愚行連鎖 WorksGBの道具達-31

これは、道具か?再び

前項で紹介したWonderSwanの“新型”である。
前にも書いたが、フリークスを自認するFinalFantasyの旧作がファミコン版より移植され、とうとう発売されたのだった。



新旧ワンダースワン
実は、「間違いなく」入手するために値引きなど一切意識せずに、コンビニでFinalFantasy同梱版を早々と予約していたのだ。
ところが、どう「間違った」のか、発売当日になっても届かない。
翌日になっても届かない。
なんと、コンビニのバイト君、予約受注しておきながら、POSへの入力を忘れていたのだった!


とんでもねー話である。
時既に遅し、コンビニ販売分は完了し、もう入手が不可能という。
バータレが!
そんなことでくじけないのが板橋のリョーツカンキチ。
八方手を尽くして、同梱版ではない物の、オレンジ色のワンダースワンカラー(以下WSC)とFinalFantasyを入手するのである。
時、20世紀末の12月も半ばを過ぎたところであった。
(残念ながら、ボディカラーの選択肢はこのオレンジとピンク色しか残されていなかった)

FinalFantasy同梱版
さて、“まにあ”と言う物は執念深い物である。
特に「限定」等という冠をかぶった物に対しては労力を惜しまない。
なんだかんだと手を回して、やっぱり入手してしまうのであった。

どうだぁっ!
これがFinalFantasy同梱版である。美しい…


同梱版WSC本体
これは本体。
オリジナルのトランスルーセントカラーのボディではなく、不透明なシェルにFFのイメージイラスト入である。
オリジナルよりも数段品が良い。
写真撮影後、再び化粧箱に納めて保存版とすることにした。
(なーにを考えてるんだか、“ヲタク”って奴は…。折角買ったのに)


WS、WSCとも液晶パネルは光沢のあるプラスチック製。
何故か、モノクロパネルではさほど気にならないが、カラーのパネルでは、照明の映り込みがかなり辛い。
本体価格を考えると、全く持って文句は言えないが、反射式液晶パネルと言う物はこんなに辛い物だったのだ。
ゲームボーイなどに没頭する小学生諸君の集中力には脱帽物である。

WSC専用Filter
そこで、ヲッサンは考えた。反射しにくくすればよいだろうに、と。
同じ事を考える人がいるもので、ちゃんとあります。
ポリカーボネート製のマット仕上げ液晶保護シートである。
寝床でFFに集中する向きには、これとヘッドホンユニットは必携である。


ヘッドホンアダプタ
本体とヘッドホンアダプタ。
本体内蔵の圧電式スピーカーの音はお世辞にも誉められたモノではない。
WSCのオーディオ廻りは、この価格とサイズからは考えられない高品位で、更にステレオ出力である。
これはもうヘッドホンアダプタを買うしかない。
こうした周辺機器は、旧型のモノクロWSと完全互換なのも偉いところである。
データ通信ケーブル、赤外線通信ユニット、パネルを照らす照明装置、なんでも「魚群探知機」まであるという。

ちなみに、WS、WSCとも若干位置が異なるものの、ストラップ取付用の穴が空いている。
ゲームで熱くなったりすると取り落とす可能性も高くなる。
このストラップは引き出しに眠っていた携帯電話用であるが、転ばぬ先のストラップ。
これはお奨めである。

…更に続く、かもしんない。


▽次へ続く…

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