ハイエース
リーフスプリング強度計算

陸運局に取りに行った書類です。
リーフスプリング1枚抜く内容で相談したところ、リーフスプリング強度計算書と改造申請書を提出とのこと。
この中で破壊安全率が1.6以上と降伏安全率が1.3以上である必要があります。ヘルパーリーフを1枚抜くとこれらは満たされず、軸の許容限度を下げる(積載重量を下げる)必要があります。下げた数パターンで計算して提出して欲しいと言われた

書類を提出して内容を確認する手続きに1週間程度その後、車を車検場に入れ検査をするとのこと。



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各数値について
材質 SUP6
 この材質は陸運局の資料に書いてあったもので、本来の材質は違うかもしれません。未確認です。
引っ張り強さσB 140kg/mu
降伏強さσY 125kg/mu
後軸許容限度W 1900kg *
ばねの幅b 60mm *
1番目のばねの板厚t1  9mm  2番目のばねの板厚t1  11mm  3番目のばねの板厚t1  22mm *
有効スパン  1200mm *
Uボルト間隔 L1  100m  実測(多少違っているかも)
ちなみに前軸許容限度 1750kg *

上記*印は陸運局に資料があります。 車は200系ディーゼル4WD 6名乗りDX  形式KR-KDH205V



リーフスプリング強度計算

リーフスプリングの状態 引張強さ 降伏強さ 軸の許容限度 軸に加わる荷重P バネの幅 1番目のバネの板厚 1番目のバネの枚数 2番目のバネの板厚 2番目のバネの枚数 3番目のバネの板厚 3番目のバネの枚数 有効スパン Uボルト間隔 バネ応力 破壊安全率1.6以上 降伏安全率1.3以上
σB σY W P b t1 n1 t2 n2 t3 n3 L L1 σ SB SY
ノーマル 140 125 1900 1583 60 9 1 11 1 22 1 1200 100 15.4 9.1 8.1
1枚抜き 140 125 1900 1583 60 9 1 11 1 1200 100 95.1 1.5 1.3
1枚抜き 140 125 1800 1499 60 9 1 11 1 1200 100 90.1 1.6 1.4
1枚抜き 140 125 1700 1416 60 9 1 11 1 1200 100 85.1 1.6 1.5
1枚抜き 140 125 1600 1333 60 9 1 11 1 1200 100 80.1 1.7 1.6
1枚抜き 140 125 1500 1250 60 9 1 11 1 1200 100 75.1 1.9 1.7
1枚抜き 140 125 1400 1166 60 9 1 11 1 1200 100 70.1 2.0 1.8

上記の計算式(エクセル) いろいろ数値を入れて計算してください。

上記からわかるのはノーマルでは安全率がかなり余裕があります。
ヘルパーリーフを1枚抜くと安全率は規定値以下になり軸の許容限度1600kg積載量300kg減でしょうか

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