新・闘わないプログラマ No.140

USBで繋ぐ


先日iMacを買って、「ミーハー」と呼ばれている私なのですけど、いまさらiMacでは、ミーハーですらないような気がしないでもない。どうせなら、Linuxでも入れて、サーバー機として使用しようかなあ、それならミーハーと呼ばれずに済むかなあ、などとバカなことを思ったりもして。
Cubeも、安けりゃ買ったかも知れないのですけど、ディスプレイ別であの値段ではねえ。しかも、20cm角って、結構でかく無いですか? さらに、電源は別(これは巨大らしい)だそうですし。もうちょっと小さくて、かつディスプレイ込みであの値段くらいだったら、買っていたかも。
ところで、ご存知のように、iMacは内蔵機器の拡張性に乏しい(というか、付くのは、メモリと無線LANのカードだけ)のですけど、そのかわりUSBとFireWire(IEEE1394)のコネクタが付いています。
過去の資産を思い切って捨ててしまえるあたりは、Macならでは(←別にいい意味で言っているわけではない)なわけですけど、私としてはiMacでも、フロッピーと、SCSI接続のMOとCD-Rと、プリンタは使いたいなあ、などと思ったりしているわけです。
もちろん、すべてネットワーク越しにやることも不可能ではないのですけど、でも直接繋がっていた方が便利なことも多いですし。特に、CD-Rは直接繋がっていないと、Macのフォーマットで焼けませんからね(←Macのフォーマットで焼く必要性がどれだけあるか、という話はありますが)

で、USB接続です。
それまで、私はUSB機器は、ノートPCで使うためのLANインターフェースしかありませんでしたが、今回、いろいろ買い込んでしまいました ←お金が…。

フロッピーディスクドライブ
Logitec LFD-31UIと言うやつです。これは流行りのスケルトンボディ(笑)。交換用のカバーが5色付いていて、取り替えることが出来るので、iMacの色に合わせることが可能。
知らなかったのですけど、専用のドライバが無くても、MacではそのままUSB接続のフロッピーを使えるみたいで、CD-ROMブートのときでもフロッピードライブを接続すれば使えました。で、これは助かりました。いや、ちょっとCD-ROMブートして、iMacのディスクのパーティションを切りなおしているときに、どうしても、あるファイルが必要になって、どうしよう、と思って、試しにフロッピードライブを繋いでみたらあっさり認識したということで。
このドライブは、Windows98/2000でも使えるので、ノートPCでフロッピーが必要な場合も、もっぱらこれを使うようになりました。フロッピーブートが必要な場合以外には、ノートPCに付属のドライブは必要なくなってます。やはり、ホットプラグは便利ですね。

SCSIインターフェース
Adaptec USB Xchangeという製品を買いました。そーいや、これも濃い目のグレーですけど、しっかり透けていますね。
USB接続のSCSIインターフェースは、いろいろと問題が多い、という話は聞いたことがありますし、以前、Adaptecが売っていた製品(私が買ったやつとは違う製品、確か「USB Connect 2000」とかいう製品)は、そのために発売中止になっちゃったんですよね。
で、他のメーカでいいやつを探していたのですけど、ドライバのアップデートとかのサポートとかの面で不安だなあ、と思っていたら、Adaptecが新たに製品を出すらしい、ということで、その発売を待って買いました。まあ、とりあえずAdaptecだしい〜、長いものには巻かれておいた方が安全かなあ〜、というわけで。値段も8千円くらいと、Adaptecブランドの割には高くなかったし(今回の話とは関係ありませんが、AdaptecのAHA-2940AUはあまり安くならないですねえ、安くなったら欲しいのですけど…いまだにAHA-1542CFを使っている私)。
とりあえず、iMac(MacOS 9.0.4)と、Windows2000/98で使ってみましたが、SCSI接続のMOはまったく問題なく使えました。CD-Rはまだ試していません。

プリンタ
いままで使っていたプリンタは、インクジェットのヘッドの目詰まりで、人にあげちゃった(修理して使ってね、ということで)ので、HP DeskJet 1220Cという、A3対応のプリンタを買いました。さすがA3、でかいです。でも、写真を大きく印刷できるのでうれしいです。
最近のこの種のプリンタって、パラレルとUSBのインターフェースを持っているのがほとんどのようですけど、ということは昔のMacには繋がらないのですよね。
とりあえず、うちのところでは、パラレルにはデスクトップPCを接続して、あとUSBには、iMacとノートPCを接続することにしてあります。
基本的にはiMacで印刷は、ほとんどやらないつもりではいますし、そもそもプリンタの設置場所と、iMacの設置場所は8mくらい離れています。そこで、10mくらいのUSBケーブルは無いかなあ、と探してみたのですが、どうにも見つからない。見つかったのは5mのケーブルが最長でした。
「これはもしや…」と調べてみると、USBのケーブルの最大長が5mだったという…。ただし、途中にリピータ(やハブ)が入ればもっと伸ばせるようで、いろいろ店を探してみたら、ケーブルの一端にリピータがついた延長ケーブル、ってやつが売っていたので、それと、普通の5mのケーブルを買ってきました。
しかし、USBの最大ケーブル長、もう少し長くてもいいような気がするのですけど、なんでこんな規格になっちゃったのでしょう?? 周辺機器の接続なら5mもあれば十分ということなのかな。それはまあ、短く制限しておいた方が、すべてにおいて作りやすいのは分かるのですけど。

いままで私は、「USB? あんなん、NTでもDOSでもLinuxでもロクに使えなし、興味ないね」などと思っていたのですけど、簡単にホットスワップが出来ますし、使ってみると案外便利ですね。MacでもPCでも同じ機械が流用できる、ってのもいいし。特に、私自身、NTからWindows2000に切り替えたことによって、USB機器もかなり使えるような環境になりました。
私自身、DOSは、基本的にはOSのインストール時のフロッピーブート以外ではまず使わなくなっていますし、あとは、問題はLinuxかなあ。ここで使えるようになれば完璧なのですけど、どんなものなんでしょうね。ドライバの作成、とか、そんなんでいろいろと問題がありそうな気もするのですけど。
ドライバ、と言えば、USBの場合、そのドライバが無いとまったく使えない、というのはちょっと不便と言えば不便ですかね。そんなの、どれだってあたりまえじゃないか、と思われた方もいらっしゃるかと思いますけど、機器の種類によっては必ずしもそういうわけでもありません。
たとえば、私は現在、ノートPCにH"用のデータカード(PCカード接続)を挿してモバイル(←死語?)…だったりするわけですけど、このデータカード自身はOSから見ると「標準PCMCIAモデム」というのに見えまして、ドライバのようなものは別に必要がありません。まあ、モデム情報ファイルがあった方がよりいいのですけど、無くても、使えないわけではありません。ですから、携帯電話やPHS用のデータカードの大部分は、いろいろなOSに簡単に使えますし、現に多くのOSに対応しています。
それに対して、USB接続のデータアダプタは、そういうわけに行かないようで、現時点でWindows2000に対応しているH"用USB接続データアダプタは存在していません。あれば、買うのになあ…。
あ、でも、これは、その種類の機器に接続するための規約が標準化されているかどうか、というだけの話かも知れません。iMacのキーボードやマウスを、ノートPCに接続してみたら、基本的には使えましたしね。

ところで、最近、こういうネタばかりでつまらん、という声が聞こえて来ないでもない…ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさいったら、ごめんなさい ←全然、反省していないヤツ。

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