新・闘わないプログラマ No.239

ついに…


この間書いたように、いま住んでいる集合住宅でCATVが使えるようになり、インターネットサービスも受けられるようになりました。そこで早速インターネットサービスの申込みをしていたのですが、この週末にその工事がありました。
しかし「工事」とは言うものの、実際にやった作業を見ていたら、TVアンテナの口に何やら測定器を付けて信号レベル(?)を確認した後は、そこにケーブルモデムを取り付けておしまい、という15分くらいのものでした。これで16000円はいくらなんでも高いんじゃないかい、と思わないでも無かったです。
最初の信号の確認と、あとそれでダメだった場合にアンテナ線の方をいろいろといじらないといけない、ということでわざわざ出張工事になるんだと思うのですが、それさえ無かったら、ケーブルモデムだけ送ってもられば、後は自分でやったのになあ、と。いや、16000円が惜しくて言っているわけです。はい、すみません。
そういうわけで、やっとのことで世間で噂の「ぶろーどばんど」とかいうやつが使えるようになったのですが、それに伴い、2年間使ってきたフレッツISDNでの定額インターネット接続環境は不要になったので、速攻で回線をISDNからアナログに変更しました。で、何を血迷ったか、回線がアナログになったのを幸いに、特に必要は無かったのにADSLを試しに契約してみました。こちらもこの週末に開通しています。
というわけで、家のインターネット接続環境は、CATVとADSLの2回線という贅沢な構成になっています。

CATVの方は、DHCPで、プライベートアドレスを貰うコースと、グローバルアドレスを貰うコースの2種類があって、外からも家のサーバに繋ぎたい私は当然のごとくグローバルアドレスのコースを選択しました。で、ケーブルモデムの先にルータ(最近は「ブロードバンドルータ」とか言っているやつでしょうか?)を買ってきて、そこから家のLANに繋いでいます。
ADSLの方は、レンタルされたADSLモデム自体がルータにもなっているので、それをやはり家のLANに繋いでいます。
という構成なので、家のLANには外(Internet)に出て行く経路が2つ存在することになりました。でもって、これをどうやって使い分けるか、ということなのですが、安物のルータでは動的に経路制御をやるようなことは望むべくもありません。他の方法としては、

結局どちらにしたかと言うと、後者です。家の中の機器はすべて、CATVに繋がっているルータをデフォルトゲートウェイにして、でもってこのルータに静的経路を設定して、特定のIPアドレスだけはADSLのルータの方に飛ばしています。特定の所、というのはADSLの経路の使ったほうが近そうなところと、あとは適当です。
そして、CATVのルータ側に障害がある場合には、ADSLの方の経路が使われるように設定はしたはずなのですが、まだテストはしていません。

あとこの環境で、DNSも一元的に管理したいなあ、ということで、フレッツISDNの時にやっていたときのようにルータのDNSを使っていたのを止めて、常時稼動している家のサーバでnamedを動かすようにしました。どちらの経路が障害を起こしても問題ないように設定したはずなのですが…これまた、まだテストしてません。
何せ、私自身、そっち方面の仕事をやってなかったせいもあって、namedの設定とかは完全に素人だったりするものでして、今回は悪戦苦闘しながらの設定でした。ついでに家の中の機器のホスト名も登録して、hostsの設定から開放されたのが一番の利点だったりするかも知れません。

というわけで、外に行く回線も二重化されて、家庭内コンピュータネットワークも、耐障害性に優れたシステムになったわけですが、しかしこれってもしかしてやりすぎでしょうか?
だいたい、工事費やら加入費やらなんやらで結構お金がかかりそう(まだ払ってないので正確な金額は不明)だし、月々の料金もこれまた…しかもしかも、CATVのインターネットサービスを申し込むときに、それと同時にCATVの有料放送を一緒に申し込むと月額料金が割引になると知って、思わず(ろくに見もしないであろう)有料放送のサービスまで申し込んでしまった私。
ハンバーガーだけ買うつもりが、気が付いたら食べもしないポテトまで買ってしまっていたときの心境とでも言うかなんというか…。

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