If you can obtain FC-9800 series (FC-98) fortunately.
ジャンク屋でネット上で、はたまた友人知人から運良く FCを入手したあなたの為に。
2013/ 1/ 13 更新
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まず、出物を発見したら借金してでも (ぉ) 即座に確保しましょう。見た目がどんなに汚くても、ファクトリーコンピュータ (FC) は頑丈なので、清掃すれば大抵動作してしまいます。
まあ、大抵は本体のみのジャンクだと思いますが (^ ^;;。運良く入手したら、早速、付属品を確認します。全ての機種で同じではありませんが、基本的には出荷時に以下の物が付いています。
これらの物は、普通に使う分には無くてもかまいませんが、使い倒すつもりならばこの中で有った方が良いものは、「*印」の物です。なお、これらの物を後で別に入手しようとしてもガイドブック以外は、入手することはできません。ガイドブックは原本の入手は難しいですがコピー版が「NECマニュアルセンター」から取り寄せ可能です。価格はページ数にもよりますが、2,000〜 3,000円程度だったと思います。
但し、FC-H98model 100では、PC-H98のご多分にもれずリファレンスディスクの付属しないものは、拡張はおろか、メモリやボードを抜く事もできません。これは、ハードウェアの環境が変わった際に必ずリファレンスディスクで登録しないといけないと云う縛りがある為です。また、リファレンスディスクで設定した内容が飛んだ場合は、デフォルトで使うしかありません。もちろん PC型番用のリファレンスディスクも使えませんので注意が必要です。
FCをゲットし付属品をチェックしたら、まずは、本体の蓋を開けて中身をチェックし、CPUやメモリ、ケーブル類など欠品が無いかどうかチェックしましょう。この時に当連盟内の基本仕様を参考にすると良いでしょう。(^ ^;;
また、経年劣化により基板上の電解コンデンサや電池に液漏れが発生している場合があります。動作不良を引き起こしますので、その周辺は特に注意してください。最悪、部品交換と基板の洗浄が必要になる場合があります。
ちなみに、運が良ければ、コプロセッサや RAMファイル、ROMファイルなどのオプション類が挿さっている事もあります。特に、486機では CPUはチェックした方が良いでしょう。希に、Intel iDX4や AMD、Cyrix製の 586系のコア電圧が異なる CPUが直に挿さっていて、動作不良と勘違いすることがあります。
もし、CPUやメモリが無くなっていたら、対応する物を補ってやります。ただし、FC-9801型番の機種 (FC-9801F、FC-9801Sなど) によっては、専用メモリボードの入手が極めて難しくここがネックになります。そのような時は、一般的な Cバス用メモリボードが使えますので、そちらで我慢しましょう。
拡張ボードを増設する時は、挿入するスロットに注意してください。RAS兼用スロット (殆どの機種で一番若い番号のスロット) では、一部の信号が端折られているため正常動作しない場合があります。
一通り、異常が無いことを点検したら、スピーカのボリュームを上げモニターにケーブルを接続し、電源コードを本体と ACコンセントに接続し電源を入れます。
CPUに異常がなければ、「ピポッ」という音がしてマザーボードの簡単なチェックが始まります。「MEMORY ***KB OK」というメモリカウントが始まり、これが終わると「ROM BASIC」が立ち上がるか、「システムディスクを入れてください」という画面が出るはずです。ここまで、辿り付くことができれば、ひとまずマザーに異常は無いと思って良いでしょう。
なお、HDDが内蔵されている場合は、メモリカウント終了後に HDDから OSを起動しようとします。
この後、FDDが内蔵されている場合は、FDDから OSを立ち上げることができるかどうかもチェックしておきます。
もし、ここで起動しないようなら、当連盟の FAQと裏コマンド集を参考にしてみてください。
FCを使う上で必要な物は、
です。
キーボードは、別売りですが PC-9800シリーズの物が使えます。
モニタは、水平周波数 24.8kHz対応の物でないと FC-9801F以前の本体では画面の表示ができません。また、それ以降の機種でもソフトによっては、24kHz表示が必須の場合があるので、PC-98を使うのであれば持っておいたほうが良いでしょう。
2009年現在は、液晶モニタが主流となっています。I-O DATA、Nanao (Eizo)、Iiyama、三菱などの製品で 水平周波数 24.8kHz対応のモニタがありますので、仕様をよく確認して入手してください。
一般に、画面サイズ 16:10の製品では、水平周波数 24.8kHzの画面は均一表示になって見やすいです。近年では一般化した HDTV対応の 16:9などの他の物は、不均一表示になり見づらくなる可能性がありますので仕様をよく確認しましょう。
フロッピーディスクドライブは、FCでは基本的には別売りです。FC各機種専用の FDDは現行製品以外、新規に入手することはできないので、外付けの PC-98対応の FDDドライブを接続することになります。なお、FC-9821Xaでは、PC-9801-87とPC-9821-K10を増設。PC-9821Kaと FC-9821Ktでは、オプションの FDDケーブル (SCSI用 50pin アンフェノールフルコネクタが流用できるかも) を接続することで、外付けの FDDが接続できるようになります。
OSやソフトウェアは、PC-9800シリーズ (PC-98) に対応のものが使用できます。OSの主な物には、MS-DOS、Windows3.1、Windows95、Windows98、Windows2000、Windows NT 3.51、Windows4.0などが有ります。但し、機種によって使える OSは異なります。基本的には、ベースモデルに対応している物は使用できると考えて良いでしょう。また、Windows98と Windows2000は、FCでも使用できますが動作保証外です。
なお、同じ OSでも、PC/AT互換機用の OSは、アーキテクチャが違うので使用できません。
これだけの物があれば、とりあえず MS-DOS専用機として十分活用できると思います。
他に、あったほうが良いものは、
です。
マウスは、PC-98用のバスマウス、もしくは、シリアルマウスが使えます。ハードディスクドライブについては、組み込み型では、基本的に外付けになると思って良いでしょう。というのも、HDDを内蔵するために専用のパーツ (金具とケーブル) が必要になるからです。
後は、ベースモデルを参考に各種拡張ボードやメモリ等を増設すれば、PC型番の 98同様にに扱えます。もっとも、ボード類の拡張性は PC型番の一つ上を行きますので色々遊べると思います。
最後の仕上げに、当 FC-9800連盟に加入しましょう。(ぉ) そして、周りの PC-98ユーザに大いに自慢しましょう。(^-^) 大抵はフーン ( ´_ゝ`) となりますが。
もし、運用中、困ったことが起きたら、当連盟の FAQをチェックして見てください。解決の何かヒントになるかもしれません。それでも解決しなければ、「第三研究所」の「電算機研究棟ゲストブック」に書きこむか、総長宛てにメールをください。当連盟が、困ったあなたをサポートします。(^-^)b
FC-9801、FC-9821、FC-9800、FC98-NXは、NEC社の商標または登録商標です。
この他、製品名、型番等は、一般に各メーカーの商標または登録商標です。