2005/5

--------------------------------------------2005/5/30
今月号の『WILL』という雑誌に、以前私がここに日中問題をドラえもんになぞらえて書いたが、まったくそれと同じ考えの記事があった。
考えることは同じなんだなあと思ったが、一歩踏み込んでいて面白かった。
ジャイアンが中国、のび太が日本は同じだが、あとの役割分担も書いてあったよ。
スネ夫は韓国(見せかけ友情)。しずかちゃんはアメリカ(のび太の味方?)
そして『のび太』は『出来杉くん』を目指すべきだ、と。
ご一読を。
静岡県清水のエスパルスドリームプラザ内にマジックショップがある。
そこに『松と梅』というマジックコンビが働いている。
その彼らの月一ライブにゲストに呼ばれた。
40名くらいしか入らないが、マジックマニアではなくマジックファンが集まってくれて、そして楽しんでくれた。
みんなありがとう。
ライブは継続に意味がある、続けていけば彼らも勉強になるだろうね。。。
清水といえばFMのパーソナリティのマーメイドさんも来てくれたよ。感謝。
私のライブにも来てくれるそうですよ。
待ってマース。
ところで
もう五月も終わりだ。
今年もあと7ヶ月――というかまだ7ヶ月あるというか。
もちろん後者の方が考え方としてはポジティブだろうね。
正月の落語のまくらのネタでこういうのがある。
『えー、今日は元日であります。おめでたいものですが、今年もあと余すところ364日となりました…』
よく引き合いに出される話題で、ワインがボトルの半分になった時、
『もう半分しかない』と思うか『まだ半分もある』と思うかで性格がわかるという。
とうせ生活するなら、基本的にはポジティブのがいいに決まってる。
とはいえ最低ラインの自覚はあったほうがいい。
ボトルにあと5oくらいしかないのに「まだある」は無理があるし、そんな性格のお客だったら飲み屋の人にはいやがられるだろうし、妻には「ちまちま飲んでないで、さっさと寝てよ!片づかないじゃないの!!」
と言われるに違いない。
時限タイマー爆弾処理をしている人だって、解除できないときの走って逃げる「時間」は自覚しているに違いない。
『人間ポジティブに行こう。だからまだ2秒もある』では気が付いた時には、スリムどかん!!である。
とにかく、人生余裕でいこう!!
これからNHKで収録だ。
おっと、まじで時間がないぞ!
でかけなくちゃ。
じゃあねーーーー。
教訓:人生余裕でいこう!は「余裕のある時」に言おう!!
--------------------------------------------2005/5/25
げっ!気がついたら結構更新してないじゃん。
実は自分個人のライブの構成がまとまらない上にちょっと営業がかさなったもんで、失礼しました。
いつもぎりぎりでアイデアが浮かぶモンで、それを待っていたというわけ。
今回も美人ボーカリストの峰村泉さんとなんでも弾けるピアノの野田ユカさんとのライブだ。
下の写真はワイングラスを用いてのスポンジボールの演技。
こうすると後ろの人でもボールの数がわかる。
それから、時節がらスター・ウオーズネタを入れたよ。
ダースベーダーがカードを当てるという演出。もちろん野田さんにはあのテーマ曲を弾いてもらった。
といっても、本当のダースベーダーのお面ではなく、溶接メガネというギャグだ。。。。
これが意外とウケたのがうれしいね。
写真はライブ後にそのお面をつけてふざける野田ユカさん。
このお面で、後ろのLED銀河を見ると、なんとお客さん自身が別のお客さんのカードを当てることができる。
もちろん、ダースベーダーだからフォースを使うんだけどね。
(注:東急ハンズにいって『トランプを当てる溶接メガネください』といっても売ってません)
そして雨の中、きてくれたお客さんに感謝。
30人くらいしか入りませんが、なにせ、次回のサッカー北朝鮮戦より観客が多いんですから、すごいでしょ?
この個人ライブはたくさんの一般の方にマジックの楽しさを知っていただくためにマジシャン関係の方は申し訳ありませんが、お断りしていますので許してね。
『自分はマジシャン関係ではない』という方は大丈夫です。
少人数のライブ。短い時間の流れの中でのひとときではありますが、お越しください。
次回は6/16(木)/17(金)
予約はジャズ・バー「なあーじゅ」(申し込みは夜に電話を)03−3635−8366
必ず予約が必要です。また定員になりしだい締め切ります。
ナポレオンズのショーが見たい方は以下の公演にどうぞ。
◎「マジカル・イリュージョン・ショー」
2005/6/3(金) 19:00開演
¥2500(全席指定)
ナポレオンズ、北見伸とスティファニー、瞳ナナ
海老名市文化会館小ホール
お問い合わせ・海老名市文化会館事業協会 046−232−3231
お近くの方も遠くの方も見に来てね!!!
--------------------------------------------2005/5/19
野球なんかのヒーローインタビューでアナウンサーが
『えー、放送席!放送席!』
と必ず言うんだけど、あれは何なんだろうな?
「これからインタビューするから、放送席でごちゃごちゃ言うな」という意味かな。
球場の中にも音声はでているんだから、「放送席!観客席!そして視聴者の皆さん!」というべきだろう。
大昔から言っているから、おそらくその時代のマイクやイヤホンの性能が悪かったんだろうな。
だから大声で言わないと放送席では分からなかったと思うし球場には聞こえていなかったに違いない。
さすがにマイクテストで『本日は晴天なり』とは言わなくなったもんね。
これは英語「It's fine today」という発音がマイクテストに向いていたからと言われているが、それを直訳したのもおかしなもんだ。意味がない。
で、『えー、放送席!放送席!』に代わる言葉を無理して探すことはない。
いまの放送機器なら『えー、これからインタビューです』で済む。
だれか度胸のある若手アナウンサーが掟破りでやってみないかな…。
ジェイ・マーシャルさんが亡くなったようだ(注)。85歳。
小品マジックが得意というイメージがあるが、ステージ、クロースアップ、腹話術、なんでもできるマジック界の重鎮だった。
これからは外国のコンベンションにいっても、あのいつもにこやかな好々爺マジシャンにもう会えないのか。。。。。

(C)MAGIC TIMES
写真は、ちょっとなまいきでバラードがうまかった相棒のウサギのレフティと。
胴体は白手袋、目はボタン、耳は付け耳。口は人差し指と親指。
なによりも驚くことに、この芸は1000人規模の劇場でもプロジェクターなしで演じて、まんべんなく楽しませることができるのだ。
芸はものの大きさでないということを教えてくれたし、同じものなのに何度も見たくなる――それが芸だ、と実感させてくれたよ。感謝。
そんなレフティもご主人と一緒にあの世に行ってしまったのだなあ…と思うと寂しいな。
7年前、扇子にしてもらった彼のサイン。レフティにもサインもらえばよかった。
誰か天国からヒーローインタビューしてくれないかなあ。
「えー、現世のみなさん、現世のみなさん、さきほど天国にいらしたジェイ・マーシャルさんと相棒のレフティ君です…どうも長い間、お疲れ様でした。(以下インタビューが続く…)」
--------------------------------------------2005/5/16
JR西日本から見舞金をだましとった。という事件があった。
「あの電車に乗っていてケガをした」といったらしい。
おいおい、そんな簡単にだまされちゃうのかい!
もっとも人間は、いろいろなデータやもっともらしい情報を言われると信じちゃうんだよな。
みんなも気を付けようね。
京浜急行に乗った。
人から噂は聞いていたが、急ブレーキ、急発進は当たり前だった。
乗客もあっちにふらふらこっちにふらふらしているが、慣れているのか当然という顔をしている。
オーバーランや時刻の遅れはいつものことらしい。
適度ないい加減さ(?)は、むしろ、安全にはいいのかもしれないな、と思った。
自動車のハンドルにも「遊び」という工学理論上りっぱないい加減さがあるからね。。。。。
お通夜にいってきた。
知り合いのお父様が急逝されたのだ。
58歳。倒れたその日に亡くなった。
自分のことを考えてみると、惜しまれて亡くなりたい人生がいいかなと思ったが、
反面、たくさんの人が泣いているのはつらい。
「あいつは、死んでよかったなあ。あはは!」と思われて、なおかつ焼香にきてくれるというのが理想だろうな。
うーん、むずかしい人生の送りかただ。
写真は蛎殻町から証券取引所に向かう途中にある有名なパイプビル。
一番下の台にのって備え付けのハンマー(写真では見えない)でたたくと、音楽を奏でることができる。
本来は換気用にあとから設置したものだが、修理中に音階になっていることに作業員が気づき増設したらしい。
毎週、土曜のお昼一時間だけ、無料でたたくことができる。
というのはウソです。
なんかもっともらしい情報をならべるとそれらしいでしょ?
だまされてはいけませんよ。
で、以下は本当のまじめなお知らせです。
★お知らせ★
◎お昼です、ふれあいホール
今週の水曜日(18日)
NHK12:20〜「お昼です、ふれあいホール」にでます。
見てください。
◎「マジカル・イリュージョン・ショー」
2005/6/3(金) 19:00開演
¥2500(全席指定)
ナポレオンズ、北見伸とスティファニー、瞳ナナ
海老名市文化会館小ホール
お問い合わせ・海老名市文化会館事業協会 046−232−3231
お近くの方も遠くの方も見に来てね!!!
さ、また一週間が始まります。
「困ったことは起こらない」そして「何があっても大丈夫」!!!
--------------------------------------------2005/5/12
昨日のテレビで、乙葉と藤井隆との結婚を予言したというハンガリーの女性占い師がでていた。
婚約発表する時期より前の放送ビデオを流していた。
乙葉の写真をみながら、彼女はこう言った。
「…今年中に結婚するわね、そして来年か再来年には赤ちゃんができるわよ」と。
確かにこれだけみれば「えーすごいなあ」という印象になるが、実はそのフレーズの前に予言者はひとことコメントを付けている。
「もし、彼女(乙葉)に好きな人がいるなら…」と言っているのだ。
もしその時彼女に彼氏がいなければ、笑い話ですんでしまうだろう。
しかし彼女には彼氏がいたのだから、以下の予言は的中したと思ってしまうのだ。
私はこういった未来が見えるとかいう超常現象は現実にはありえないということを前から言っている。
そんな夢がなくなることをしないでよ、という意見もあるが、夢は他にも無数にあるのだから、何も予言やら呪いやらに夢を見る必要はない。
あり得ないことを信じ込むということが、いかに危険かは今の世の中が証明している。
(除く:マジック)
振り込め詐欺なんか冷静になればわかることなのに、ひっかかってしまう。
いやな世の中だけど、一度は疑うという姿勢は必要な時代なのだ。
そしてその人間の弱点につけこみ暴利をむさぼる邪悪な宗教やニセ祈祷師も存在するから気を付けよう。
さきの婚約予言だって大したことではないのだが、冷静にものをみるくせをつけておくにはよい事例だと思う。
今の世の中なにがあるかわからない。
自分のことは自分で守らなければならないのだ。
そのためには賢い人間になっておくほうがいいに決まってるよ。
さてバンド仲間のウンノさんの軽ワゴンの中におもしろいものがあった。
なんと小ベンツがあったのだ。
かなり古いものだがエンジンがついて実際に走行できるものだ。
車体が傷ついているので修理するらしい。
「ネットオークションにだせば、高く売れるよってみんないうんだよな…」と彼は言っていた。
確かにおもしろそうだなあと思った。
貴重なものだから、どう、誰か1000万円で買わない?
注:騙されてはいけません、その値段なら本物のベンツが買えます。
--------------------------------------------2005/5/9
齋藤一人さんの『変な人が書いた成功法則』を読んだ。
スリムどかんの長者番付の人だ。
成功の秘訣はつねに「困ったことは起こらない」と自分に言い聞かせることだと説く。
以前ここに書いた櫻井よし子さんの「何があっても大丈夫」という呪文と併用すれば、人生鬼に金棒だ。
マジシャンも舞台に出る前にこのふたつの呪文をとなえるといいかも。
本の中でひとつ納得したことがあった。
よく経営の話しで引き合いにだされるのが、行列のできるラーメン屋が店舗を大きくすると客がつかなくなることがあるという事例だ。
それを我が身に考えてみると、今、個人ライブでは30人の観客しか見ることができない。
お店のキャパの関係だが、入れない人には申し訳ないと思う。
だからといって100人入るところで私がライブをひらいても、うまくはいかないと思う。
なぜなら、一度に30人を楽しませることが可能というのが、今の私の力量だからだ。
将来的には100人でも楽しませるようになっていくようベンキョーしま〜す。(ふまじめだ)
ジブリの『平成狸合戦ぽんぽこ』のDVDに今は亡き古今亭志ん朝師匠の「狸賽(たぬさい)」があると知って、買ってきた。
おお! 間違いなく志ん朝師匠だ!!!
14分間という短い映像だが、なんだかうれしいね。
ジブリの映画はあまり見ないからなあ。。。。いままで知らなかったよ。

(
C)畑事務所
さて、今週も一週間がはじまります。
でも「何があっても大丈夫」だし「困ったことは起こらない」のだよ。たぶん、あははは!!
--------------------------------------------2005/5/6
●ゴルフ関係の作家のN原先生からメールが来た。
「仏の顔もサンドイッチ」は、ゴルファーなら「仏の顔もサンドウエッジ」というだろうって。
するとボクサーなら「仏の顔もサンドバッグ」か?
この話し引っ張ると、バチが当たりそうだな。。。。。。
●今年の3/21のSOMETHINGで
近鉄「津」駅での万博へのアクセス表示が間違っているのを指摘したことを書いた。
今回、同じ近鉄の「鳥羽」駅の看板を見たら、なんと上からシールが貼ってあった!!
全駅にシールが配られたのだ!
アシスタントの中村の指摘が実を結んだ?ことなって、ちょっと満足。

←藤が丘ステッカー!!
その愛知万博のポスターを見てたら、くだらんギャグが浮かんだ。
「かなり古い電気モーター自動車だけど、まだ動く車を専門用語で何という?」
答えは文末方面にあります。
●先日のNHKBSの野外の生放送は強風で大変だった。
マントは横になびくわ、シルクは水平になるわ、
ネタを置いたワゴンは風で動くわ、ビデオを見直して大笑い!!
風で影響のないのはリンキングリングだけだったが…。
下の写真は風とともに去ったネタを置いたワゴンを探して右往左往するわたくしめの勇姿。

NHKBSより。
エンディングで出演者全員ダンスをするのだが、踊れない人?のために会場の後ろで、反対向きに――つまり鏡のように一緒に踊ってくれたのは振り付けの元・日劇ダンシングチームの堀部信子先生だ。
お客さんは後ろを振り向くことはないのでこのことはバレない。
セリフのカンペと同じことだ。
山上兄弟もダンス憶えたてのころは、マジックジェミーが客席の後ろで踊っていたな。
●ザ・仰天ニュースを見た。
マジックを見せながら女性の胸を触ったという男が逮捕された。
誰だボナも気を付けろと思ったヤツは。。。。。そんなことはしてないぞ!。。たぶん
それで思い出したのが、何十年か前の森繁久弥さんの映画「社長シリーズ」だ。
以下セリフの部分は森繁さんのあのしゃべり方で読んでください。
銀座の高級クラブに行って「いやね、このね、わしが、ひとつ、マジックを見せてやろう」とトランプをボーイからもらう。
「じゃね、ママね、一枚ひいて憶えて、また切りまぜて…」
確か着物姿のママは淡島千景さんだったろうか。
「いやね、ママね、さて、今選んだトランプがママの胸に移動している」
というと、森繁社長はママの胸に手を突っ込んでしばらくまさぐった。
やがて一言。
「うーん、今日は失敗だった…」
ママは「いやーね、社長さんったら、ほほほほ」
おいおい! 映画とはいえ「それで終わりかい!」と突っ込んでしまったよ。
同じ事をしてもセクハラになるのか、お笑いで終わるのか、いろんな要素が作用しているんだなとわかる。
マネしようとは思わないが…。。たぶん
で、「ザ・仰天ニュース」だが、久しぶりの前田君の出演だった。
いやー笑った笑った!!!
コメディ芝居の舞台を見ているようで楽しめた。ネタの詮索は不要だね。
タレントの誰かがすごいマジックの現象を見て「これは事件だよ!」と叫んだけど、おもしろい表現だった。
使えるね。
で、冒頭の答え:
シニアモーターカー
あーくだらん!オレが悪かった。反省するから許して…
次回は面白いのを考えます。。。。。たぶん
--------------------------------------------2005/5/2
朝、起きた時、くだらんギャグが浮かんだ。
『仏の顔もサンドイッチ…』
冗談はさておき、最近、日本がおかしい。
殺人、大地震や列車事故や管制官誘導ミス。
一個の人間でも「今日は調子悪いなあ、物忘れはするし、仕事でミスはするし、ま、明日になればいいか」
ということはよくあるが、今、恐らく日本という国が一個の有機体として、かなり調子の悪い状態なのかもしれない。
なんかイメージ的には、日本国自体を温泉につけてやりたい気がするよ。
そしてフォッサ・マグナあたりをマッサージしてやりたい。背伸びでもすれば快適な日本にもどれるかもね…。
最近、地下鉄に乗ると1両目がずいぶん空いている、と思うのは気のせいか。。。。
ところで、あの事故は日本人の勤勉さが生んだともいえるかもしれない。
我々は緻密な作業に向いている国民性だ。マジックだって手わざのスライハンドがうまいのは日本人だ。
そして時間に対しても細かい。
外国のレストランにいって注文がすぐこないと騒ぎ出すのは日本人だ。
向こうにすれば大した時間の差ではないのだ。
時間がゆっくり流れるか速く流れるかは、国民性によって違うのだ。
そして日本の電車は秒単位で動く。
こんな定番の小話がある。
どっかの国の電車が時間通りきたら、ホームの人々が驚いて「珍しいことだ!」と叫ぶと、駅員が一言。
「いえ、昨日の電車です」
24時間遅れかい!!!
これからは、少しおおらかに生活してもいいかもね。。。。
といってもあさっては生放送があるから、秒単位で仕事をせざるを得ない。
なんだかなあ…。
昨日は東急ハンズの仕事だった。現場でなんと「なあーじゅバンド」のベーシストおおじろうさんに偶然あった。
向こうも驚いていたよ。なんせ地元では会わないのに、渋谷で会うとは。
彼のブログには無断?で写真が載ってますからたずねてみてください。

