北へ。 北へぇ〜、行こうランララン
だそうである。
蟹もホタテも一杯なんだそうである。
行ってみたいモノである。
ほっけもイクラも美味しいそうである。
やはり行ってみたいモノである。

さて、一昨日「北へ。」(ドリームキャスト用げぇむ、化けが今はまってるらしい)
のシングルCDを買ってきた小生、
夕べそろそろ「マスター・キートン」の最終回を見て寝ようと、
パソの前でしばしアンニュイな時間を送っていたわけである、・・・・・が、
突然化けが夜勤で暇だと言うことで電話をかけてきた。

化け「おまいさん、CDは聴いたかね?」
ワシ「うんにゃ」
化け「遺憾(イカン)なぁ、聴け今すぐ聴け」
ワシ「そぉなんか?しゃあないなぁ、今晩リピートモードで聴いとくわ」
化け「いきなり睡眠学習かい」
ワシ「音楽無いと、寝られへんねん」
化け「そーかそーか、じゃ、俺も寝るわ」
化け&ワシ
「「おやすみぃ」」

さて、プレイヤーにCDを突っ込み、約束通りリピートモードで聴きながら寝る。
布団にゴロンと横になり、聴きながら歌詞の意味や、
漠然としたイメージが、次々と頭の中で展開される。

!!!!!!Danger!!!!!!
この後の文章は、私がイメージを強力に働かせた結果であり、
これによって精神にトラウマを持つ可能性が有ります。(爆)。
心臓の弱い方、お子様、お年寄り及び、「北へ。」のOPに深く傾倒又ははまってらっしゃる方は
絶対に読まないでください。


この曲、「北へ行こうランララン」という何とも平和な歌詞でスタートする。
北である、嗚呼北である。
ケン・タカクラ等のヤクザ映画を始め、日本の犯罪者と演歌が愛して止まない北の地である。
アメリカの犯罪者が、一様にメキシコに逃げるのと同じぐらいに、
日本の北方とは重要なポイントである。
さてさて、私の与えられた、最近シナプスの死滅が激しいこの脳は、この
「北へ行こうランララン」
という歌詞に過敏に反応した。
私は、与えられた情報から、全く関係ない事を夢想すると言うことを得意とする、
大の脱線人間なのである。
北である、北なのである、時期も時期である、先ず北の荒れ狂う海が頭に浮かぶ、
(ほら、さっそく脱線してる)
さて、その海の向こうには何がある。
旧ソ連が、二次大戦のどさくさに、不法占拠したと言われる、
北方四島が頭に浮かぶ。(みんなそう思うよな、あ、思わない、こりゃ失礼)
ともかく私の脳のシナプスは、
北→北方四島
というネタを導き出した。
さて、この曲がまた非常に間合いが悪い。
(あ、別に曲が悪い訳じゃないね、むしろ私の思考がタイミングにはまっただけなんですが)
北方四島と、冬の海、そして「北へ行こう」とリフレインがあまりにも激しいこの曲。
この時点で
北→北方四島→行こう=船
というスタート、ホップ、ステップまで思考が進んだ所に、トドメに突き刺さる

の存在・・・・・・・・・・。
ここで更なるキックを貰った私は、
北→北方四島→船→蟹→特攻船(なぬっ?!!!!!)
という、なんとも恐ろしい結果を導き出す。
全ては一寸した思考のズッコケ(脱線)から導き出した解答である。
良いのか其れで良いのか?!!!!
だが私の暴走した思考は、留まることを知らず、
頭の中では既に、

荒波の中を勇猛に北方四島に密漁をするために向かう蟹の特攻船の集団

が、これまたリアルなグラフィックとしてイメージが湧く。
先頭を走る船の舳先には、後方の船の掲げる大漁旗をバックに、
片足を縁に掛け、腕組みをしている、
まるでヤクザのような親父が、ふりかかる潮を気にせず前を見つめる姿まで見える。
そして耳から流れ込む歌。
勇ましい船団姿の中のバックミュージックが、この「Four Seasons」なのである。
シュールである、実にシュールな光景である。
私は、その船団を見送りながら、
一体何隻が無事この港に蟹を水揚げ出来るのだろうかと一瞬考え、
一体何隻が「拿捕」「撃沈」されるかを心配した・・・・・。
そーいや最近蟹喰ってないなぁ・・・・・・・。
謎のまま終わる・・・・。


1999年3月31日

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