新・闘わないプログラマ No.176

安く上げる


昔(って言っても5〜10年くらい前ですが)に比べて、コンピュータ関連の製品の値段って、本当に安くなっているわけで、昔あんなに金をかけたのはいったいなんだったんだろう、などと空しくなってしまうことも多いわけです。
パソコン本体なぞ、ほんの数年前までは、最低でも20万、30万〜50万くらいするのが当たり前だったのに、今では、普通のデスクトップPCだったら、10万以上出すのはかなり抵抗があると言うか、私だったら絶対に出したくないなあ、と思ってしまったりします。
ちなみに私が買ったパソコンでも…

と言う感じで、1997年以降に買ったパソコンは全部20万以内に収まっているかな、という感じですね。しかし、自分じゃあまり買っていないつもりなのに、こうやって並べて見ると、結構買ってますねえ。1997年以降は、毎年買っている。さて、今年は…ノートPCは3年は使うつもり(←IBMの拡張保証サービスが3年あるし)なので来年だし、デスクトップPCはCPUがかなりヘボくなってきているので、それを交換するかも…でも、しないだろうなあ、ってところでしょうか。
まあ、パソコン本体の購入はそれほど多くない(多分)のですけど、ハードディスクは山ほど買っていますね。あれって消耗品に近いし(壊れないまでも、容量が足りなくて、実質的に使い物にならなくなるから…今どき240MBのSCSIのハードディスクなんて、いったい何に使えってんだ)、もういったい何台買ったか知れない、という感じです。
安くなったと言えば、ハードウェアだけじゃなくて、ソフトだってそれなりに安くなっているわけで、昔はちょっとしたパッケージソフトを買うとみんな10万くらいしたのに、今はそれに比較すると安いかな、という気はします。

さて、個人で買うようなハードやソフトはかなり安くなってきているわけですけど、それに比べると、仕事で入れている機器やソフトは、なんか高いよなあ、もっと安くてもいいものもあるんじゃないかなあ、などと思っちゃうことも多かったりします。
うちのところで今やっているシステムなどで、Webサーバなどを立てる場合なんかは、大半が、SunやHPなんかの機器に商用ソフトで固めていたりして、まあその方が信頼性やサポートの点で安心だ、という話もあったりして、なかなか安く上げるのは難しかったりするわけですけど、それがなかなか…。
で、私が、いろいろと安く上げるための方策を調べて提案する、ということになりました。まあ、おおっぴらにやると、あちこち角が立ちそうなので、こっそりとやっています。で、まず目に付いたのが、DBMSとしてOracleを結構使っている、ってのがあって、「別にこれ、Oracleを使わなくてもいいんじゃない? バッチ更新しかしてないし、参照だって1分間に1件もないじゃない」って感じで、こんなんにあの高いOracleを入れなくても、とか…。
とりあえずフリーのソフトウェアで出来る部分はそっちを使うとか、そんなことを考えていろいろと調べているところです。

で、気付いたのですけど、最近、そういう方面の調査を怠っていたというか、時代に取り残されているのではないか、と痛感してしまいました。名前は聞いたことがあっても、実際にどんなもので、どんな使い勝手で、というのまで知らない技術やソフトがいっぱい(具体的には…恥ずかしいので出すのはやめておきます)、ううむ、こんなことではまずいなあ。
というわけで、先日から、webをめぐったり、あと昨日は、本屋にいって本を何冊か買って来ました。
しかし、この「本」ってやつが、やっぱり高いよなあ、一冊平均5000円以上するし…こんな本をばんばん買っていたら、全然「安く上げる」ことは出来んではないか。

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