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ベース、よたび!/ブライアン・ブロンバーグ
先にベーシストのリーダーアルバム「琴線/納浩一」をご紹介したときには、その凄い演奏に…
良いんだけどさ…参考にもなんにもならへんやんか…
と感想を述べた。
技巧的な部分に恐れをなして、聴かせて頂いちゃう雰囲気だった。
凄いのね。確かに強烈なのね。でも何となく無機質な感じをぬぐえなかった…
そして、今回のお題はブライアン・ブロンバーグ(Brian Bromberg)。
この人は更にバケモノ…
Wood[Import]/Brian Bromberg
- Saga of Harrison Crabfeathers
- Dolphin Dance
- Come Together
- Goodbye
- Speak Low
- Freedom Jazz Dance
- I Love You
- Straight, No Chaser
- All Blues
- Days of Wine and Roses
- Star Spangled Banner
どうやって音を出しているのか、すら容易に理解できない程のスーパーテクニカル・ベース。
所がね、これが、体にビシビシ伝わってくるんだわ。
トンでもないことをやってはいるのだが、違和感なくドライブ感がバリバリ体を震わせ、白玉の音がジンジン心に浸みてくる…
テクニカルかどうかなんて事はもうどうでも良くなってきて、紡ぎ出される音に包まれ続ける快感に浮遊してしまう。
ウッド・ベースの表現力…一体どこまで行けば気が済むんだ?
ナンなんだ?これは…
聴覚のエクスタシーでそのまま逝ってしまいそうな…そんな音の洪水なのだ。
バラードなんか、不覚にも涙が出そうだった。
Wood II[Import]/Brian Bromberg
- Caravan
- Bolivia
- Blue Bossa
- Witch Hunt
- A Love Affair
- Butterfly
- Shining Star
- I'll Remember April
- Pensativa
- Carry on Wayward Son
- Four Brothers
- Let 'Em In
新作ではないが、モノはこの2枚。
Wood2よりも編成がシンプルなWoodの方が沁みる…
太鼓入りよりもピアノとのデュオの方が沁みる…
ベースだけのソロはもっと沁みる…
たった4本の弦だけで、こんなにでかい世界が表現できるんだ…
ちなみに、2枚とも直輸入盤。
国内プレスよりも一枚につき500円も安かった。
愚にも付かない日本語ライナーノーツにそんな金額を払う気は毛頭もない。
その上、Wood IIの方は何故か国内盤では曲順が異なるだけではなく、A Love Affairが収録されておらず1曲少ない。
ジャケットも違う…
こちらがウッド 及び ウッド2 の国内版ジャケット。
このブライアンさんはエレキ弾かせてもとんでもないヲッサンである。
更には、ジャコ・パストリアスのトリビュートをウッドでやってたりする。
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