[02.12.7]


CD-ROMの仕様案;ガイドライン

  1. CD-ROMのフォーマットはISO9660レベル2とし、アップル拡張を強く推奨する。
  2. ファイル名・フォルダ名は原則として正規のレベル1に準拠するが、場合によっては、大文字・小文字の混在、8字を越えるファイル名も認める(最大32字)。記号はアンダースコア"_"、及びハイフン"-"のみとする。全角は一切用いない。
  3. 拡張子は業界標準通りに付ける。末尾に";1"は付けない。
  4. ルートに置くファイルは、INDEX.HTM、CONTENTS.PDF、README.TXTとする。
  5. ルートに置くフォルダは原則として、DOC、PDF、PHOTO、DATA、FIG、MOVから選択する。この内DOC・PDFは必須とする。
    但し複数報告書を収録する場合は、それぞれの要素を1フォルダにまとめる。
    ルートのPHOTO・DATA・FIG・MOVフォルダは、文献本体を越える付編的コンテンツや元データを系統的に収録する。PDFフォルダ以外は、それぞれのフォルダ内にINDEX.HTMを必須とする。
    必要に応じ、それぞれのフォルダ内に子フォルダを設けてよいが、最大階層は8以内とする。
  6. 閲覧に必要なプラグイン等が、無償かつ再配布自由の場合は同梱を妨げないが、Acrobat Readerなどの一般的なプラグイン等は同梱しない。
  7. 写真やPDFは、原則として解像度別に2〜3種用意する。解像度は相互に倍々とする。また写真のサムネイルは、それらとは別に用意する。
  8. 表データは原則として、EXCEL4.0ワークシート、タブ区切りテキスト、及びPDFを必須とする。例外的にEXCEL4.0に換えて、EXCEL5.0も認める。FileMakerProの利用は妨げないが、その場合はランタイムバージョンの同梱が望ましい。
  9. FIGフォルダ内のベクター画像は、原則として、レイヤーを保ったEPSないしAI(バージョン8.0以前、リンクしたラスター画像も同梱)、またはPDFとする 。CAD系の図の場合は、DXFないしDWGのいずれかをカバーする。バージョンは問わないが、制作アプリケーション名と共に、INDEXで明示する。
    なお必須ではないが、SVGの収録は望ましい(※)。
  10. FIG・PHOTOフォルダ内の単体のラスター画像は、原則として2値画像はTIFFのLZW圧縮、写真はJPEGとする。
    JPEGの圧縮率は解像度別に変えてよい。いずれも、PDFでも構わない(その場合はPDFの圧縮機能を利用する)。
  11. 注意書きや報告書抄録、目次等を記載したジャケット、ないしインレイ(※)、ないしCDサイズの印刷物(折畳み可)を付ける。
  12. 連絡先のメールアドレスを用意する(連絡先WebのURL表示でも可)。

※-Rかプレスかは問わない。なお、DVD-ROMの場合もこれに準ずる。
SXFは見送る。余談だが、GMLv2.1.2)とLandXMLに注目したい。
※ジャケットとは、CDプラケースの表側に挟み込まれた印刷物を指す。インレイとはプラケースの裏側に封入された印刷物で、背表紙も兼ねる。マキシシングルのケースでは、インレイは表側になり(背表紙はある)、頁をめくることも出来る(都合見開き4頁になり、ジャケット機能を兼ねることになる)。無論、パッケージを紙の袋(窓付き)等にした場合は、サイズを合わせた何らかの印刷物を添付することで構わない。なおジャケットやインレイはCD複製費に較べると割高(500枚だと約4割が封入印刷物コストになる)。


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