新・闘わないプログラマ No.511

一昔


1997年10月13日の月曜日、このサイトが始まりました。それから今日でちょうど10年です。「教科書には載らないニッポンのインターネットの歴史教科書の年表にもそう書かれています(097ページ)から、たぶん間違いありません。なんたって「歴史教科書」ですから ←おい。
普段は月曜朝の更新なのに今回は土曜日に更新した理由は、もちろん今日が10周年記念日(?)だからに他なりません。
10年のあいだ、ほとんど欠かさず毎週月曜の朝に更新してきました。例外は更新を完全に休んだことが1回、月曜の朝にインターネットに接続できるところにいなくて時間や日にちをずらしたことが数回だけでした。
1回休んじゃったのが今となっては悔やまれます。これはちょうど北海道を旅行していたときのことで、ノートPC(当時使っていたのは富士通のやつだったっけ)とPHSは持っていて、更新しようと思えばできたのですが、かなり疲れ果てていて「まあ今週はいいや」とパスしました。いま調べてみたところ、1998年の3月のことです。確か夜行列車待ちの北見駅でノートPCを取り出したことは記憶しています。当時はまさかこのサイトが10年も続くとは思っていませんでしたから、軽い気持ちで休んでしまいました。
その後は一度も休んでいません。日付が飛んでいるように見えるところも、別のところを更新してます。そういえば寝台列車のベッドの上で、ノートPCとPHSで更新したこともありました(←なにもそこまでしなくても)。……というわけで10年が経ちました。

「十年一日の如し」……じゃなくて「十年一昔」と言いますが、この業界の10年は一昔どころの話ではありません……と言おうと思いつつ、いまこの駄文を書いている、Windows XPが動いているPCの画面を眺めてみたのですが、見た目は10年前とほとんど変わりませんね、コレ。まあ、私がデスクトップのデザインを「クラシック表示」にしているせいもありますが、Windowsのユーザーインターフェースは約12年前に出たWindows 95から、ほとんど変化がありません。
ところで10年前のOSはどんなものだったのか、ちょっと調べてみました。

こうやって調べてみると懐かしいですね。
いま、ここの駄文の第1回「私の貧弱なコンピュータ環境」というのを読み返してみているのですが、確かに貧弱ですね。Pentium 100MHzのノートPCが最も高性能なPCだってあたり。「最近思うんですが、パソコンなんてPentium 100MHzもあればほとんどの場合性能的に十分なんじゃないでしょうか」なんてこと書いちゃってます。
ところで、この第1回に書いたハードウェアでいまでも手元に残っているのはPC-9801RA2とQuadra 700だけです。どちらも高い金出して買ったので捨てるのに忍びないというだけで残っています。まあ「残っている」とは言え、押入れの中で眠っているだけで、今でもちゃんと起動するかどうかは怪しいものですが。ハードディスクが腐っているかも知れません。

そんなわけで10年が経ちました。前から言っていましたように、このサイトは10年で一区切りを付けたいと思います。と言っても今回ではなく、次回が最終回になります。
10年という切りのいいところで一区切りしておかないと、死ぬまで止められなくなりそうで……。

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