GBのアームチェアCinema見ist:リスペクト

DUNE

リスペクト(原題:Respect)

監督 リースル・トミー
脚本 トレイシー・スコット・ウィルソン
原案 トレイシー・スコット・ウィルソン/カーリー・クーリ
出演 ジェニファー・ハドソン/フォレスト・ウィテカー/マーロン・ウェイアンズ/オードラ・マクドナルド
音楽 クリス・バワーズ
制作  2021/米


信仰心に溢れた黒人富裕層の生まれ、公民権運動、幼い頃の不幸な心の傷、そして、生まれ持った漲る才能。
映像冒頭から名前をよく知るミュージシャンが沢山出てくる。
子役もかなりの名唱だが、主役のジェニファー・ハドソン。
これは凄い!生前アレサ本人が抜擢したというのも肯ける。

respect

アレサ本人も若い頃は可愛かったが…
俳優だけあってジェニファーの方が流石に一寸可愛い。

ジェニファーは、あの“ドリームガールズ”に出てた人なんだ。
Cats”にも出てたはずだが、あの映画はど〜でもよろしい。

歌姫は“SING”にも声の出演してたな。


とにかく、この作品はアレサが乗り移ったようなジェニファーを観て、聴けばそれで良い。
ストーリーの方は… 結構長くて退屈。
しかも、エンドロールでホンモノが出てくるのは一寸反則臭いな。

先に封切られた“アメイジング・グレイス アレサ・フランクリン(原題:Amazing Grace)”これにつながって行く。
順番から言えば、本作を観てからドキュメンタリーの方を観たかったかな。
ドキュメンタリーの方は、古い映像で解像度は低い。ピントが甘い。カメラマンが迷ってピントリングがグルグル回る場面も数多い。
“映像作品”として見たらはっきり言って現在のレベルからは見るべき所は無い。

しかし…
もう、冒頭、バックのチャーチ・クワイアの入場シーンから鳥肌(って変だよね。嫌なものへの表現だし)。
アレサの歌が始まると、何故か涙が流れた。

ジェニファーもアレサも“神に祝福された”音楽の使途なんだな…



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