新・闘わないプログラマ No.262

256回記念企画(6)


あけましておめでとうございます。「256回記念企画」の第6回目です。

No.26 「3年の歳月」 1998.4.20
今から振り返ってみるに、Windows 98はPCにプリインストールされて流行った、というか、前回も書きましたが、OSのバージョンアップをするような人間は稀で、普通のユーザはPCを買ったときにインストールされていたOSをそのまま使いつづける、ということですね。ですから、Windows 95がプリインストールされたPCが製品寿命を終えるとともに、Windows 95→Windows 98への移行がなされていった、という言い方が正しいのでしょう。よく考えればあたりまえのことで、いまさら言うまでもないことなのでしょうが。
まあ、Windows 98がWindows 95 version 2のような位置付けだったのでしょうし、新しいソフトウェアが出たら、古い奴はその使命を終える、ということでしょう。などと言い訳じみたことを書いておきます。
私自身、Windows 98を使い始めたのは結構遅く、これを書いてから1年半後、ThinkPad 240というノートPCを買って、それにプリインストールされていたのを使ったのが最初だったと記憶しています。
あと、ここを読んで思い出しましたが、そう言えばBeOSというのもありましたね。すっかり忘れてました。

No.27 「NTがサーバーに向かない理由」 1998.4.27
NT系のOSは、Windows NT 3.51、Windows NT 4.0、Windows 2000と触れて来ましたが、相変わらずログオフとシャットダウンはほとんど同じ操作で出来てしまいますね。私のようなチョンボをやった人間は少ないんでしょうか?
それから、GUIによるサーバの設定、時と場合によっては便利なこともあるのですが、仕事で数十台、数百台を扱うような場合にはやっぱり面倒ですね。最近はGUI以外での設定もやりやすくなってきているとは言え、やっぱりサーバはUNIX系のOSの方がいいなあ、と。まあ、私自身が慣れているせいもあるのですが。

No.28 「防火壁の内側で」 1998.5.11
この回は、今となっては「いまさら」感があって、どうコメントしたものか、と悩んでしまいます。何か偉そうに書いてますしね。
今では、パーソナルファイアウォールなんてのもあたりまえのように使われてきていますし、この文章の最後で書いたことも、今となっては言うまでも無いことのような気もしてきます。
それと、最近気になっているのは、ファイアウォールで弾かれたアクセスをなんでもかんでも「不正アクセス」だ、とか言う人が見受けられることですね。世間の論調も、そして法律も、やたらなんでもかんでも「不正アクセス」にしてしまおう、という方向に向かっているような気もします。ううむ。

No.29 「ペケ」 1998.5.18
ちょうどこの頃「MacOS X」という名前が発表されたのでしょう、それをネタに書いています。
で、紆余曲折がありながらも、そのOSはなんとか世に出たわけです。私もとりあえず使ってみました。このOSを使うためにiMacを手に入れたようなものですし。
その辺の話は何度書きましたが、従来のMacOSと操作体系が非常に異なっている、という一点を取っても、かなり疑問を持ちました。なぜ、今MacOSがああいうふうにならなければいけなかったのか、その辺がどうも見えてこないんですね。裏でUNIX(もどき?)が動いているというのは面白いし、NTのようにわざわざカーネルから設計したりせずに、今あるものを利用した、というのはいいと思うのですが…。
最後に「Appleも、本当にMacOSが「ペケ」にならないように精々がんばってくださいね」などと書いていますけど、MacOS Xが世に出たとは言え、そのApple自体が「ペケ」に(以下256文字削除)。

No.30 「キーボード」 1998.5.25
あ、この回の駄文でキーボードの「ASCII配列」なんて書いてますね。「ASCII」とは文字コードのことですから、キーボードの配列のこととして「ASCII配列」と言うのは間違い、という話を聞いたことがあります。「やべー、嘘書いてるじゃん、おろおろ」ということで、Googleでいろいろと検索してみたところ、東大の和田先生の論文を発見しました。この論文に「これを規格の有無にかかわらずASCIIキーボードと呼んだりしている」という記述がありました。「ASCIIキーボード」と言う表現は通称・俗称としては「あり」なのかな、と。「ASCII配列」という表現の可否はよく分かりませんでしたが。
さてキーボードと言えば、先日買ったB5サイズのノートPC、キーボード小さすぎて、キーのストロークも小さいので、はお世辞にも使いやすいとは言い難いのですが、慣れとは恐ろしいもので最近はそれなりの速度で打てるようになってきました。今もそのノートPCで、電車の中でこれを書いていますけど、かなり快調に飛ばしてます。

では、今年もよろしくお願いいたします。

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