1998年4月・・・DANCE BOX 特別企画

「青い惑星」

[青い惑星の写真1]

   またひとつ星が流れる
流れ星の行方は 過去か 未来か
流星群のダンス 見まがう夜の都会
七色の花火
燃え尽きて 騒音の孤独
見せかけの繁栄は 星の夢をも くい尽くす
もう いかなければ
星の光が あせぬうちに・・・!!


        異常と正常のボーダレス
剥がれかけた仮面の軽さ
朝の目覚めは鉛色のにおい
宇宙(ソラ)の広さは背中の真後ろ
地のぬくもりさえも 奪われて
渦巻く風は すべてを 死の床へいざない誘う
喪失の季節は今
めくるめく光の在処(アリカ)を求めて・・・・・その向こうへ 旅立つ!


              「阿吽」

[阿吽の写真1]

   群れの沈黙
破滅へ向かう午後の唄が流れる
たゆやかなメロディが身体の密度を上げ
虹の七色を想い起こす
光の快楽が闇に染められる時
永遠を望み無限の深淵に立つ
覚醒せよ!
 ディラックの海への道を
吹きかける息が内なる炎をたぎらせ
うねる波頭を凝視するはず
孤高の旅立ちは珍しいことでもなく
滴る鮮血にほほえみ返すだけのこと

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