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Leika&The Waiters
2008年7月のこと…
猫時間のneko☆が良い、つ〜んで、探した。
Leika and The Waiters
内容(「CDジャーナル」データベースより)
日系アメリカ人女性レイカのヴォーカルをフィーチャーしたアンプラグド・バンド(ハーモニカ,アコギ,ウッドベース)によるビートルズ・ナンバーのカヴァー集。おなじみの名曲群がブルース,フォーク,ジャズなどの語法を駆使したユニークな解釈で蘇る。
neko☆が持ってるのは多分2nd.Albumの再発盤“LET IT BE”
この“レイカ・アンド・ザ・ウェイターズ”は、既に活動休止して何年も経つユニットの様で、インディーズもインディーズ、音盤も古くて廃盤に近いようだ。
日系二世ハワイ人、中村レイカと、旦那であり元バブルガム・ブラザース、今はWARのメンバーである中村テツヤを中心にしたアメリカ在住四人組のバンド。
ググっても中古オークション、ようつべでもデータ見つからないし、Amazonはフランスとデンマークにしかなかった。
再発先のヴィレッジヴァンガードのサイトには在庫あり。
「ポチッとな」するのとルミネの店舗へ行くのとどっちが早いかな…
と、ルミネに聞いたら在庫ないってさ…
ってぇんで、「ぽちっとな」しちまった。
最後の一枚だったようで、品切れになった。
その後、検索方法を変えてAmazonを探したら1st.Album(?)の“LADY MADONNA”も見つかったので、こちらも慌ててぽちっとな。
ヴィレッジヴァンガードで扱っている再発盤ジャケットは「ジャパニィズ・ゲイシャガール」のイラストで、多分neko☆が持ってるのと、私がぽちっとなした“LET IT BE”はこの、趣味良いんだか悪いんだかよく分からないジャケットの方。
CDショップやAmazonに置いてある“LET IT BE”のジャケットはレイカ嬢の愛娘だそうで…
10数年前のアルバムだから、もう普通の子供になってるんだねぇ。この赤子も。
ちなみに、neko☆は大宮ロフトのヴィレッジで在庫一掃500円で入手したそうだが…
Amazonで頼んだLADY MADONNAの方、18:00〜20:00って注文入れたのに、中一日後、日曜の朝届いた。
入手したのはワンコの顔アップ・ジャケットのオリジナル盤の方。
赤いのはヴィレッジヴァンガード再発盤ジャケット。(品切れ中)
LADY MADONNA / Leika&The Waiters
- デイ・トリッパー
- レディ・マドンナ
- イン・マイ・ライフ
- ドゥ・ユー・ウォント・トゥ・ノウ・ア・シークレット
- カム・トゥゲザー
- グッド・デイ・サンシャイン
- ディス・ボーイ
- ホェン・アイム・シックスティ・フォー
- イフ・アイ・フェル
- アイ・フィール・ファイン
- キャント・バイ・ミー・ラヴ
確かにビートルズの曲なんだが…どの曲を取っても気を付けて聴いていないと分からない程原形をとどめていない。
これが、実はかなり良い、どっちかというとブルース寄りの様だが、アメリカン・ミュージックのエッセンスをごたまぜにした様な、何とも渋いバンドである。
帯で「あの」ピーター・バラカンが絶賛している。
で、やはりこれが1st.Albumの様で…
ジャケット写真見る限りでは、ビジュアル的には売れそうにない、と言ったら可哀想かな…
続いて手に入れた、2nd.Album。
1st.Albumの“LADY MADONNA”よりも更に疾走感が強く、心地よい。
相変わらず「Yesterday」以外はうっかりするとビートルズとは気づかない程原形をとどめていないが。
やっと手元に届いたのは、ヴィレッジヴァンガード扱いの再発盤で、ジャケットは「ジャパニィズ・ゲイシャガール」のイラスト。
BLUES FORK JAZZ ACOUSTIC ARRANGE LADIES VOICEの文字がある。
赤い丸の中に書かれた「孫の代まで聞けるビートルズカバー」は、シュリンクに添付されたシールで、パッケージを開けると無くなるのではあるが…
センス的にはオリジナルの赤ちゃん写真の方が…
LET IT BE/LEIKA AND THE WAITERS
- ワン・アフター909
- ドライヴ・マイ・カー
- アイ・コール・ユア・ネーム
- フォー・ノー・ワン
- エヴリ・リトル・シング
- フール・オン・ザ・ヒル
- レット・イット・ビー
- アイ・ウィル
- ヒア・ゼア・アンド・エヴリホェア
- アイル・フォロー・ザ・サン
- グッド・ナイト
- イエスタディ
CD入手直後、仕事で関越を往復中、ずっとこれを聴いていた。
純正カーステレオの出音はラジオ垂れ流し以上にも以下にも使えない情けないモノなのだが…
ソースによっては自室のステレオで聴くのとひと味違って聞こえることがある。
この人達の音楽もそうかも知れない。
妙に高揚感に包まれるんだな。
かといって、ガンとスロットルを踏み込みたくなる感じではない…
どちらにしても、高速は実にゆったりと制限速度+αで流れていたのだが…
(昨今ガソリンが異様に高いのでみんなスロットルを開かない…)
1st.と2nd.をローテーションしながら走っていたので、どっちがどっちか分からなくなってしまったが、どちらにしても、ブルース・フィールを根元に、カントリーからゴスペルからジャズから、オールディーズから本当にアメリカン・エッセンスに満ちあふれている。
なんと言っても、ほぼ最小単位のリズム楽器を持たないバンドとしての完成度は、それは凄いと思う。
アコースティック・ミュージックがお好きな向きには、これはとにかくお奨めだな。
と、言う訳で…
ビートルズのカバーアルバム2枚と、オリジナル・アルバム1枚、2枚組ベスト盤、インディー・オムニバス盤数種等、リリースしていたらしいが…
必死で探しても現在、ビートルズの2枚とオリジナル1枚しか情報が見つからず、入手も出来ない。
現在分かっているのはこんな所。
LITTLE BIRD(廃盤) 1995年5月21日(CDシングル)
LITTLE BIRD(廃盤) 1995年5月21日(CDアルバム)
LET IT BE 1995年2月22日(CDアルバム)
LADY MADONNA 1994年12月16日(CDアルバム)
LADY MADONNA(廃盤) 1992年6月25日(CDアルバム:多分犬アップジャケット)
ビートルズ盤2枚を手に入れ、最後に残った入手可能盤、オリジナル・アルバムも見つけた。
Little Bird / Leika&The Waiters
- Mama He Treats Your Daughter Mean
- House Of Love
- Little Bird
- Love Letters
- Do Fish Dream of Flying
- Gee Baby Aint I Good To You
- Soul Searchin'
- Hip Cool Cat
- Lullaby
- GoodBye
内容(「CDジャーナル」データベースより)
ドラムレス・ブルースで根強いファンをもつレイカ&ウェイターズ初のベスト盤。ヒーリング・ブルースとは言いえて妙。いわゆるブルース臭を好む人には食い足りなさを感じるかもしれないが,じんわりとしみ込んできて後で効いてくるサウンドは力強い。
アコースティックでシンプルな4人編成。
Leika Nakamura/vocal
Tetsuya "Weeping willow" Nakamura/Harmonica
Kazuhiro "Dynamite" Ishizaka/A,Gtr
Tani-Yan/W,Bass
ブルース、カントリー、フォーク、ゴスペル、ジャズなどのアメリカン・ルーツミュージックをごたまぜにして消化(昇華?)したと言えそうな、なんとも魅力的なグループである。
村上レイカは日系ハワイ人なので歌詞はネイティブの英語。
手に入れた3枚のアルバムとも、「録音が古い」と言われればそうかも知れないのだが、スタジオ録音の筈だが、生音に無駄な加工をせず、ライブ感のある演奏となっている。
元は様々なバンドを一緒に渡り歩いてきたテツヤとカズがアコースティック・デュオを立ち上げ、発展させたのがこのレイカ・アンド・ザ・ウェイターズだそうだ。
現在は活動停止しているのが何とも惜しい。
まぁ、ジャケット写真を見る限りでは、現在の日本の商業音楽シーンでは売れそうにはないのではあるが…
(音楽性、関係ないからね、日本のミュージックシーンは)
ボーカルのレイカとハーモニカのテツヤは夫婦で、ウェイターズ当時はカリフォルニア在住だったそうだが、今はどこでどんな活動をしているのだろうか?
ハーモニカの村上テツヤはアメリカの老舗ファンクバンドWARのハーモニカ奏者としても活動しているらしい。
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