芽生える。

「この人はパソコンを直してくれる。どうやって直すかは私にはわからないけど、この人、知識もありそうだし、いい人みたい。とりあえず、この人に任せよう!」

そしてあなたは意を決して、パソコン修理大臣の用紙に「恋積 醇一楼」と書く。


つまり中味よりその人間(政治では小泉純一郎さん、修理人なら恋積醇一楼さん)を信じるか信じないかの問題なのだ。


長い人生の中で、複雑な問題が起きたら、そのアドバイスをしてくれた人や先達が信じることができる人間かどうかを判断すればいいのだ。

映画でも演劇でも同じだ。重要なことは監督やプロデューサーを信じていけるかということだけなんだ。



これを悪用したのがリフォーム詐欺だ。

お年寄りを信じさせて「なんか説明されてもわからんから、アンタに任すよ」という言葉を得られたら、詐欺が成功したことになる。

そうではないことを祈りつつ、小泉さん、頼みますよ〜






前を走っていた車。こうじまちは地名だけど、なんか商売とあってる名前でおかしかった。

この会社アメリカに支店ださないかなあ…

――米国麹町米穀

--------------------------------------------2005/9/12
選挙はもちろん行ったよ。

そのあとジャズドラマーの八城邦義さんの結婚パーティに出席した。
プロの大御所がたくさんいらしていて、みんなセッションに参加して楽しかったよ。
ジャズはいいなあ、打ち合わせなしですぐうち解けることが出来て。
マジックの業界だと、ちょっと難しいな。
音楽だからできること。


私はお祝いのマジックをしました。
音楽をつけてくれたのは、ジャズピアニストの小林洋さん。いまをときめく若手ジャズボーカリスト小林桂さんのお父様だ。

私の伴奏なんてもったいない…ありがとう。



うまそうなウエディング・ケーキ。かぶりつきたいね。お酒もケーキも私は大丈夫。






とある案内をだすために切手シートをしこしこと地道に切り離していた。

ふと、
そうか! 会社のOLさんの中にはこんな作業をしている人もいるんだろうなと、思った。

もちろん私にOLの経験はないが、そんな仕事をしている人の中には「あー、こんなことしたくないなあ」と思って切手を切り離している人もいるだろうが、そこは考えようによっては、これほど楽で、しかも賃金がもらえて、自分個人にとっては有効な時間と思えることはない。

まず、他の社員から見ても明らかに仕事をしている。
しかもそれは営業や経理と同じように重要な仕事である。
なぜならば切手は誰かがばらばらにしないと使えないからだ。

コピー仕事もそうだ。端から見て明らかに作業をしている。

「あー、こんな単調な仕事やだなあ…」とぼやく前に、実にラッキーだと思った方がいい。

営業のように成績があがらなくても怒られない。
もちろん、給料は違うだろうが、自分に趣味や志があればなんのことはない。

例えば、ジャズを趣味でやっているならボーカルの詩を頭の中で練習できる。

作家になりたかったら、小説のプロットを頭で考えることが出来る、

服が好きならデザインを想像できる。



単純作業が退屈と思う人は、頭の中を活用していない人だ。

直木賞作家の林真理子さんだって最初はお茶くみをしていたのだ。
ただそのお茶くみをしつつ、頭の中はフル回転していたに違いない。
頭の中は無限だよ。


切手を離しながら、直木賞でも狙おうかと、ふと思った。。。。。ウソです。






日本テレビの深夜情報番組「エンパラナイト」に出演します。
ファンタスティック4という超能力映画の宣伝です。映画の内容は今夜放送されますが、それにともない明日から金曜まで毎日出演します。といっても10分番組。

時間は深夜なので毎回かわるかもしれませんが、深夜1:35からです。
みてね。


--------------------------------------------2005/9/9
ヒュンダイ自動車がヨン様でCMをしている。
車の名前は『ソナタ』

おいおい、日本人をバカにしてないか?

あのファンのおばさま達が旦那におねだりするのか?

「ねー、あなた、ソナターつー車買ってよ。ねーねー、ソナタ買ってよ」
「お前免許ねーだろ」
「だからあなたが運転するのよ」
「すると俺はヨン様か?」
「ううん、あなたはお抱え運転手」
「私は後部座席でチェジュウになるの」
「チェジュウというよりモウジュウだろ…」
「買ってくれるの?安いのよ300万しないのよ」
「そりゃ、安いな、300万ウオンじゃあ…」
「……」









電車に乗ると、空き缶が入り口の隅っこに置いてあることがある。
最近の電車は性能がいいから、転がったりはしないが、なんでそこに置いていくのか気が知れないと思うのは歳のせいか?
ホームの持って行けばゴミ箱はあるし、自動販売機の横にはそれ専用のゴミ箱があるじゃん。

だからといって私がそれを持って降りるという勇気はない。。。。どっちもどっちか。




電車に乗ると、座ってサンドイッチを食べていた若いサラリーマンがいた。
行儀が悪いなあと思ったが、時間は午後2時。きっと営業回りでランチの時間がなかったんだろうと思った。

外に出ればやはりパンを食べながら歩いているサラリーマンにも会った。

みんながんばって働いているんだなあ。

かと思うと学校帰りの高校生がコンビニの前でしゃがんでなにやら買い食いしている。そしてその回りにはゴミが散らかっている。

だからといって私が高校生のあいだに入って『はい、ごめんなさいね。ゴミはゴミ箱にね』といって片付けることはしないね。




国勢調査があるらしいが、私の住んでいるこの下町のとある地域なんかは、個人名の家があるものの実態は○○組の事務所になっていることが多い。マンション全部がそういう場合もある。
「国勢調査に来ました」といったってちゃんと書類に書き込んでくれるわけがないしチンピラがでてきてまともな対応はしないことがあるらしい。
したがってそこに調査しにいくのは至難の業だ。
世帯主――いま服役中ということもあるしね。

係の方はご苦労さまといいたい。


だからといって、これも電車の空き缶と同様に、じゃあ私がやりましょう、とは言わないよ…。




今度の選挙の後の政治は大変だ。
総理大臣は重労働だと思うよ。

ご苦労様といいたい。

だからといって、私が総理大臣になるつもりはないよ。ごめんね。



うーん、こんな体たらくな人生でいいのだろうか?

--------------------------------------------2005/9/7
まだ筋トレやっているぞーい!
散歩はさぼってるぞーい!
昨日、酒抜いたぞーい!


以上、近況報告終わり。





仙台土産に楽天イーグルスのお菓子を買ってきた。


株をやっている人に御守りとしてあげるつもりだ。
「もうこれより下がらない」 なんちって。    (仙台のみなさんごめんなさいね)





東京駅の地下でエジプトの飾りを期間限定で販売していた。
マジックにつかえそうなので買ってみた。


ピラミッドは高さ20センチくらい。本来は宝石箱なので上の部分がひらく。
中にカードや予言を入れておけるよ。

小さい飾りは左から
カフラ王、バステト(猫の女神・音楽の神)、オベリスクの塔、セクメト(ライオンの女神・戦いの神)、ツタンカーメ

これらは相手の選んだカードをテーブルに伏せておいて、上に乗せておけばおしゃれだし、何かのストーリーに使えるでしょ?


あるいはオベリスクの塔なんざあ、篆刻(てんこく)して自分のハンコにしてもいいかも。
宅急便の受け取りに押すのもおしゃれでしょ?






では最後に謎解きを。

郵政民営化法案に反対した議員とかけて。。。中味のない座布団カバー、ととく。。。


そのこころは――綿貫さん。

--------------------------------------------2005/9/4
仙台に泊まりだったのでジャズの店をたずねた。
「カーボ」という裏路地にある店だ。

細い路地にはいろいろな飲み屋が軒を連ねていた。そしてもちろんトイレは共同だ。
一杯飲み屋なんかではトイレにいったきり帰ってこない客もいそうだね。



さてその店だが、ドアを開けて入った瞬間突き当たるとえばイメージがわかるだろうか。
12〜3人くらいしか入らないこぢんまりした店だ。

その夜はギターを携えた吉田慶子さんが心地いいボサノバを聴かせてくれた。
パーカッションの田庫秀樹さんはピアノやミュートをつけたトロンボーンをジャマにならないように彼女の歌に入ってくる。
なかなかいい雰囲気だったよ。
お店のママさんが「あら、来週ならもっとよかったのに。定善寺ジャズストリートライブがあるのに」

そうかそんなフェスティバルがあったんだ。

ずーといたかったが明日仕事なので早めに引き揚げた。
仙台に住んでいたら毎日通うかもね。


ジャズで思い出したが、ニューオーリンズ。

イイ町だったなあ。2度ほどマジックの大会に参加したことがある。
もちろんバーボンストリートにはジャズがいたるところで流れていたよ…いまは濁流が流れているが。

聖者が町にやってくる――より、現場では聖者はいらんから救援物資だろう。

そのハリケーン対応が遅れたブッシュ大統領が責められている。
ブッシュがつぶやいた――『風当たりが強くなってきたな…』





ところで台風には女性の名前がつけられているが、今回このカトリーナと言う名前は、ニューオーリンズでは今後、絶対使われない名前になるだろう。

子供につけたらいじめられる。
「うわー、カトリーナが来たぞ、みんな逃げろー」



ちなみにある州では80年前に襲ったハリケーン――ヘーゼルという名前が80歳より若い人には付けられていないそうだ。ヘーゼル・ナッツも名前を変えているに違いない。

早い復興を望むよ。



下の写真は仙台で一緒に仕事をした山上兄弟のアシスタント。
猫の役柄だから、なんとなく顔が猫のようになってくる?

ヨウコにヒロミだ。ハリケーンの名前ではない。
うーん、襲われてみたい気がしないでもなくはないような気がする(どっちなんじゃ!!)



--------------------------------------------2005/9/2
先日、楽屋で寿司屋の話になった。

あの店は旨いが高い、だの、高くて旨いのはあたりまえ。回らない寿司が食いたいだの、座っていくらだから立って食おうだの、みんなイイたいことを言っていたな。

そういえば立ち食い寿司屋を最近けっこう目にする。

本来の起源は屋台だからね。

風呂屋の前あたりにあって江戸人が軽くつまんでいたらしい。
本当は安くてしかるべきなんだろうね。


六本木の寿司屋で外国人がチェックでもめていたという。
外国と違って伝票なんて書かないからね。

いっそ、キャッシュオンデリバリーのバーのように、1貫づつ現金を払った方が間違いないだろう。

味気ないか…。









読売新聞に東大教授の佐藤勝彦先生の話があった。


地球人という生命体がある宇宙。でも地球を訪れる他の生命体はいない。

つまり宇宙において知的生命体は行き先不安定な社会を築き、滅び行くかもしれないという仮説だ。

知の世界が広がったのにくらべ、心はアフリカの大地に住んでいたときのまま…。

このアンバランスによって人類は将来、発展するかあるいは自滅するかの岐路に、今、ある。というのだ。




なるほど。確かにそうかも…。以下は私の考えだが――

洪水で何千人も死ぬし、巡礼のパニックで千人も死ぬ。飢餓でも何万人も死ぬ。

寿司屋で軍艦巻きしたイクラを食べた瞬間、数百のイクラの生命が死ぬ。

宇宙的視野からみれば、イクラも人類も同じといえる。

でも

人間だから、やっかいなんだよな。
その一粒の人間には、家族もいれば歴史もあるし、愛する人もいるんだよな。。

イクラも人間も同じ一粒だとはいえ、両者には雲泥の差がある――だから、尊い。そして生きるのは難しい。。。


この時代、どうしたら人類は生き続けていけるのだろう。

発展はもうしなくてもいいと思う。存続するだけで、充分だね。。。。。

最近、短絡的に人を殺すヤツが多い。
みんな人をむやみに殺すなよ。ばかもんが!!

人類はこの宇宙で貴重な存在なんだぞ。。。。。






さてその人類の一員である私だが、先日とあるホテルでこんなものをフロントから鍵とともにもらった。
私の本名は植木康之だが。



ウエキヤはありえるけど、名前がスユキなんてやついるか!
考えればわかるだろうが、貴重な人類なんだから頭使えよ。


スユキを漢字でかくとどうなるかな。

素行か? 

誰じゃ素行が悪いと言ったヤツは。