思ツタコト No.31

雑文界


「雑文界」なるものがあるそうです。Web上で雑文を発表している人たちの世界、とでも言うのでしょうか、この方あたりがそのはしりになるのでしょうか。Web上で自分の日記を発表している人たちの「日記界」というのはよく知られているようで、かなりの方がいらっしゃるようですけど、雑文界はそれよりは狭い世界のようです。
まあ、日記と雑文と、その線引きが難しいこともありますが、一応「本当のことだよー」と言って書いているのが日記、「嘘八百で何が悪い、面白ければいいじゃん」と開き直っているのが雑文かな、などと勝手なことを考えています……あー、ごめんなさい、怒らないでね、雑文界のみなさん。
そう言えば、今年の4月1日にも、雑文界には、普段に輪をかけたような嘘八百が飛び交っていたような気がするのですが、「普段から嘘ばっかり言っているんだから、エイプリルフールの時くらい本当のことを書けばいいのに」などと思ってしまったことを白状いたします。
ところで、私は自分で日記なるものを書いた経験が無いので、他人の日記というものにもあまり興味を持ったことが無く、必然的に、読むのは雑文の方ばかりになってしまっています。最近は「雑文日記」というページがあって、ここで新作の雑文を紹介してくださっていますので、大変重宝しています。ありがとうございます > 作者の方

私は基本的にWebは職場で見ているのですが、出社すると真っ先に「雑文日記」を開いて、新作の雑文を読むことから私の一日は始まります。
ところで、職場で雑文を読むことには、実は大変な苦労がつきまといます。もちろん基本的に文章主体の地味なページが多いですから、えっちなページを見ているところを女子社員に見つかってしまった、とか、そういった類の問題はありません ←いるんだよなあ、そういうドジな奴 ←これは私ではありません ←ホントだってば
そういうえっちなページを見るときには、ブラウザのウィンドウの高さを極限まで小さくして(5mmくらいが妥当)、スクロールボタンで内容を確認の上、画像の部分にマウスポインタをもっていって、右ボタンから保存。あとはフロッピーで家にでも持っていって、ゆっくり鑑賞するのが正しいやり方です……って、私はやったこと無いってば。ただしこの手法の敵は何といってもフレームを使ったページと、JavaScriptかなんかで別のウィンドウが開くページです。私がフレームもJavaScriptも嫌いなのは、このせい……って、だから私はやったことないって言っているじゃん。
あー、話が大幅に逸れてしまいました。雑文ページを読むときの苦労ってのは、読みながら笑ってしまう、ってことなんですよね。ほら、私って社内ではマジメな人間で通っていますからねー、たとえば私がなんかの犯罪で逮捕されたときに、「あんな真面目な人が…信じられない」とインタビューを受けた同僚の人が絶句するくらいマジメなんですよねー。
そんなわけで、私は雑文を読むために、朝は早めに出社して(本当は違うんだけど、そういうことにしておいて下さい)読んでいます。

まあ、普段はこの手のページは朝に読むことにしているので、ずっと実害は無かったのですが。
先日、この方のページで200回記念の人気投票をやっていたんです。いつもの感謝の気持ちから私も投票するつもりだったのですが、締め切りをすっかり忘れていて、1日で200話を読む羽目になってしまいました。都合のいいことに、その日は仕事の谷間ではっきり言ってヒマでした。これはもう、仕事中にこっそり読め、と言っているようなものです。
私はディスプレイで笑い顔を隠しながら、必死に読みましたとも。60話ほど過ぎたころ、私の肩をたたく人物が……ほら、笑い顔ってすぐには元に戻らないじゃないですか。その顔のまま、振り向いたそこには副社長の姿が……。

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