新・闘わないプログラマ No.383


通販で予約注文していたMac OS X Tigerが、土曜の昼に届きました。発売開始は金曜日の夕刻だったらしいですね。
家には、OS Xを使ってみたいがために買ったiMacがある、という話はすでにここでも何度かしていますが、実際にはOS Xの最初のバージョン(10.0)を買って、その次の10.1にバージョンアップして、あとはずっとそのままほったらかしになっていました。今回は、ちょっとばかり新しいOS Xが必要になりそうだったので、買ってみました。
今度のMac OS X Tigerというのは、バージョンで言えば要するに10.4ですから、2回ばかりバージョンアップをスキップしたことになります。

さて、そんなわけで、古いOS X(10.0)と、今度のTiger(10.4)と、どこがどれだけ違うのか、今回はそれを、独断と偏見を交えつつ徹底比較してみたいと思います。

まず、10.0のパッケージを押入れの奥のほうから引っ張り出してきました。白地に青で大きく「ペケ」……じゃなくて「X」の文字が描かれていて、その下には「世界で最も先進的なオペレーティングシステム」とあります。一方、Tigerはと言いますと、黒地に銀色で「ペケ」……「X」の文字が浮き出しています。高級感はこっちのほうがありそうです。ただ、シュリンクラップされていない状態で送られてきたため、せっかく高級感漂うTigerの黒パッケージが擦り傷だらけになってしまっているのがとても残念でした(と、一応言っておく)。
次に価格です。どちらも14,800円くらいでほとんど統一されている(いた)ようなのですが、10.0の時代には外税でしたから、

ということで、価格面では10.4がわずかに勝利しました。
では、パッケージのサイズと重量はどうでしょうか。サイズについては、どちらも誤差の範囲でほぼ同じで互角です。一方、重量は、実測したところ、

と、なりました。この結果から、10.4のほうがグラムあたりの単価が安く、お買い得と言えましょう。
さて、いよいよパッケージを開けてみたいと思います。マニュアルとしては、10.0には「Welcome to Mac OS X」、10.4には「Welcome to Tiger」という、どちらもカラー印刷、32ページの簡単なやつが付いてきます。これはどちらがいいとは言い切れません。互角です。

え? 「全然、本質を突た比較をしてねーじゃねーか」ですか? いえいえ、そんなことはありません。ここからが本題です。
パッケージに入っているメディアの内容を調べてみたところ、以下のような事実が判明しました。

枚数という面から見れば、3枚入っている10.0の勝ちですが、でも10.4は1枚はなんとDVD-ROM。総容量からしても、10.4のほうが倍以上あります。枚数に惑わされてはいけません。
1MBあたりの単価を計算してみたところ、

という結果になりまして、圧倒的に10.4のほうがコストパフォーマンスに優れている、ということがわかりました。
以上をまとめますと、下表のようになり、どの面で比較してもTiger(10.4)のほうが優れているという結論に達しました。

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                                   10.0    Tiger(10.4)
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 パッケージの高級感                 △         ○
 価格                               △         ○
 パッケージのサイズ                 ○         ○
 パッケージのグラムあたりの単価     ×         ○
 ファイル1MBあたりの単価            ×         ◎
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なお、全然ヒマが無くて、Tigerのインストールはまだやってません。

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