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2000 - 2001 シーズン以前に私の見た作品 |
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2000年以前に見た作品私がメットを始めて訪れたのは1991年のことだった。 アメリカ合衆国は治安が悪いと言うステレオ・タイプから来る恐れと、英語に対する自信の無さがアメリカ行きを逡巡させていたのだ。
この時代にはクレジット・カード会社がチケット手配のサービスを開始していたが、私はいつもニュー・ヨークに着くと出来るだけ早くメットのボックス・オフィスに飛んでいき、チケットを購入したものである。 劇場前の大型立て看板に「ソルド・アウト」と書いてあってもいつもボックス・オフィスでチケットを手に入れることが出来た。 どの公演のことか忘れたが1度だけボックス・オフィスはすごい人ごみで、立見席のみしかないと言われ、その立見席のチケットを購入したが、粘っていたところキャンセル・チケットが出て席に座れたことがある。 |
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1996年の「真夏の夜の夢」は全く期待をせずに見に行ったのであったが、なかなか良い舞台で、私にとってメットでの始めての満足できる公演となった。
1998年の「ボリス」あたりから、スケジュールが立てられるときにはインターネットでチケットを予約することとした。 2000年4月の「ヴァルキューレ」はドミンゴが歌うと言うことで期待をして行ったのだが、見事に期待を裏切られてしまったし、12月の「オランダ人」は途中で休憩も無く、最後まで不完全燃焼のまま幕が降りてしまった。 |
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「ナブッコ」 - 2001インターネットで調べたところ、この日の公演は全席ソルド・アウト。 それでも最近の定宿ミレニアム・ヒルトンに昼過ぎにチェック・インするとすぐに地下鉄でボックス・オフィスを訪れた。 窓口の男はいつに無くつっけんどんにソルド・アウトと言うだけだった。 開演1時間半前に再びリンカーン・センターを訪れると、すでにチケットを求めるかなりの人数の人々がてぐすねを引いて待っており、チケットを持っている人が現れるとわっと人だかりが出来る。 指輪の公演のときすらこのような光景を目にしたことは無かったので、その異常な人気に驚く。 開演15分前となっても全くチケットを入手できそうに無いので、ニューヨーク・フィルにでも行こうかと思いはじめ、まさに立ち去ろうとしたとき1人の中年の女性が声をかけてきた。 チケットを2枚持っている人がいるのだが、あなたはチケットを探しているのかと聞く。 そうだと答えると、1人の老人を連れてきた。 その女性が1枚購入し、残りの1枚を私に回してくれるという。 その老人は自分の席のほか、今はチケットを持っていないが、オーケストラに席が2つあるという。 かなり胡散臭い話だと思ったが、詐欺にあわないよう細心の注意を払いながらその話に乗ることにする。 老人に連れられ私達2人はチケットもぎりを無事通りぬけ、案内されたのはオーケストラ最後列のEE列の席。 右前方にテレビ・カメラがすえつけられてはいたがほぼ中央の席であった。 念の為、その引換券と交換に正規料金の90ドルを支払う。 そのテレビ・カメラのおかげで演奏をアップで見ることが出来ると言う幸運にも恵まれた。 しかしそのモニターが白黒と言うのにはいささか驚いた。
ところで、その中年の女性はブラジル人で、よくメットにはやってくると言う。 奇しくも前の日には私と同じくシティー・オペラで「エイシスとガラテア」を見たといい、チューリッヒ歌劇場も好きなオペラ・ハウスだと言う。 |
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