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DAVE BRUBECK & PAUL DESMOND
Time Out / DAVE BRUBECK
タイム・アウト/ザ・デイヴ・ブルーベック・カルテット
- Blue Rondo A La Turk:トルコ風ブルー・ロンド
- Strange Meadow Lark:ストレンジ・メドウ・ラーク
- Take Five:テイク・ファイヴ
- Three To Get Ready:スリー・トゥ・ゲット・レディ
- Kathy's Waltz:キャシーズ・ワルツ
- Everybody's Jumpin':エヴリバディーズ・ジャンピン
- Pick Up Sticks:ピック・アップ・スティックス
50年代、デイヴ ・ブルーベック(P.)とポール・デスモンド(As.)は、全米のカレッジを回り、学生たちから人気を博した。そのコンビが、当時流行った変拍子ジャズを取りあげたのがこのアルバム。
ガチガチのジャズマニアは、4Beatしか認めない、と言う雰囲気が多いが、何故か、3拍子を含めた変拍子は受け入れるようである。
このアルバムはジャズとしてはめずらしい5拍子の曲“テイク・ファイブ”が大ヒットし、最近でもTV-CFにまで使われていたのでお馴染みだろう。
世界的ベストセラーとなったアルバム。
特に「もっとも有名なモダンジャズ曲」と言っても過言でない、“テイク・ファイブ”は最後まで5拍という非常に不自然なビートであるに関わらず、スゥイング感溢れている。
几帳面な印象のあるブルーベックとデスモンドのコンビが織りなすアンサンブルは初心者にもお勧め。
AT CARNEGIE HALL / THE DAVE BRUBECK QUARTET
アット・カーネギー・ホール/ザ・デイヴ・ブルーベック・カルテット
- St. Louis Blues:セントルイス・ブルース
- Bossa Nova U.S.A.:ボサノヴァ U.S.A.
- For All We Know:フォー・オール・ウィ・ノウ
- Pennies From Heaven:天国からの銅貨
- Southern Scene:サザン・シーン
- Three To Get Ready:スリー・トゥ・ゲット・レディ
- Eleven Four:イレヴン・フォア
- It's A Raggy Waltz:イッツ・ア・ラギー・ワルツ
- King For A Day:一日だけの王様
- Castilian Drums:キャスティリアン・ドラムス
- Blue Rondo a la Turk:トルコ風ブルー・ロンド
- Take Five:テイク・ファイヴ
そのデイヴ・ブルーベック・カルテット絶頂期、カーネギー・ホールでの実況録音盤。
(古いね…ライブ盤って言うんだろうね、昨今は)
THE DAVE BRUBECK QUARTET with PAUL DESMOND
featuring Gene Wright & Joe Morello
ザ・デイヴ・ブルーベック・カルテット ウィズ ポール・デスモンド
N.Y.C.,Carnegie Hall,February 22,1963
- St. Louis Blues:セントルイス・ブルース
- Bossa Nova U.S.A.:ボサノヴァ U.S.A.
- For All We Know:フォー・オール・ウィ・ノウ
- Pennies From Heaven:天国からの銅貨
- Southern Scene:サザン・シーン
- Three To Get Ready:スリー・トゥ・ゲット・レディ
- Blue Rondo a la Turk:トルコ風ブルー・ロンド
- Take Five:テイク・ファイヴ
Dave Brubeck(P.)
Paul Desmond(As.)
Gene Wright(B.)
Joe Morello(Ds.)
これも既出のビル・エヴァンス盤と同じで駅の通路のワゴンで安売り販売しているCDから見つけて手に入れたモノだが…
上の2枚組のライブ盤の美味しいところ取りを一枚にまとめたもの。
げに、駅のワゴン販売、侮り難し。
DAVE Digs DISNEY / THE DAVE BRUBECK QUARTET
デイヴ・ディグス・ディズニー/ザ・デイヴ・ブルーベック・カルテット
- Alice In Wonderland:「不思議の国のアリス」より〜不思議の国のアリス
- Give A Little Whistle:「ピノキオ」より〜口笛吹いて
- Heigh-Ho(The Dwarfs' Marching Song):「白雪姫」より〜ハイ・ホー
- When You Wish Upon A Ster:「ピノキオ」より〜星に願いを
- Someday My Prince Will Come:「白雪姫」より〜いつか王子様が
- One Song:「白雪姫」より〜ワン・ソング
- Very Good Advice:「不思議の国のアリス」より〜大変良い忠告
- So This Is Love:「シンデレラ」より〜これが恋かしら
Dave Brubeck(P.)
Paul Desmond(As.)
Norman Bates(B.)
Joe Morello(Ds.)
Recorded at 29-30.June, 1957
本作は“テイク・ファイブ”の2年前に録音された、ディズニー映画の音楽をジャズ化するというコンセプト・アルバム。
実はビル・エヴァンスよりもマイルス・デイヴィスよりも先に、ディズニーの曲を採り挙げているのだ。
何故かディズニー・メロディはジャズによく似合う。
サッチモことルイ・アームストロングもディズニー・メロディを好んで演奏している。
楽しい楽しい、お奨め盤である。
SUMMERTIME / PAUL DESMOND
サマータイム/ポール・デスモンド
- SAMBA(STRUTTIN')WITH SOME BARBECUE:サンバ・ストラッティン
- OLIVDAR:過去を求めて
- OB-LA-DI,OB-LA-DA:オブ・ラ・ディ・オブ・ラ・ダ
- EMILY(From AMERICANIZATION OF EMILY):卑怯者の勲章
- SOMEDAY MY PRINCE WILL COME:いつかは王子様が
- AUTUMN LEAVES:枯葉
- WHERE IS LOVERS:愛はどこに
- LADY IN CEMENT:セメントの女
- NORTH BY NORTHEAST:ノース・バイ・ノースイースト
- SUMMERTIME:サマータイム
Recoded at Van Gelder Studios Oct.10,16,24; Nov.5,20; Dec.26, 1968
Paul Desmond(As.)
Herbie Hancock(P.)
Joe Beck/Jay Berliner/Eumir Deodato/Bucky Pizzarelli(G.)
Frank Bruno/Ron Carter(B.)
Airto Moreira/Leo Morris(Ds.)
Airto Moreira/Jack Jennings(Perc.)
And Orchestra
Arranged By Don Sebesky
Produced By Creed Tayler
“テイク・ファイブ”の美しいアルト・サックス・ソロ、そのデズモンドの人気を決定付けた作品。これ以後クリード・テイラーのもとで通算5枚のアルバムを作ることとなった。CTIオールスターズのバックによるドン・セベスキーのアレンジも冴えた美しい作品。
Produced By Creed Tayler=(CTI)
Arranged By Don Sebesky
Recorded By Rudy Van Gelder
この三人は試験に良く出るので覚えておくように!
さて、この人のサックスはどこで聴いてもすぐ分かる、特徴的な音を持っている。
はっきり言ってしまうと、一寸くすんだ感じだが…しっとりとした暖かさも持っている。
ドン・セベスキーがアレンジをしたCTIレーベル、と言うだけで“真性ジャズファン”はそっぽを向きそうだが…
ベテランがリラックスしてスタンダードを吹いている、何とも落ち着く一枚ではある。
何より、オリジナル盤のライナーが秀逸。
(英語が得意でないので、意訳は完全なる誤訳かも知れない…)
デイブ・ブルーベック・カルテットが1967年末解消した時、ポール・デスモンドも“タイムアウト”の潮時であると決めた。
結局彼はクリミア戦争以前から(事実として17年)の長きにわたり、ディブのカルテットでサックスを吹いたことになるが、その間100万を超えるマイレージを貯めた飛行機による演奏旅行中に(飛行機の中で?)50程のLPを製作し…
うーん…
Eugen Boe の署名があるが、果たしてこの人物って、一体…
サックス・プレーヤーは一般に愛想が悪いと言われている。
なぜなら、マウスピースをくわえたままで微笑むのは非常に難しいからだ…
なんてぇ文章まで確かあった…筈だが…
(昔、オリジナル盤で読んだ覚えがあるけど、CDの超縮小されたジャケットでは原文が見つけられない…老眼鏡をかけても…糞っ!)
クリミア戦争(1853〜56)
クリミア戦争は、1853年から1856年まで、主にクリミア半島で行われた戦争。
それまでも断続的に戦闘を行っていたロシア対オスマン=トルコだったが、18世紀半ばからロシアの軍事的優位が明確になり“瀕死の病人”となったトルコの処理問題が西欧列強の利害関心の的となった。(東方問題)
ロシアとトルコの衝突は宗教戦争の様相も呈し、列強をも巻き込んだ国際紛争の火種となる。
対戦したのは、ロシアとフランス・オスマン帝国(現在のトルコ)・イギリス・サルデニャの4カ国連合軍で、戦闘地域が黒海北岸のクリミア半島を中心にドナウ川からカムチャツカ半島まで拡大した大規模な戦争であった。
当初、戦線はロシア有利だったが、戦線拡大に脅威を抱いたフランスとイギリスが1854年3月、ロシアに宣戦布告。両国の援軍によりロシアは劣勢となり、連合軍優位のまま、1856年3月、オーストリアとプロイセンの立会いのもとに、パリで両軍の講和が成立した。
この挿絵の中にはマウスピースをくわえたポールはいない…と、思う。たぶん…
クリミアの天使ことフローレンス・ナイチンゲールが活躍したことでも知られている。
ハインリッヒ・シュリーマンは戦争補給物資を扱い財を成し、その金を元にトロイ発掘を行う。
アルフレッド・ノーベルはロシア軍の機雷設置請負業で財を成す。
レフ・トルストイも従軍した体験を元に小説を書く。
ふむ…戦争ってやっぱり、金儲けと名を挙げるための一番の手段なんだな…
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