新・闘わないプログラマ No.412

最近使った……


「最近使ったファイル」ってありますよね。Windowsのスタートメニューにもありますし、各アプリケーションにも、「ファイル」メニューの下のほうに最近開いたファイルの一覧が出てくるものがよくあります。
あれって皆さん使っているものなんでしょうか。私はあれが嫌いなんですよね。なんというか、うっとうしいというか、「最近使ったファイル」と称して、別件で開いた、現在は無関係なファイルの一覧が表示されたりするあたりが。しかも普通は数件しか表示されませんから、あまり役に立つほどでもないし、かといってカスタマイズして表示される件数を増やしても、いっぱりありすぎて探すのが面倒ですし。
最近どんなファイルを開いたのか、そんな履歴が残ってしまっているのは、なんとなく嫌なものです。そして「ちょっとパソコン貸して」とかなったときに、そういう履歴を見たり見られたりするのも、ちょっと避けたいわけです。
いや別に「素人過激画像034.jpg」とか「美人OL 秘密のアフターファイブ.avi」とか、そういうのが履歴に残っていて、それを見られて……などという話ではない(たぶん)のですが。あ、ちなみにファイル名は適当です ←ホントだってば。
この「最近使ったファイル」という機能、私が初めて見たのはMac OS(の、確か7.1)だったと記憶しています。そもそも起源がこれなのか、それとももっと昔からあるのかは、ちょっと調べてみたのですがわかりませんでした。

いまどきのアプリケーションの場合は、セキュリティ上の問題もあるので、この「最近使ったファイル」機能を無効にすることもできるようになっているものが多いようですが、デフォルトで有効になっているものがほとんどです。この機能の嫌いな私は「最初から無効にしておけよ」と思ってしまうわけです。
で、私は、何かアプリケーションをインストールしたら、速攻でこの機能を無効にしていますが、どうやればこの機能を無効にできるのかアプリケーションによってばらばらなので、探すのに苦労してしまいます。たとえば、Microsoft Office (いま、このPCにインストールされているOffice 2000)の場合、

と、一応は統一されているようですが、表現が微妙に異なっているあたりがいま一歩という気がします。それに、「全般」タブのどのあたりに設定があるかも、アプリケーションによって違っていますし。ちなみにMicrosoft Visio 2000の場合には、

というのがあるのですが、機能自体を無効にはできなさそうでした(数を0にすることも不可)。
ついでに、他の(売り物の)アプリケーションについても調べてみると、

ああ、面倒くさくなってきました。とにかく、「最近使ったファイル」機能を無効にするのはたいへんだ、ということです。
で、一番の難題が、Windowsのスタートメニューにある「最近使ったファイル」です。これが一番頻繁に目にするわけで、ここは何とかしたいわけです。Windows XPの標準のスタートメニュー(2段に表示されるやつ)の場合には、「スタートメニューのカスタマイズ」の設定で表示しなくすることができるみたいなのですが、いかんせん、この2段のスタートメニューは使いづらい。で、クラシック[スタート]メニュー(Windows 95以来の古式ゆかしいスタートメニュー)を普段は使っているわけです。
で、この場合や、Windows 2000以前のWindowsを使う場合にはレジストリをいじらないといけないようです。具体的には、

    HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Policies\Explorer

というキーに、

    NoRecentDocsMenu

というDWORD値を作り、1を設定すればいいようです。
しかし、面倒くさい。

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