2000.2.18…00.3.7…00.3.15

2000年3月10日に筆者が講師となった東京都の区市町村担当者研修の資料をPDFで公開します。
┗発表の標題『報告書の近未来−デジタル化とインターネットを中心に−』

■研修資料「電子化と情報化の概略」PDF(45KB)  ■プレゼン用電気紙芝居PDF(66KB)(容量削減版)

疑念への回答(一般的な疑問を含めて)  

電子化と情報化の概略:発表の論旨

1.コンピュータはメディアである。人文の場が、印刷技術依存から電子メディアに移行していく。
2.電子化によって実現されるのは、ハイパーテキストである。ごく最近になって利用可能になってきた。
3.電子化の動機は、埋文情報へのユニバーサルアクセスである。

 1)情報入手手段の改善(書棚や資金やコネにとらわれない)
 2)情報のワイド化とリッチ化を図る
 3)情報デザインの改善等による、情報伝達効率の改善
 4)メタデータの整備
 5)情報のユニバーサルデザインの実現

4.マルチメディアよりも、まずドキュメントの電子化を実践すべきである。
5.写真のデジタル化は有効である。写真保存の観点からも、スライドのフォトCD化は急務である。
6.報告書電子化には基本的な4要件がある。これを満たすべきである。

 1)報告書のレイアウトを再現するフォーマット…PDF(完全版)
 2)電子時代のハイパーウェア…HTML(テキスト主体でよい)
 3)互換性の高い生データ…Excel 4.0、JPEG等
 4)インデックスデータ …(いわゆる報告書抄録+α)

7.PDFは印刷会社に発注すればよい。その仕様には、高解像度版、閲覧版、オンライン版の3種類が必要。

 高解像度版中解像度版オンライン版
写真300〜350dpi150dpi100〜150dpi
JPEG圧縮最高画質標準圧縮低画質
2値画像800〜1200dpi600dpi300dpi
互換性任意3.0互換3.0互換

8.マークアップ言語、特にXMLが、情報のデータベース化や高度な利用の決め手となる。


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