Aero Base 1/48 GeeBee Racer
前回までのお話…
この間、所沢へ取材に行った折り、何の気なしに売店を覗くと、棚に埃を被ったこれが目に付いた。
耳の後ろで…
「買うんだ、買うんだ、クロス買うんだー!ジョー!」
と叫ぶ声が聞こえた。
ナンのためらいもなく、買ってきて、後で調べたら…
なんと、絶版品であった!
本能は正しかったのだ。
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AERO BASE製、ブラス・エッチング・スケルトン・キット(クリアボディ付)1/48。
中身はこんな具合。
フォッカーDr.1も大詰め、作業は残りわずか。
模型は作っているときが楽しいのであって、完成後は虚脱感が残るのみ…
そんな自分へのアフターケアの意味で、これを含めて他に幾つかのキットをストックしてあるのであった。
フォッカーの製作も終わり、虚脱感が襲ってくる前に、次を開始することとする。
本体のパーツはこれだけ、後はホワイトメタルのエンジン・プロペラ・主脚と、クリアボディが入っている。
ちなみにマーキング用のステッカーは別売りであった。
売り場のおねぇさんが申し訳なさそうに、「どうしますか?」と尋ねるので、「もちろん、頂きます!」と元気に応えた。
これはフレームである。 GeeBee Racerのサイト(いるんですナァ、好きな人が…)に寄ると、フレームは木製のようであるが…
どっこいショット、折り曲げて、構造材をはめ込むと、何となく形になる。
おっと、既に尾翼も装着してしまった。
左側の小さな物は尾輪である。
キットは真鍮製(エッチング加工)であり、真鍮色そのままで組み立てる前提のようであるが、あまりにつまらないのでそれらしく塗装を施す。
燃料タンク、エンジンマウントが装着済みである。
翼の骨を組み立て、リブを取付けてゆく。
全てのリブが所定の位置に納まった状態
こちらはエンジン部分。
プロペラは接着で、回らない設計である。
クリアボディを装着する場合(非装着:骨だけモデルも選択できる)エンジンカウルはエンジンへプロペラで押しつけて固定するようだ。
ちょっとあんまりなので、プロペラ軸に0.6φの穴を開け、フォッカーの余剰部品の真鍮釘でシャフトを作って、回るようにする。
ホワイトメタル部品は、些かさっぱりしすぎなので、更に、0.5φ真鍮線を使ってプッシュロッド(1気筒当り2本×9)を取付ける。
ちょっとエンジンらしくなってきた。
クリアボディを装着し、マーキング用のステッカーを貼って完成である。
クリアボディには2種類のエンジンカウルが付属し、R-1とR-2を選択して組上げることが出来る。
今回はゼッケン7のR-2(カウルの絞りが大きい)にした。
うう〜ん…
模型の出来は非常によいのだが、あまりに簡単すぎて、かえって欲求不満になってしまう。
同一スケール、ユニオンモデルのR-1と。