それは、一人の少年と、十二人の少女たちの織り成す、物語。










宇宙世紀のその日、少年は、一人の少女と再会を果たす。


「連邦だとかジオンだとか、そんなことは関係ありません。それでも、私は・・・」


二人が互いの心を確かめ合うその裏側で、悲劇が、静かに幕を開けようとしていた。


「あいつが・・・ジオン・・・。あいつが・・・あたしが、殺さなきゃいけない・・・敵・・・」


葛藤する少女の前に現れる、もう一人の少女。


「ジオンが正義だった、なんて言うつもりはないけど・・・ティターンズにだって・・・
ううん、違うね、たぶん、そういうことじゃない・・・、
でも、だったらなおさら・・・私だって、同じなんだから。」



そして別のところでは、悲劇を食い止めようと奔走する少女たちの姿が、あった。


「これを、あいつのところへ届けて欲しいの。私なりの、あいつへの気持ち・・・。
届かないって、わかっているのにね。」


「白いモビルスーツ、か・・・。」

「明日香、行きます!」


だが、そんな少女たちの想いをよそに、悲劇は起きてしまう。


「宇宙(そら)が・・・泣いてる・・・」

「もう、手後れなんだよ。でも・・・君を、君だけは死なせたくはなかったから・・・。
自分勝手だよね、ほんと・・・。」



幾千万の命が、宇宙(そら)の塵となっていく。
しかしそれは、新たな悲劇の、引き金でしかなかった。


「どうしてここが見つかったの!?」

「裏切った人が、いる?まさか、あの人・・・?どうして?」

「あのガンダム・・・味方?」


そして、さまざまな想いの交錯する宇宙(そら)を、一筋の赤い彗星が駆け抜けるとき
歴史は、新たなその一幕を、開ける。









 







「もう、戻れないのよ。あの頃には・・・」




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あとがき

ジェイ:というわけで新連載、の予定です。奈酢美さん、よろしくお願いいたします。
るりか:自分のところの更新もろくすっぽやってないのに人様のところに投稿なんて・・・無茶しますねえ。
ジェイ:いやかえって人のところに送る方がプレシャーがあるからまめに書く・・・かな?
妙子:駄目だこりゃ。ところで、この話ってあとがきに私たちが出てるっていうことを言うまでもなく、センチ、ですよね?
千恵:んでついでにガンダム、だな。
夏穂:台詞が色分けされてるからどれが誰の台詞かっていうのは一目瞭然なわけやけど・・・なんか意味深な台詞が・・・
ほのか:とってつけたような台詞もいくつかあるけどね。
明日香:あたしとかえみるとか美由紀さんとかほのかさんとか、ね。
ジェイ:まあその辺は・・・実はまだどういう役どころになるか決まってなかったりして。
美由紀:そんなことじゃないかとは思ってましたけどね、どうせ。でも、私やほのかさんはともかく明日香さんも、っていうのは珍しいですけど。
妙子:そんな、自分で言わないでよ。だいたい役どころが決まってても・・・なんか私とか千恵さんなんかは・・・。まあでもジェイさんのことだし、予定は未定ってことで・・・
ジェイ:いやその辺はねえ、ちゃんとプロット作ってそこから台詞持ってきてるんだな、これが。
妙子:決められた運命、なんですね(泣)
夏穂:ま、しょうがないやね。
千恵:あんたはいいよね。良さそうな役だから。
妙子:でも、一番いい役は例によって若菜さんだけど。
ジェイ:そうねえ、なんか台詞がアイナ(08小隊)みたいになっちゃってるしねえ。でもほら、ベースがガンダムだから、
千恵:そうか、プロローグを見た限りシリアスそうな話だから、そもそもハッピーエンドになるとも限らないわけだ。ヒロインだとかえって死んじゃう可能性とかも高そうだし。
妙子:いやでも見た感じ、真っ先に死にそうなのは千恵さんのような気もしないでもないんですけど・・・。後はあたしか(泣)








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komatsu@yk.netlaputa.ne.jp


約1年の沈黙を破り、J’s Archeのジェイさんからの新連載の予告編です。

今度はセンチ&ガンダムですか。融合ものはジェイさんの十八番ですね。
期待してます。

本編を速く読みたい方はジェイさんへ感想のメールを。


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