愚行連鎖 S.Yairi情報

GB楽器博物館

内野のフカさんメール/写真ありがとう!


内野のフカさんから

斜体の部分がいただいたお手紙です。
斜体でない部分はGBのコメントであります。

S Yairi YD-303
○昭和51年頃購入したものです。

材質については知識がないのでわかりませんが、 '80年のカタログ にのっているYD303は以下のようになってます。

  • 表板=スプルース単板
  • 裏板、側板=シャムガキ?
  • ネック=マホガニー
  • 指板=黒タン
  • 駒=ローズウッド
  • ピン=ローズウッド
  • 糸巻=Sヤイリオリジナルクローム

サウンドホールの中には、骨の部分にSADA YAIRI NAGOYA MADE IN JAPANの焼き印が、ネックの取り付け部にはYD303 6266のプリントがあります。


S Yairi YD-303 Back

それでは、じっくり写真を見せていただきましょう。

バックスタイルですね。
D-45タイプの華麗なスタイルは、それはそれとして、やはり、こういったシンプルな飾り気のないギターに好感を持つのは私だけでしょうか?
いいねぇ、やっぱり。


S Yairi YD-303 Side
こちらはサイドビュー

“シャムガキ”と言う材の名前はかつてのギターカタログで良く目にしたような気もするのですが…
いったんどんな木なのでしょうか?
調査してみる価値はありそうですね。

→シャムガキについて




S Yairi YD-303 Head
ヘッドです。
やっぱり、しっかり出来ていますね。

30年近くの昔、金持ちのドラ息子たちにはMartinをこれ見よがしに持っている奴らもいました。
(殆どが、“ド”の付く下手糞だったけど…)
それらと比較しても、当時プロとして活動を開始したばかりの友人が持っていたS.Yairiは圧倒的な質感を持った音として迫ってきました。
(まぁ、ドラ息子たちが下手だったせいもあるかも…)
そんなわけで、私にとってのこのS.Yairiのヘッドマークは一種、特別のモノなのです。


S Yairi YD-303 Head 2
マーチンタイプの特徴、ヘッド裏の三角補強=ボリュートの加工も綺麗です。
この辺に工房の工作技術とやる気がもろに出るんですよね。

マシンヘッドは、Yairiロゴが見えないようですが、入っているのかな?
おそらくGoto製でしょうね。


黒澤楽器小物
○おまけ
当時の黒沢楽器のクロスと保証書がハードケースの中に残っていました。


小さな写真では申し訳ないので拡大してみました。

S Yairi YD-303 保証書 上の写真の保証書です。

黒澤楽器会員証

こちらは会員証。



黒澤楽器クロス
ポリッシング・クロスの印刷店名。

ううむ…これは凄い史料だ。
こういうのが史料として非常に貴重ですよね。


今は、高一になったばかりの息子に手渡りました。まだ、Fコードも満足に押さえられてないようですが、KINKI KIDSの曲を弾いています。
私も、社会人になって20年になりますが、その間、ほとんどギターを手にすることはなったのですが、昨年、ギターを趣味とする同僚と同じ部署になったことと、地域のMLで知り合った、やはり昔ギター小僧のおじさん達とその話題になり、ギター熱が再燃するようになりました。
昨年は、吉田拓郎やクラプトンのコンサートにもでかけました。
また、地域のおじさん達ともスタジオを借りて昔のフォークソングを合奏するようになり、まだまだ腕前が未熟なのに新しいギターも2本(オベーションのセレブリティとフェンダーストラト)購入しちゃいました。

いいですねぇ!
いにしえのギター小僧よ永遠に!
(でも、PCとギターはハムスター並に無限増殖するので気を付けてくださいね)

ウチの息子は今年大学生になりましたが、ギターは私から持って行っているモノの、弾いている姿を見たことはありません。


△国産ギター大好き!目次へ戻る
returnトップページへ戻る