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									 たぶんクスの木だろうと思うのですが…。 
										なんの木かわかる?といって渡され、木目の感じから一見してクスではないかと思ったものの、確定しようと鼻を近づけたところクス特有の樟脳臭がまったくせず、色味も若干くすんだ(ってクスに掛けてる訳ではないですよ!!)感じがし、もうひとつはっきりと答えられず、板を眺めていたところ、心の部分と、所々が燃えて炭化していることに気づいた。 
										
										それが製材され板になってから燃えたものではないことは、状態をみれば推測でき、それではよほどの理由が無い限り、立ち木のときに燃えたと考えるのが自然で、だとしたら原因として考えられるのは山火事というのがこれまた自然な推測である。 
										そうすると独特の臭いがしないことも合点がいく。高温で燻された際に、樟脳成分が揮発したと考えれば、それも自然で、くすんだ色も、やはり燻されたことでそうなったと考えられ、いろんな仮説が結びいついていく。 
										削った感じも、少し身がしまったように感じるのは思い込みが過ぎるだろうか? 
									 
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