>江見水蔭「三千年前」へ

著作財産権の終了したドキュメントの公開

著作権には人格権と財産権の要素がある。人格権は永久に保護されるが、情報複製に関する独占的な財産権は著者没後50年を時効として消滅する。これは著作権継承者の存在や意志とは関わりがない。そうした作品はパブリックドメインとして複製自由になったものと考えることができる。古典として、公衆の教養に資するため、そうした作品を入力・公開する事は自由であり、妨げることは出来ない。こうした考え方は、「青空文庫」と全く同じものである。

著作人格権の保全に注意を払う義務はあるけれども、どこで公開されたものであれ、ドキュメントそのものの再利用も自由である。これは、改善/改版という概念が無いのを除けば、オープンソースの考え方に似ている(インターフェイスの改善/改版は自由である)。

フォーマット

(サイト)ナビゲーション

  1. リンク要素を適宜記述した。リンク要素に対応したブラウザとしては、Mozillaが代表的である。
  2. accesskeyを用意した。P(前)、N(次)である(前はPrevious)(いずれも小文字で可)。accesskeyはAltキーと併用(Macではcontrolキーと併用)で作動する。ただしIEではフォーカスが当たるだけなので、更にEnterキーを押す必要がある。ちなみに、今のところSafariはaccesskeyに対応していない。
  3. IEでは、JavaScriptによって、P・Nをダイレクトなアクセスキーとして使えるようにした(但し日本語入力オフ)。目次相当のページに対しては /(スラッシュ)が使える。ヘルプ相当のページに対してはHが使える。併用キーもEnterキーも不要である。実は、通常は矢印キー左右を使うのだが(キーナビ)、縦書では画面コントロールとバッティングしてしまう。
  4. なお、IEとMozillaでは文章中の半角英数字は、キー押下で(文章中で最初に登場したその字に)フォーカスがあたる(併用キーは不要)。それがa要素の中であれば、ハイパーリンク自体にフォーカスが当たるので、次にEnterキーを押せば作動する事になる。ただ、Mozillaはリンク要素に対応しているし、IEは前項のキーナビを用意したので、ここでは余談とする。

縦書

WindowsのIE 5.5以降のみ縦書になる。ワンソースだが、他の環境では普通に横書で表示される。

普通の横書表示では「紙面」は縦方向に下方に伸びていくが、縦書の「紙面」は横方向に右方に伸びた横長画面になる。縦書の最初は右端なので、最初に右端を表示するよう、JavaScriptで工夫している。

縦書では、スペースキーでの縦スクロールは無意味だし、pageupキーもpagedownキーも意味がない。デフォールトの横スクロールの手段としては、

  1. 矢印キー(カーソルキー)左右
  2. Window下辺のスクロールバー
  3. マウスのホイールボタンを押して入れるスクロールモード
があるが、ここではJavaScriptで、
  1. マウスクリックの座標で左スクロールか右スクロール〔03.8.29〕
  2. キーボードでは、Lキーで左スクロール、Rキーで右スクロールが出来るようにした。〔03.8.10〕

一画面をスクロール不要な程度に字数を制限し、冊子体と同様に頁めくりしていくナビゲーションもありうるとは思うが、とりあえず採用していない。

iframeタグでウィンドウ内表示とした。〔03.9.11〕

アームチェア記

 

江見水蔭「三千年前」へ