Recently My favorite things.
ピアソラ
ASTOR PIAZZOLLA / Maestro del Tango
バンドネオン…と言えばアルゼンチン・タンゴ。
アルゼンチン・タンゴと言えば、ピアソラである。
とりあえず、ピアソラを一通り、ならばこのセットがとどめ。
若干録音は古いが、アルゼンチン・タンゴを充分に堪能できる。
アストル・ピアソラ:Astor Piazzolla(1921-1992)
アルゼンチンの作曲家・演奏家。
タンゴを元にクラシック、ジャズの要素を融合させた独自の演奏形態を産み出した。
DISK:1
- Desbande
- Milagro
- Che Bartolo
- Como Abrazado a un Rencor
- Rapido
- Haragan
- Recodo
- Tiernamente
- Rayuela
- Tapera
- Tu Palido Final
- Ahi Va el Dulce
- Solo Se Quiere Una Vez
- Orgullo Criollo
DISK:2
- Veijo Ciego
- Maria
- Volvio Una Noche
- De Vuelta Al Bulin
- Se Armo
- De Mi Bandoneon
- Tierra Querida
- Villeguita
- Se Fue Sin Decirme Adios
- Todo Corazon
- Pigmalion
- Cargamento
- Republica Argentina
- Cafetin de Buenos Aires
DISK:3
- Chiclana
- Taconeando
- Pillete
- En la Huella del Adios
- Inspiracion
- Ojos Tristes
- Quejas de Bandoneon
- Otros Tiempos y Otros Hombres
- Adios Marinero
- En Carne Propia
- Soy Una Fiera
- Oro Falso
- Corrientes y Esmeralda
さて、それではバンドネオンとは?
タンゴにはアルゼンチン・タンゴとコンチネンタル・タンゴの二系統がある。
より原初的・土着的なのがアルゼンチン。
そして、あの独特な情熱的な音色のバンドネオンを使うのがアルゼンチン・タンゴである。
バンドネオンはアコーディオンの一種で、蛇腹を両手で挟んで押し引きして空気をリードに送って音を出す楽器。
Bandoneon[英]
Bandonion[独]
1840年代にドイツ人、Heinrich Bandoが発明したと言われている。
現在はアルゼンチン・タンゴ以外では殆ど使用されないがこの楽器は、もとはタンゴ用ではなく、初期の頃はヨーロッパで教会の持ち運び用オルガンとして使われていたらしい。
その後、19世紀末にアルゼンチンへ輸出され、現地ではタンゴに使われるようになったと言う。
始まりはドイツの民族楽器ともいえ、第二次世界大戦以前にはドイツでは民謡・行進曲などの演奏に多く使われていたらしい。
重量は5kg程あると言うから、外見からするとかなり重い楽器と言える。
通常は両膝あるいは片膝の上に乗せ、腰掛けて弾くが、アストル・ピアソラは立奏していた。
アコーディオンと比較するとバンドネオンの音質はやや固く金属的で重厚な印象である。
蛇腹楽器であるバンドネオンはアコーディオンの係累である。コンセルティーナ(コンサティーナ)と呼ばれる小型6角(四角い物もある)手風琴がバンドネオンの直接の祖先らしい。
アコーディオンが音階の順に並んだピアノ式の鍵盤を持つのに対し、バンドネオンは全てボタンで、門外漢には何の脈絡もない滅茶苦茶の配列になっているとしか思えない。
現在バンドネオンは非常に入手しづらい楽器の一つだがここで買えるらしい。
ピアソラのタンゴ…と言えば、こんなのもウチのCDラックに収まっていた。
ヨーヨー・マ
Soul of the Tango: The Music of Astor Piazzolla
Yo-Yo Ma
- Libertango
- Tango Suite: Andante
- Tango Suite: Allegro
- Tango Suite: Sur: Regreso Al Amor
- Tango Suite: Le Grand Tango
- Tango Suite: Fugata
- Tango Remembrances
- Mumuki
- Tres Minutos Con La Realidad
- Milonga Del Angel
- Cafe 1930
クラシック・チェロの貴公子、ヨーヨー・マがピアソラを弾く。
(と言っても、1955年10月7日パリ生まれの中国系アメリカ人。ということで、既に50のオヤジである)
だいぶ前の盤だが、確か、この中の一曲が一時期洋酒(確か)のCMに使われていたような…
(輸入盤を買ったのでその辺りの資料は一切ない)
些か野趣に欠けるきらいはないでもないが…これもなかなか良い。
GB音楽館目次へ戻る
トップページへ戻る