新・闘わないプログラマ No.208

VM


先日、メールの整理をしていたら、SPAMメールなどを入れておいている「Junk」フォルダに「Subject: Your Order for VMware Workstation 3.0」というメールを発見。なになに? 「Thank you for your purchase of an upgrade to VMware(TM) Workstation 3.0 for Microsoft(R) Windows(R) operating systems, Electronic Software Distribution.」
あれ? これってもしかして、9月くらいに申し込んでおいたVMwareのバージョンアップ(2.0→3.0)に関するメールではあるまいか。おお、よく見たら、3.0のシリアルナンバーも書いてあるではないか。がーん、見逃していた。なぜ、こんな大切なメールが「Junk」フォルダに放り込まれているんだ?
って、何の事は無い、「Junk」フォルダに入っている理由は明白なんですけどね。何せ、「英語のメール」≒「SPAMメール」という法則が私の中で勝手に出来上がっていて、無意識のうちに「あ、えーごのメールだ。Junkに入れちゃえ」ってなわけでして。まあ、そういうこともあるので、SPAMメールらしきものだからと言って、削除しないで取っている私だったりするのですけど…いやまあ他にも、SPAMメールもここの駄文のネタになる、という不純な動機もあるわけですが。
私自身、来たメールで削除しているのはウィルスやワーム付きメールくらいでしょうかねえ…最近は「BADTRANS.B」とかいうやつが山ほど送られてきて、それは削除しまくっています。
というわけでSPAMメールも削除しないで保存してあるので、それで今回は救われた、と。そういえば話は横道に逸れますけど、SPAM(メール)で思い出したのですが、SPAM(食品)。隣の駅の近くにあるスーパーマーケットで売っているのを発見して、時々買っていたのですが、そこでずっと売っていたのが「25% LESS SODIUM」って言う減塩タイプ。私としては減塩してない奴の方が…などと思っていたところ、先日買いに行ったら、今度は「60% LESS SODIUM」。ますます減塩になっているではないか。やっぱり減塩タイプの方が売れるんだろうか。梅干も最近は減塩のやつが幅をきかして…いかん、いかん、いったい何の話をしているんだ。

すみません、話を元に戻しまして、VMwareです。VMwareについては以前にも書いたことがあったような気がしますが、要するに、PCで動くWindows NT/2000/XPやLinuxなどのOSの上に、仮想PC環境(Virtual Machine)を構築するソフトウェアです…って、全然説明になってないな。とりあえず、まあそういうソフトです。他にもVirtual PC for Windowsという製品もあります。
このVMwareを買った当時は家にあるPCも、CPU(Celeron 300MHz)は遅かったし、メモリ(128MB)もディスク(8GB)も少なかったし、ってなわけで、使って使えないわけじゃなかったのですけど、実用性という面では多少不満が残って、その後、あまり活用していませんでした。
当時と比べて今は、CPU(Celeron 1GHz)も早くなったし、メモリ(448MB)もディスク(100GB)も増えたし、というわけで、また使ってみようか、というわけでいろいろ調べていたら、近いうちに3.0にバージョンアップするらしい。んじゃあ、それを申し込んで、その新バージョンが来たら使ってみようと思ったわけです。

で、早速インストールして、現在いろいろと遊んでいるところです。古いDOSとWindows 3.1を引っ張り出してきてインストールしてみたり…当時のインストールメディアって、当然の如くフロッピーディスクなのですが、そんなのを何百枚も置いておくのが邪魔なので、うちではディスクイメージファイルを作って、それをCD-Rに焼いておいてあります←フロッピー600枚が1枚のCD-Rに…。
いろいろ調べて見たら、VMwareのVirtual Machine上では、イメージファイルを仮想フロッピーディスクとして使える、とのこと。いちいちディスクイメージをフロッピーディスク(メディア)に落とす、という作業をせずにインストールが出来たので、インストール作業自体はすごく簡単に、早く終わってしまいました。
で、Windows 3.1。久しぶり(5年ぶりくらい?)に、Windows 3.1の起動画面を見てしまいました。あと、立ち上がったあとのプログラムマネージャ。ただ、VMwareには、Windows 3.1のディスプレイドライバが付属してないようで、VGAモードでしか上がらなかったのが残念。ネットワークも入れようとすると、LAN Manager ClientかなんかをDOSに組み込まないといけないから…ああ、面倒だから止めておこうっと。
とりあえず、あとごちゃごちゃとゲストOSのインストールをしている最中です。というわけで、とりあえずまだそれほど役に立ったというのはほとんど無いのですけど、一つだけ。家で常時稼動させているサーバ(Linux)のSambaのバージョンを上げるのと設定変更をしようとしたときに、失敗しないように、先にVMware上に家のサーバ機とほぼ同一環境を構築して、そこで練習してからやったやったことくらいでしょうか。まあ、こういう用途にはVMwareのようなソフトは非常に便利ですね。ネットワークも問題なく使えるし。

で、今このVMwareを会社に何本か買わせようとしているのですが、なかなかその有用性を理解してもらえなくて…そもそもVirtual Machineという考え方自体を理解できない人がいっぱい。
職場で周りを見渡してみても、PCで、なんちゃらサーバやら、どーたらサーバやら、クライアント機も何台か、ってな感じでテスト環境を構築して、それで開発・テストをやっているのをよく見かけます。それで誰かがテストをやっているときには他の人はテストが出来ない、とか、誰かがテスト環境を変にしちゃって他の人がテストできなくなっちゃった、とか、まあいろいろと非効率なことも多いわけです。
で、VMwareを使えば、こんなのPC1台でテスト環境全部を構築できるし、環境を変えても元に戻すのは簡単だし、かなり効率的なんですけどねえ ←いやまあ、特殊な周辺機器を使うとか、PCじゃないハードウェアが必要とか、完全に全部適用可能というわけでも無いですが。
とりあえず、職場の自席のPCに入れてみようと購入申請中ですけど、いろいろと文句つけてくる人間がいたりして、どうなりますやら。
あれ? でも、職場の自席のPC、Celeron 333MHz、メモリ96MB、ハードディスク4GBしかないぞ。少なくともメモリとディスクも買わないとまともに動かないではないか。

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