群馬県群馬町 北谷(きたやつ)遺跡

三ツ寺I遺跡と酷似した豪族居館跡

 群馬県群馬町は高崎市と前橋市の間に位置し、保渡田古墳群や三ツ寺I遺跡(豪族居館)などが有名である。2000年になって、三ツ寺I遺跡から北北東約3kmの地点に位置する北谷(きたやつ)遺跡が、古墳時代の豪族居館(5世紀末)であったことが判明した。2000年11月にも現地説明会が開かれているが、ここではより全体像が見えてきた段階、2002年7月に行なわれた現地説明会を元に紹介する。


居館西側の張出し

■北谷遺跡は驚異的なことに、ほぼ三ツ寺I遺跡と設計図を共有しているらしい。石積で固められた堀の立ち上がり、張り出し部、内側の盛土などが顕著である(弁天谷と染谷川に挟まれた旧地形を利用した上でさらに盛土)。
■元の構造は現在の地表の微地形によく反映されており、写真後方に見える高まりは、居館内部である。写真左手は弁天谷、写真右手前方向に染谷川が位置する。



方向:北東向き 撮影:2002年7月20日 遺跡位置:マピオン



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  ●東京遺跡情報  ※保渡田古墳群と三ツ寺I遺跡の情報は、「かみつけの里博物館サイト」に詳しい(現在は合併で群馬町は高崎市になった>新サイト