新・闘わないプログラマ No.210

一年過ぎて


早いもので今日はもう大晦日。いまだに実感が湧かないのですが、21世紀に入って早くも1年が過ぎたことになりるわけです。21世紀最初の日も、今日と同じ月曜日、でもってその時にはこんな駄文を書いたりしたわけですが、今読み返してみてもやっぱり駄文だなあ、いやまあ、ここにあるのは全部駄文なんだけど、これはまた群を抜いているなあ。時間が無くて慌てて書いちゃったからなあ…あ、やばい、「懸命な皆さん」などという誤字まであるぞ。なんだよ、その「懸命な皆さん」って。それを言うなら「賢明な皆さん」だろうが…こっそり直しておこう。
しかしまあ、相変わらず誤字が多いなあ。21世紀も初っ端から誤字だったか。まあ、いつものことと言えばいつものことなわけですけど(←開き直るなよ)、見つけた方は教えてください。

さてさて、今年を振り返ってみて、ロクでもない事件が多かった1年だったような気もします。個人的なことを言えば、去年の大晦日から今年の元日にかけて、なぜか、とあるカウントダウンイベントにいた私なのですが、そのイベントの主催者側の不手際で「カウントダウン」自体が行われなかった(気付いたら0時を過ぎていた)という情けない始まり方をした1年(というか今世紀)だったりして、まあとにかく、来世紀にはいいこともあるさ、と(←それまで生きてないけど)。
ロクでもない、と言えば、私もそのすっかり忘れていたあの「インパク」。そういや、まだあれやってたんですねえ、本当にす〜っかり忘れていました。だって、全然話題にもならないんだもん。
まあ、やる前からコケることは明白だったわけですけど、しかしまあ、国のやることってどうしてこうもまあズレまくっているんでしょうね。国が主導権を握って何かやる、ってのはもう流行らないと思うんだけどなあ。少なくともこっち方面(コンピュータとかインターネットとか、そこいら辺り)では。
国がやるべきことは、余計なおせっかい(変な規制をしたり、根拠のあやふやな行政指導をしたり)をしない、ってのと、自由な競争が行われるようにする、ってのだと思うわけで…って、そんなの私が言うまでもありませんね。

で、そのインパク。「『インパク』の通年賞、第4四半期賞の表彰式が開催」ってのを読んでいたら、かの堺屋氏が語ってましたねえ、こんなこと。

準備期間が短くて大変だったが、関係者と全世界のインターネットファンの力を借りて、予想以上の成果を納めることができた。効果の面から見ても、インパクが始まってからインターネットカフェのブームが起こり、ブロードバンド技術の進化ももたらされている。特にADSLについては、2001年中にISDNからADSLへの移行は非常に困難だと言われていたが、インパク開始以降はあっという間に広がって価格も下がり、実に劇的な効果があったと言える。インパクをまた何年かの ちに繰り返すことで、日本そして世界のインターネット技術を進め、かつ広げることができるのではないか

もうね、アホかと、馬鹿…いやいや、これもう流行らないか。とにかくですね、自画自賛、手前味噌はいいんですけど、「ブームが起こ」ったのも、「進化がもたらされ」たのも、「あっという間に広がっ」たのも、インパクとはなあんも関係ないような気がするのは、気のせいでしょうか?
「インパクをまた何年かのちに繰り返す」って、またやるんですか? インパク。だからね、国主導でこんなことやったって無意味だし、国がやるべきことはもっと違うことでしょうに。そういうのは民間に任せておけばいいんであって、国がすべきことは、変に邪魔しない、と、これだけ。

ううむ、今回はなんか単なる雑談になってしまったなあ。とりあえず来年もよろしくお願いいたします、ということで。

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